タイラバリールの選び方&おすすめ14選!人気メーカーから厳選してご紹介
船やボートからマダイを狙うタイラバゲームは、今や釣りの大定番として多くのアングラーを楽しませています。 タイラバは使用するタックルが釣果を左右すると言っても過言ではありません。…
FISHING JAPAN 編集部
釣り人であれば誰しも一度は耳にしたことがある、タイラバ。
タイラバで狙うのは、高級魚として名高い「マダイ」です。
タイラバは、本格的な知識がなくても手軽に始められることから、幅広い層のアングラーから親しまれる人気の釣りです。
最近では大きな乗り合い船だけでなく、カヤックに乗って個人でタイラバを楽しむ釣り人も見かけるようになりました。
そのタイラバに用いるロッドですが、各メーカーから様々な種類が発売されていて、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、タイラバロッドを選ぶうえで重要なポイントを解説し、初心者から上級者まで納得して使える、編集部おすすめのタイラバロッドをご紹介します。
ハイエンドモデルからスタンダードモデルまで、メーカーごとに計20種類のロッドをピックアップしていますので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね!
タイラバとは、タイ釣りに使われる専用のルアーを指しますが、それを使った釣りのことを言う場合もあります。
タイラバはヘッド(=オモリの部分)とスカート(=魚を誘うヒラヒラした部分)で構成されています。
名前に「タイ」と付いているとおり、タイラバを用いた釣りはマダイを主なターゲットとして狙います。
ごく浅い水深のエリアでも成立する釣りなので、岸に近くて波が穏やかなケースが多く、初心者の方でも船酔いせず簡単に始められるのがメリットと言えます。
大手釣具メーカー・ダイワの公式YouTubeチャンネル『DAIWA JAPAN』では、タイラバに関する基礎知識を解説した動画が配信されています。
タイラバで使用するタックルやセッティング法、釣り方のポイントなど、一から丁寧にレクチャーしています。
タイラバ初挑戦の方にも分かりやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね!
タイラバロッドとは、タイラバで使用する専用のロッドのことです。
タイラバはキャストするよりも底に落とすことを目的としているため、竿の先が柔らかく、アタリを取りやすいのが特徴です。
また、マダイの強い引きにも耐えられるよう、ブランクスが強めに作られています。
基本的にタイラバロッドは細身で軽い仕様なので、1日中釣りをしても疲れにくいというメリットがあります。
さて、実際にタイラバロッドを選んでいきたいところですが、レパートリーが多く、何を基準に選んだら良いか迷ってしまいますよね。
そこでまずは、タイラバロッドを選ぶうえでチェックしておきたいポイントを3つご紹介します。
ルアーロッドは一般的に、フィート(1フィート=約30cm)という単位を用いて長さを表記します。
タイラバロッドは、6~7フィート(約2m)が主流なため、初めの1本を探している方はこの長さを選ぶようにしましょう。
これを基準にすると、取り回しやすさや感度の良さを重視する方には5フィート前後のショートロッドが、竿先の曲がりやすさや大物の狙いやすさを重視する方には8フィート前後のロングロッドがおすすめです。
また、ファイト中のブレや疲れを低減させるために、グリップ部分は脇で固定しやすい長さのものを選びましょう。
タイラバロッドの硬さは、柔らかい方から順に「L(ライト)」「ML(ミディアムライト)」「M(ミディアム)」「MH(ミディアムヘビー)」「H(ヘビー)」というアルファベットで表記されます。
硬さは基本的に、使用するタイラバや狙うポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。
初心者の方には、標準的な100g前後のタイラバに適した、ML~Mパワーの硬さのロッドが扱いやすいでしょう。
また、柔らかいほどアタリが取りやすく、硬いほどパワーが出るといった特徴を理解し、自分に合った硬さを試してみるのも良いですね。
調子とは、ロッドがどこからどのように曲がるのかを表す用語です。
ロッドの曲がり方の違いによって、操作性や感度が変わってきます。
タイラバロッドの調子には大きく分けて2つのタイプがあるため、それぞれの特徴をご紹介します。
胴調子タイプは、ロッド全体が柔らかくしなる調子に仕上げられたもので、掛かったマダイをバラシにくいメリットがあります。
アタリがあっても等速巻き上げを続けて、フックをしっかり口に掛けることができます。
ただし、全体的に曲がろうとする調子なので、意図的にフッキングして掛けにいくスタイルには向かないかもしれません。
初心者の方は、胴調子タイプの方が掛かったマダイを取り込みやすいでしょう。
スピニングロッドなら前方へのキャストもしやすいので、広範囲を探れるメリットもあります。
最近のベイトリールは高性能で、バックラッシュトラブルも抑えられているため、キャストを絡めたアプローチをベイトロッドでできるようになると、より一層タイラバを楽しめるでしょう。
先調子タイプは、バット部分に張りがあり、ロッドティップ付近でよく曲がる調子に仕上げられています。
硬いからこそ、アタリがあれば積極的に掛けにいけるロッドと言えるでしょう。
初心者の方はフッキングのタイミングが難しいと感じるかもしれませんが、タイラバに慣れてくると先調子タイプのロッドの方が、釣れる数を伸ばしやすいというメリットがあります。
自分の釣りスキルの進捗に合わせて、ロッドを使い分けてみてください。
ここからは、編集部おすすめのタイラバロッドをピックアップしてご紹介します。
先に述べたタイラバロッドを選ぶうえでチェックしたいポイントを踏まえ、Amazonで評価やレビューが高いものを中心にまとめています。
今回は、ダイワやシマノを含む、人気釣具メーカー6社から厳選しました。
ぜひ自分に合ったタイラバロッド選びの参考にしてくださいね!
初心者の方にもおすすめしたい、基本性能が備わった『紅牙 X』シリーズです。
感度とパワーに優れ、浅場から速潮エリアまで様々なフィールドに対応できます。
2ピース仕様で持ち運びにも便利なスタンダードモデルです。
【自重】123g
【ジグ重量】45~200g
【適合ライン】0.6~1.5号
ダイワ(DAIWA) タイラバロッド 紅牙 AP(エアポータブル) N69HB-S AP 釣り竿
感度と強度に優れたティップが特徴の『紅牙 エアポータブル』シリーズは、パワフルな引きにも対応できます。
胴調子はしなやかに曲がる設計で、操作しやすいのも魅力です。
重めのタイラバも使用できるこのモデルは、幅広く活躍する1本となるでしょう。
【自重】106g
【ジグ重量】45~200g
【適合ライン】0.6~1.5号
ダイワ(DAIWA) タイラバロッド 紅牙 AP(エアポータブル) N69MB-S AP 釣り竿
同じく『紅牙 エアポータブル』シリーズの、最もしなやかなモデルです。
軽さが魅力で操作性も高く、浅場でのタイラバに重宝します。
【自重】95g
【ジグ重量】30~120g
【適合ライン】0.5~1.0号
『紅牙 AIR』シリーズは軽量設計で、長時間でも疲れることなく釣りに集中できます。
しなやかで感度が高いにも関わらず、パワーも兼ね備えたオールラウンドなモデルです。
幅広い重さのタイラバに対応できるため、様々なシチュエーションで使い回せる1本です。
【自重】95g
【ジグ重量】40~120g
【適合ライン】0.8~1.5号
シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド タイラバ エンゲツBB 2021 B69M-S/2 オフショア タイラバ
『炎月 BB』シリーズは、初心者の方でも試しやすい価格設定にも関わらず、ブレの低減や繊細な操作性を可能にするスペックの高さが魅力です。
胴調子タイプなので、アタリをはじくことなく安定したゲームを求める方におすすめです。
このモデルは、パワーを必要とするシーンでオールラウンドに使うことができます。
【自重】141g
【ジグ重量】40~150g
【適合ライン】最大1.2号
シマノ(SHIMANO) ロッド 20 炎月(エンゲツ) SS 掛け調子 B66ML-S/RIGHT フォールタイラバ スタンダード
しっかり握り込めるグリップ形状で、ロッドとの一体感を感じられるシリーズ『炎月 SS』は、価格と性能のバランスが良く、初心者からベテランまで様々な層のアングラーから支持されています。
先調子タイプのこのモデルは、掛けてアワせるパワーは十分で、掛けた後のマダイの暴れる引きにも追従できるように仕上がっています。
また、ソリッドティップなので感度は高く、マダイが触ってくるのを見逃さずにフッキング動作へと移ることができます。
【自重】150g
【ジグ重量】30~100g
【適合ライン】最大1.0号
シマノ(SHIMANO) ロッド タイラバ 炎月 リミテッド 乗せ調子 B610ML-S RIGHT スタンダード
握りやすさを追求し、手元の安定感が魅力の『炎月 リミテッド』シリーズは、グリップ形状にとことんこだわっています。
シリーズの中でもオールラウンドに使えるモデルで、しなやかなブランクスが特徴です。
右巻き専用に設計されているため、手首への負担を最小限に抑えています。
【自重】135g
【ジグ重量】30~100g
【適合ライン】最大1.0号
シマノ(SHIMANO) ロッド タイラバ 炎月 リミテッド 乗せ調子 B610ML-S LEFT スタンダード
同じく『炎月 リミテッド』シリーズの、左巻き専用モデルです。
専用設計によりタイラバで重要な等速巻きがしやすく、ブレを低減できます。
【自重】135g
【ジグ重量】30~100g
【適合ライン】最大1.0号
JACKALL(ジャッカル) 21 ビンビンスティック RB BSRB-C66SUL
『ビンビンスティックRB』シリーズは、中弾性カーボンブランクスで作られたタイラバロッドです。
素直に曲がりやすく扱いやすいのが特徴で、誘う、掛ける、取り込むといった動作をスムーズに行えるでしょう。
小口径のガイドシステムを組んでいるので、ロッドの曲がりにラインがしっかり沿う仕組みになっています。
【自重】117g
【ジグ重量】最大120g
【適合ライン】0.6~1.0号
JACKALL(ジャッカル) 21 ビンビンスティック RB BSRB-C69SUL
同じく『ビンビンスティックRB』シリーズのドテラ流し対応モデルです。
長さが2mを超える設計になっていますが、重過ぎることはなく繊細なマダイのアタリをしっかり感じ取ることができます。
外海エリアに出て、ドテラ流しを積極的に行いたい方に向いているタイラバロッドです。
【自重】119g
【ジグ重量】最大300g
【適合ライン】0.6~1.2号
JACKALL(ジャッカル) BIN-BIN STICK BS-C69UL-VCM
粘り強いブランクスの乗せ調子にパワーを持たせた『ビンビンスティックVCM』シリーズは、ジャッカルの中核を担うタイラバロッドです。
ロッド全体でしなやかに追従しようとするため、軽いものから重いものまで幅広いタイラバに対応します。
長さも硬さも取り回ししやすいモデルなので、バーチカルな誘いからドテラ流しまでこなせるようになっています。
【自重】149g
【ジグ重量】最大160g
【適合ライン】0.6~1.0号
JACKALL(ジャッカル) 21 ビンビンスティック エクストロ BXS-S66ML
『ビンビンスティックエクストロ』シリーズは、非常に細くて感度が良いのが特徴です。
タイジギングと併用で使えるこのモデルは、飛距離やパワーにも優れた高性能なタイラバロッドです。
ボートデッキ上では持ち込んだタックルのみで、あらゆるシチュエーションに対応しなければならないため、応用の幅が広いロッドなら重宝するでしょう。
【自重】127g
【ジグ重量】最大100g
【適合ライン】0.6~1.0号
テイルウォーク TAIGAME SSD C61XXH/FSL 大
フルソリッド仕様で、タイの動きに合わせてしなやかに追従するタイラバロッド『タイゲームSSD』シリーズ。
パワー最優先で設計されていて、ガイドはブランクスの負担を減らせるようダブルフットガイドになっています。
こちらは、タイラバでロックフィッシュや青物を狙っていく、パワータイラバを楽しむために生み出されたモデルです。
従来のタイラバに飽きてしまった方は、ぜひこのモデルで新感覚のタイラバゲームを体感してください。
【自重】150g
【ジグ重量】最大300g
【適合ライン】最大2.5号
同じく『タイゲームSSD』シリーズです。
重めのタイラバに対応し、スピニングならではの早い沈下を体験できます。
マイクロジギングにも使用できるため、上級者の方にもおすすめです。
テイルウォーク(tailwalk) TAIGAME TZ SPIRAL LTD C610XUL 16328
『タイゲームTZスパイラルリミテッド』シリーズは、タイラバに欠かせない、タフタイムを制するフルソリッドブランクスを搭載したタイラバロッドです。
しなやかな使い心地が特徴のブランクスと、細身でライトなボディは、水温の低いシーズンでも水の掴みをしっかり感じ取り、掛かったタイを暴れさせずしっとり巻くことができます。
このモデルはマダイのダイレクトなファイトを感じられるため、シャローゲームやスーパーライトジギングにも最適です。
【自重】128g
【ジグ重量】最大100g
【適合ライン】最大0.8号
アブガルシア(Abu Garcia) タイラバ ロッド ベイト オーシャンフィールド TaiRubber. OFTC-672LT-80 真鯛 ベイトロッド 2ピース マダイ
幅広いラインナップで自分に合ったモデルを探せる『オーシャンフィールド タイラバ』シリーズです。
タイラバ以外にもシーバスやタチウオにも転用可能な、汎用性の高い1本です。
価格と性能のバランスが良く、これからオフショアのタイラバを始める方におすすめできます。
【自重】130g
【ジグ重量】40~100g
【適合ライン】最大1.5号
アブガルシア(Abu Garcia) タイラバ ロッド ソルティーステージ KR-X STC-703LS80-KR ベイトロッド 3ピース パックロッド ソリッドティップ
ロングタイプのタイラバロッドを展開する『ソルティステージKR-X タイラバ』シリーズは、波が高いときでも衝撃を吸収するため安定した釣りを可能にします。
フルソリッドでしなやかな曲がりを実現し、感度の高さも魅力です。
また、持ち運びが便利な3ピースタイプなので、遠征にもおすすめの1本です。
【自重】143g
【ジグ重量】50~120g
【適合ライン】最大1.5号
アブガルシア(Abu Garcia) ロッド スピニング エラディケーター セブン スペシャル ESSS-74UL60-FS-L 船竿 マダイ タイラバ スピニングロッド 1ピース 宮崎船長 フルソリッド
完全フルソリッドモデルで、曲がり、強度、感度のバランスに優れた『エラディケーター セブン スペシャル』シリーズです。
自重の軽量化やネジレの防止など、基本スペックにも配慮して作られています。
グリップが長く、大型のマダイにも対応できるタイラバロッドです。
【自重】159g
【ジグ重量】20~80g
【適合ライン】最大1.2号
メジャークラフト 2代目ソルパラX タイラバ 2ピース SPXJ-B692LTR/ST 4573236272337
基本性能を兼ね備えたコスパの高い入門用ロッド『NEW ソルパラ タイラバ』シリーズは、初心者の方におすすめです。
小さなアタリも逃さないソリッドティップモデルと、ドテラ流しに対応したチューブラーモデルのラインナップがあり、自分に合ったタイラバロッドを選ぶことができます。
軽めのタイラバを使用したゲームに最適なこのモデルは、2ピース仕様で持ち運びもしやすく、瀬戸内海や明石周辺でタイラバを楽しみたいときに使いやすい1本です。
【ジグ重量】最大80g
【適合ライン】0.6~1.2号
メジャークラフト タイラバロッド ベイト 3代目 クロステージ 鯛ラバ CRXJ-B69ULTR/ST 6.9フィート 釣り竿
ネジレに強い機能を搭載した『3代目 クロステージ タイラバ』は、大型のタイでもパワーを発揮し安定したやり取りが可能です。
強度も高く耐久性に優れているため、長く使い続けることができます。
ソリッドティップでしなやかな曲がりを実現し、アタリを取りやすいため、タイラバに慣れていない方にもおすすめです。
【ジグ重量】最大80g
【適合ライン】0.6~1.2号
釣りで不動の人気を誇るターゲット・マダイを狙えるタイラバは、初心者からベテランまで幅広い層のアングラーに人気の釣法です。
「大きいマダイを狙いたい」
「ライバルとは違う攻め方をしたい」
「タフコンディションでも絶対に釣り上げたい」
タイラバは、やればやるほど理想が膨らんでいく奥深い釣りです。
特別な知識は必要なく、誰でも手軽に始められるからこそ、タックル選びにはこだわりたいものです。
タイラバロッドは各メーカーから多種多様なスペックのものが販売されているので、この記事で紹介した選び方を参考に、自分に合ったロッドを探してみましょう。
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FISHING JAPAN 編集部この記事に関するよくある質問
タイラバはキャストするよりも底に落とすことを目的としているため、竿の先が柔らかく、アタリを取りやすいのが特徴です。また、マダイの強い引きにも耐えられるよう、ブランクスが強めに作られています。基本的にタイラバロッドは細身で軽い仕様なので、1日中釣りをしても疲れにくいというメリットがあります。
タイラバロッドを選ぶポイントは、長さ・硬さ・調子の3要素です。初心者の方には、主流な6~7フィートの長さで、標準的な100g前後のタイラバに適した、ML~Mパワーの硬さのロッドをおすすめします。調子は自分の釣りスキルの進捗に合わせて、先調子と胴調子を使い分けましょう。
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