【2024年12月】チニングロッド特集！ハイエンドモデルから汎用性の高いロッドまで23選

クロダイやキビレなどの人気魚種を狙えることから、釣り人の間でもファンの多いチニング。

これらの魚は大型になると50cmを軽く超えてくるため引きのパワーは強烈で、ヤワなルアーなら壊されてしまうこともしばしばです。

そんなチニングに用いるロッドですが、メーカーごとに特徴や強みが異なるため、初心者の方は特にどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、チニングロッドを選ぶうえで重要なポイントを解説し、初心者から上級者まで納得して使える、編集部おすすめのチニングロッドをご紹介します。

人気釣具メーカーからおすすめのロッドをピックアップしていますので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね！

チニングとは、海や河川の汽水域に棲むチヌ（＝クロダイ、キビレ）をルアーで狙うゲームスタイルのことです。

クロダイやキビレは雑食性の魚なので、チニングで使用するルアーには様々なものが用意されています。

ルアーを変えれば多様な釣り方で楽しむことができ、身近なフィールドで年中狙えることもあって、幅広い釣り人から人気の釣法です。

また、専用タックルを用意しなくても、シーバスロッドやショアジギングなどのライトゲーム用タックルを代用してチニングを楽しむこともできます。

しかし大型のチヌが掛かった場合に対応できなかったり、ボトムの微細な変化を感じ取りにくかったりと、不安要素が残ってしまうのも事実です。

そのため、チニングにはやはり専用のロッドを用意したいものです。

大手釣具メーカー・ジャッカルの公式YouTubeチャンネル『JACKALLSTATION』では、チニングに関する基礎知識が解説しています。

チニングで使用するタックルや狙うポイント、誘い方など一から丁寧にレクチャーされています。

チニング初挑戦の方にも分かりやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね！

チニングロッドとは、チニングで使用する専用のロッドのことです。

チニングではチヌの小さなアタリでも感じ取れる繊細さが必要になるため、ティップ（穂先）が柔らかく作られているのが特徴です。

また、チヌの強い引きにも耐えられるよう、ブランクスが強めに作られています。

スピニングロッドとベイトロッド、チューブラーティップとソリッドティップなど、様々なタイプに分類されるので、自分に合ったロッドを見つけやすいのもチニングロッドの魅力です。

先に述べた通り、チニングロッドはタイプ別に分類することができます。

ロッド選びの前に、目的に応じたタイプに絞っておくとスムーズに進められるのでおすすめです。

どのようなシチュエーションでチニングロッドを使いたいかを思い描いたら、自分に合うタイプを探してみましょう。

チニングロッドには、スピニングロッドとベイトロッドの2種類があります。

ベイトロッドはベイトリールと組み合わせて、スピニングロッドはスピニングリールと組み合わせて使用します。

遠投して広範囲を探りたいのであれば、スピニングロッドを選びましょう。

スピニングロッドはラインがスムーズに伸びるためライントラブルを抑制でき、キャストもしやすいので初心者の方にもおすすめです。

一方、フッキング後にあまりラインを引き出されたくない場合は、ベイトロッドを選ぶと良いでしょう。

ベイトロッドは太いラインを用いることができるため、ボトムに変化のある場所でも根ズレを気にせずやり取りできます。

まずはスピニングロッドでチニングに慣れ、より複雑な操作が楽しめるベイトロッドに変えるのもひとつの手です。

チニングロッドの竿先（ロッドティップ）にも、大きく分けて2つのタイプがあります。

穂先からバットが空洞になっているチューブラーティップと、ロッドの断面が詰まっているソリッドティップです。

チューブラーティップは一般的なロッドの感覚に近く、高感度でアタリが分かりやすいため掛け釣りに向いています。

対するソリッドティップはしなやかで曲がりやすく、アタリに対して穂先の力でフッキングされやすいので、乗せ釣りに適しています。

大物狙いやアクションを付けた釣りを楽しみたいときはチューブラーティップを、軽量のルアーで違和感なく食い込ませたいときはソリッドティップを使うなど、使い分けることも大切です。

さて、実際にチニングロッドを選んでいきたいところですが、レパートリーが多く、何を基準に選んだら良いか迷ってしまいますよね。

そこでまずは、チニングロッドを選ぶうえでチェックしておきたいポイントを3つご紹介します。

ルアーロッドは一般的に、ft（フィート）という単位を用いて長さを表記します。

1ftは約30cmです。

初めの1本としてオールラウンドに使えるチニングロッドを探している方は、7ft台半ば（約2.3m）のロッドを選ぶようにしましょう。

この長さであれば、ルアーの操作性と遠投性のどちらも兼ね備えています。

これを基準にすると、取り回しやすさや感度の良さを重視する方には短めのショートロッドが、遠投性を重視する方には長めのロングロッドがおすすめです。

どのようなスタイルでチニングを楽しみたいかを考え、それに合わせた長さ選びをすることが大切です。

チニングロッドの硬さは、柔らかい方から順に「L（ライト）」「ML（ミディアムライト）」「M（ミディアム）」というアルファベットで表記されます。

硬さは基本的に、キャストして操るルアーのウェイトに合わせて選ぶのがおすすめです。

初心者の方には、汎用性の高いMLパワーの硬さのロッドが扱いやすいでしょう。

これを基準に、10g以下の軽量なルアーを使用する場合はLパワーのロッドを、重めのルアーで飛距離を出したい場合はMパワーのロッドを選ぶと良いですね。

バットパワーが十分であれば、ロッドティップは食い込み重視で柔らかめでも大丈夫です。

その方がルアーを操作しやすく、ボトムの変化なども確認しやすいでしょう。

基本的には柔らかいほど軽いルアーが投げやすく、硬いほどパワーが出るといった特徴を理解し、自分に合った硬さを見つけましょう。

調子（テーパー）とは、ロッドがどこからどのように曲がるのかを表す用語です。

ロッドの曲がり方の違いによって、操作性や感度が変わってきます。

チニングロッドの調子には、大きく分けて「ファースト」「レギュラー」「スロー」の3種類があります。

ファーストはロッドの先端部分から曲がりやすく、反対にスローは手元に近い部分から曲がりやすい仕様です。

レギュラーはその中間にあたります。

チニングロッドの場合、操作しやすく感度に優れたファーストの調子がおすすめです。

スローやレギュラーの調子を選ぶと、フッキングがうまく決まらない可能性が出てきてしまいます。

チヌからのバイトを感じたときに、しっかりロッドを振り上げて硬いチヌの上アゴを貫通させるためには、ベリーからバットにかけて張りのあるファーストの調子が扱いやすいでしょう。

初めに説明したとおり、チニングロッドは他のロッドでも代用できます。チニングを始めるか迷っている方は一度手持ちのロッドを使って試してみると良いでしょう。

たとえばアオリイカをターゲットにしたエギングロッドであれば、30g前後のルアーをキャストするのに向いています。

さらにエギングロッドはファーストテーパーのブランクスのものがほとんどなので、ルアーにアクションを加えるのにも適していると言えます。

エギングが楽しめるエリアには岩礁帯や藻が点在しているため、チヌの気配も感じられるでしょう。

チヌを狙うときは、ラインに結んでいるエギを少しの間だけ取り外して、チニング専用のルアーに変えてみてください。

30g前後のチニングルアーと言えば、ジグヘッド＋ワームやミノーなどが挙げられます。

最近ではライトショアジギングで使うような、20g前後のメタルジグにもチヌがバイトしてくることがあるようです。

その場合は、スロージギングに用いるフォールのゆったりとした、幅広デザインのシルバーやピンク、オレンジカラーなどをローテーションしてみましょう。

リフト＆フォールで誘って、ボトムでメタルジグを寝かしてしまっても構いません。

チヌが下アゴで押さえにくるところを、しっかりフッキングすればバッチリ掛かりますよ。

ここからは、編集部おすすめのチニングロッドをピックアップしてご紹介します。

先に述べたチニングロッドを選ぶうえでチェックしたいポイントを踏まえ、Amazonで評価やレビューが高いものを中心にまとめています。

今回はダイワやシマノを含む、人気釣具メーカーから厳選しました。

ぜひ自分に合ったチニングロッド選びの参考にしてくださいね！

ダイワのチニングXシリーズは、クロダイ専用調子に作られたチニングロッドです。

しなやかに曲がるティップのおかげで、バイトを弾かず高い操作性を叶えます。

手持ちのグリップ部は細身でロッドを握りやすくしています。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.29m
【自重】122g

ダイワ独自の技術をふんだんに搭載したシルバーウルフシリーズは、ロッド性能の高さに定評があります。

ロッド本体のカーボン素材は、密度が高い分強度なブランクスに仕上がっています。

こちらのモデルは広大なエリアや足場の高い堤防からの釣りにも最適な、ソリッドティップ仕様のロングロッドです。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.39m
【自重】96g

同じくシルバーウルフシリーズのチニングロッドです。

こちらのモデルはしなやかなチューブラーティップと短めのブランクスが特徴で、操作性を重視して作られています。

チヌのバイトも弾かずフッキングに持ち込めますよ。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.21m
【自重】87g

ダイワブランドの中でも、ロッドティップの感覚性に特別な重きを置いた一品です。

穂先の湾曲は視覚的に容易に確認でき、さらに特徴的なのは蛍光塗料によりガイドが塗られていることです。

さらに、グリップ部分は振動を捉えやすい設計となっており、視覚だけでなく触感によってもビットを察知することが可能です。

【ロッドタイプ】 スピニングロッド
【全体の長さ】 1.47m
【商品の重さ】 112g

シルバーウルフシリーズのベイトロッドです。

手元に重心がくるようなアルミパーツを採用し、細かなアクションを可能にしています。

様々なルアーに対応しており、スピニングロッドでは物足りない方にもおすすめです。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】2.18m
【自重】85g

初心者からベテランまで幅広い層の釣り人から人気のソルパラシリーズです。

グリップ形状やガイドセッティングなど細部にまでこだわり、より快適な使い心地を追求しています。

こちらのモデルはティップが繊細に作られており、ボトムやズル引きの釣りにも安心して使うことができます。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】7.8ft

クロステージシリーズは、ソルパラに比べブレやネジレに強い仕様になっています。

こちらのモデルはロングキャストに向いており、広いフィールドでも難なく使いこなすことができます。

チューブラーティップ仕様なので、アタリも取りやすいでしょう。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】7.8ft

ルアーの操作性とパワーを両立した、チューブラーティップのチニングロッドです。

軽く小さいルアーでも飛距離を出せるため、幅広い釣り場で重宝します。

しなやかなティップの曲がりは繊細な操作を可能にし、多くの釣り人を魅了しています。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】7.6ft

シマノのチニングロッドシリーズの中でコスパに優れているのが、こちらのブレニアスBBです。

ルアーの操作性、飛距離、パワーのバランスが良く、初めの1本にもおすすめできます。

こちらは多様な釣りスタイルに対応でき、様々なフィールドで活躍するモデルです。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.34m
【自重】100g

こちらは、ブレニアスシリーズのハイエンドモデルにあたるエクスチューンです。

自重が軽い分感度が非常に高く、繊細なアタリも逃しません。

重めのルアーにも対応するので大物狙いにも最適です。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】2.29m
【自重】93g

同じくエクスチューンのスピニングロッドです。

テクニックやシーズンを問わず活躍するこちらのモデルは、汎用性が高く最もスタンダードな仕様です。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.34m
【自重】95g

エクスセンスシリーズは、コンパクトに仕舞えるので持ち運びしやすいモバイルロッドです。

シマノ独自設計により曲げやネジレに強く、強度に優れています。

2ピースロッドとは思えないスペックで、引きの強いチヌにも安心して使うことができます。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.9m
【自重】141g

渓流釣り向きの3ピースロッドですが、チヌ釣りにも応用できます。

軽めのルアーを繊細に扱うことができ、操作性に優れているのが特徴です。

なるべく軽装備で釣りに出かけたい方にもおすすめです。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】1.4m
【自重】77g

アブガルシアのソルティースタイルは、コスパに優れており初心者の方にもおすすめのチニングロッドです。

ティップにはアタリの取りやすいチューブラーが採用されているので、感度を重視したモデルと言えます。

こちらはワームを使った底狙いに向いています。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.34m
【自重】107g

同じくソルティースタイルシリーズです。

こちらのモデルは遠投性に優れており、広大なフィールドでも活躍します。

チューブラーティップなのでアタリが取りやすく、底付近を探るのに最適な仕様になっています。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.52m
【自重】123g

ソルティーステージのチニングモデルは、パワフルなロッドだと言えます。

遠投も可能でありながら扱いやすいという特性から、さまざまな釣り場で非常に活躍します。

その多目的性はチニングだけでなく、他の用途にも適応する柔軟性があり、その点も強みとなっています。

【ロッドの種類】スピニング
【全体の長さ】2.31m
【自身の重さ】107g

こちらは大物にも対応できる強さと、軽量な仕掛けを操る繊細さを併せ持ったシリーズです。

チヌの強烈な引きにも耐えられるパワーがあるので、様々なシーン活躍するでしょう。

アタリを取りやすく感度に優れたチューブラーティップ仕様です。

【ロッドタイプ】スピニング
【全長】2.38m
【自重】103g

実は、バス釣り用のベイトフィネスロッドにもチニング向きのものがあります。

ベイトフィネスの釣り方がライトゲームなどの汎用性に優れており、かなり軽量のルアーでもキャストできるため、様々なシチュエーションに対応できるのです。

ベイトフィネスロッドの中には、ロッドティップがソリッドになっているものがあります。

これがチニングには効果的で、ショートバイトを弾くことなくルアーを口の中に吸い込ませ、フッキングに持ち込める状態を作り出してくれるのです。

実際にチニングロッドにも採用されているソリッドティップは、急なバイトにも俊敏に対応でき、ボトムの変化をなぞるようにトレースしやすいのも魅力です。

ボトムの引っ掛かりに対してすぐにティップを曲げてくれるので、引っ掛かりから外れてもルアーが大きく跳ね上がることはありません。

またベイトフィネスロッドのメリットとして、極小で軽量なルアーでもキャストできることが挙げられます。

そのため、チヌが泳いでいる姿を見かけたときにサイトフィッシングを展開するのにも向いていますね。

チヌだけでなく他の釣りにも活用できる、汎用性の高いロッドを探している方はバス釣り用のベイトフィネスロッドがおすすめです。

テイルウォークのFULLRANGEシリーズは、様々な条件下で威力を発揮する汎用性の高いモデルです。

魚の状態や季節による些細な変化にも対応できるよう、基本性能と感度にこだわっています。

ソリッドティップなのでチヌに違和感なくバイトさせることができます。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】6.7ft
【自重】115g

同じくFULLRANGEシリーズの別モデルです。

こちらはよりパワー性能に優れており、底付近を確実に狙いたいときにもおすすめです。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】6.7ft
【自重】120g

ダイワ独自の技術で、負荷がかかったときにもネジレを抑制することができます。

近距離での釣りだけでなく遠投にも向き、スペックの高い1本です。

重めのルアーに対応しているので、大型チヌを狙いたいときにも重宝します。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】2.18m
【自重】126g

ヤマガブランクスのベイトロッドは、品質に拘り抜いたタックルを豊富に揃えています。

多くの重さのルアーを使用することができ、ロングキャストも可能なため、非常に使い勝手が良いと評価されています。

取り扱いが容易で長さが気にならない利便性も特徴の一つで、繊細なやり取りにも対応可能です。

【ロッドの種類】ベイト
【全長】2.49m
【自重】83g

低価格帯で手に入れやすいにも関わらず基本性能が優れているので、入門ロッドに適したチニング向きのベイトロッドです。

手元は握りやすいリールシートを採用しているのでバイトを感じ取りやすく、ブランクスは軽量化と強度を両立させています。

こちらのモデルは様々なルアーに適合し、フィールドも選ばないのでオールラウンドに使えます。

ティップはショートソリッド仕様です。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】2.21m
【自重】106g

同じシリーズのチューブラーティップ仕様のベイトロッドです。

ソリッドティップにはない感度を実現し、チヌのわずかなアタリも逃しません。

ロングキャストも可能なので広範囲に探ることができます。

【ロッドタイプ】ベイト
【全長】2.36m
【自重】114g

チニングは引きが強くゲーム性も高いことから、多くの釣り人を魅了し続けています。

様々な場所で手軽に楽しむことができるのも、チニングが人気の理由のひとつでしょう。

特別な準備は必要なく、基本のタックルを揃えるだけで手軽に始められるからこそ、ロッド選びにはこだわりたいものです。

今回ご紹介した選び方やおすすめのロッドを参考にして、自分にぴったりの1本に出会ってくださいね！