ロックフィッシュロッド選びにハマる！おすすめベイト&スピニングロッド18選

ロックフィッシュ＝根魚は、その名の通り、藻の生えているような岩礁帯や波消しブロック・テトラ付近に棲んでいる魚です。

カサゴ＝ガシラやメバル・キジハタ・アイナメ・ソイなどが代表的ですが、船釣り・ショアから釣りのどちらでも楽しめるので、ロックフィッシュアングラーがどんどん増えていますよ。

そして彼らの釣りを助けるのが、ロックフィッシュロッドなのです。

ロックフィッシュロッドは、ロックフィッシュを狙うために作られたロッドで、岩礁地帯やテトラエリアなどのカバーに生息する魚を釣るのに特化しています。

バスロッドに比べて一段と長さがあるため、ロングキャストや上げ撃ち、カバーを避ける動作に適しています。

ほとんどが2ピースの設計で創られているので、釣り場までの持ち運びが非常に容易になるでしょう。

タックルのご紹介をする前に、ひとつ考えてもらいたいことがあります。

ロックフィッシュゲームが、大きなブームになっているのはご承知でしょう。

それによって、あちこちの釣り場でロックフィッシュが釣り上げられるようになりましたが、小型のものや抱卵したロックフィッシュまでも持ち帰られてしまうようになりました。

これでは全く育たないばかりか、ロックフィッシュがすぐに減少してしまいます。

将来的にも末永くロックフィッシュゲームを楽しむために、小型サイズの魚が釣れた場合は、その場でリリースしてあげるようにしたいものです。

また、産卵がまだ完了していない魚を釣った場合も、できれば同じ場所へそっと戻してあげてください。

「えーっ、せっかく釣り上げたのに逃がしちゃうの？」

だいじょうぶ！逃がした魚はより大きいサイズに育って、ロックフィッシュゲームを楽しませてくれますし、数多くの卵を産んでくれることにもつながります。

魚を獲り尽くすという感覚は、拭い去るようにしたいものです。

ロックフィッシュは複雑な地形の変化や障害物を好む居場所にいますので、食いついたらすぐにその場から強く引き離さないと、上げるのは難しくなるでしょう。

しかし、近年ベイトリールの性能が向上してきたことで、かなりの力で引き離すことが可能になり、軽いルアーより楽にキャストできるようになりました。

この変化に伴い、ロックフィッシュ特化型のロッドの製造も増えてきています。

ロックフィッシュゲームでは、ベイトタックルはもちろん、スピニングタックルを使ったライトゲームも盛んです。

また、ベイトフィネスのバスロッドを転用して、ロックフィッシュゲームに使われるケースもあるようですね。

バスロッドだと少し短い気もしますが、ショートキャストで接近戦を楽しめるシチュエーションならOKでしょう。

ここでは、初心者にもおすすめのロックフィッシュゲームに適したロッドをご紹介しましょう。

ロックフィッシュゲームで使うベイトロッドは、魚の強い引きに負けないような硬くて張りのあるものがおすすめです。

遠投することと岩礁帯からの引き離しを考慮して、長さのあるロッドが数多くラインナップされていますね。

あまり重いものだと操るのがたいへんですから、初心者の人なら軽いロッドを選ぶようにしたいものです。

ダイワのHRFシリーズは。ロックフィッシュを攻略するのに適したロッドばかりをラインナップしています。

7.7フィートモデルを釣り場でチェックしてみました。

自重133グラムと軽めで、35グラムまでのルアーがキャストできるので、遠投アプローチにも向いています。

14グラムのシンカーを取り付けたテキサスリグで、外海に面した岩礁帯を攻略することに。

水深は10メートルぐらいでしょうか、砂地になっているところをまでリグを落とし込んでから、ズル引きで手前に寄せてきます。

岩などに引っ掛かる最初の場所で、ズル引きを止めてロングポーズ。

すると、ゴゴッ！というアタリらしきものが手元に。

この長さでこれだけの感度があるのに驚きましたが、そのうちアタリがラインの走りに切り換わった瞬間に強めのフッキング。

ロッドを垂直に立てておくと、アタリはとりやすいのですが、フッキングするためのストロークが取れません。

そこで少し前方にロッドを倒して、フッキングしやすくするのですが、、このロッドなら振り幅が取りやすいので完璧なフッキングを決めることができました。

グリップ周りもスリムで握りやすいですし、1日中振っていても全然疲れませんね。

シマノのハードロッカーは、ロックフィッシュゲームロッドの中では、長いレングスを採用していることで知られています。

しかもロッドパワーが加味されているので、遠くで魚が食い付いてきても、しっかりとフッキングに持ち込めるのが嬉しい仕様です。

実際に釣り場で試してみたインプレをご紹介しましょう。

全長2.69メートルもの長さがあるのに、自重140グラムはかなり軽く感じられるセッティングです。

ルアーは48グラムのものまでキャストできるので、メタルジグをぶら下げてショアジギングができてしまうくらいの仕様ですね。

セットしたのは、4インチのシャッドテールワームにジグヘッド。

トータルウエイトは、30グラム程度でしょうか。

それをショアからロングキャスト、足場は防波堤ですので高くて安定しています。

軽々50メートルは越えていったでしょうか、クラッチをすぐに入れてカーブフォールさせました。

ベイトタックルですので、スピニングリールのようなフリーフォールは望めません。

代わりにしっかりテンションをかけてカーブフォールさせ、シャッドテールのアクションを際立たせてみました。

着底したので少し躍らせてみると、硬いものに当たっている様子。

たぶん点在するシモリに触れているのでしょう、手元に違和感が伝わってきたら、しばらくそのままステイさせてみました。

カーリーテール系ワームなら、ここでアタリが出るはずですが、シャッドテールですからもっと動かしたほうがいいのでしょう。

ロッドティップを上へ、ボトムからルアーを若干浮かせてからスローにリトリーブを開始。

そのまま30秒ほど引っ張り続けていると、急にハンドルが回せなくなりました。

これは！と思い、フッキングしてみたら、ハードロッカーがキレイに絞りこまれていきます。

でもそのままのされてしまう感じはなく、ロッドパワーで魚を浮かせながら寄せることができました。

20センチ台後半のカサゴで、それ以後も同じポイントから複数のカサゴを抜くことができましたよ。

キャストフィールは申し分ありませんし、引き離しのパワーもじゅうぶん。

ロッドの長さも、長過ぎるとは感じませんでしたから、遠投して沖のブレイクラインを丁寧に攻めたい人におすすめですね。

ロックフィッシュ用のスピニングロッドをご紹介しましょう。

やはりベイトロッドと同じで、硬くて張りのあるものが並びます。

スピニングリールのドラグを締め気味にして、魚が根に潜り込まないようにロッド操作してください。

もしバス釣り経験があるなら、ベイトフィネス用ロッドをロックフィッシュゲームに転用しても面白いかもしれませんよ。

軽量なルアーをイメージ通りにキャストすることが可能でしょう。

ただし、ガイド径が小さいので、あまり太いラインは使わないほうがトラブルを回避できますよ。

ロックフィッシュゲームの楽しみ方や。おすすめの専用ロッドを特集しましたが、いかがでしたか？

この釣りスタイル自体は、最近スタートしたばかりでまだまだ発展途上。

ということは、自分なりの楽しみ方を見つけ出せるチャンスがじゅうぶんに含まれていることに。

専用のロッドやリールを用意して、足繁くフィールドに通ってみませんか？

そこで出会えるロックフィッシュや自然環境から、多くのことが学べるはずです。

2020年には、また新しいアイテムがリリースされますから、そういう刺激も楽しみながらロックフィッシュゲームの醍醐味を満喫してみてはいかがでしょう？