男性 黒鯛 写真

落とし込み釣りの三大要素のひとつ「エサ」の選定で勝負は決まる!春先のクロダイ釣りの必殺エサとそれぞれのアワセ方はこれだ!

FISHING JAPAN 編集部

落とし込み釣りの三大要素と言えば、ポイント(場所)、タナ、そしてエサです。

今回は、落とし込み釣りで使用するエサについて、春先の低水温時から気温が上昇する5月頃までのものを解説します。

クロダイはどんなエサが一番好きなのか?

ここ20年ほどの間、冬場の低水温時から気温が上昇するゴールデンウイークぐらいまでの落とし込み釣りのエサは、ずいぶん変化してきたと言えるでしょう。

アタリエサと呼ばれるエサを使うと、他の釣り人は釣れないのに自分だけ釣れるということがあります。

では、どんなエサが一番なのでしょうか?

実は、落とし込み釣りのエサは、釣り場の堤防に着生している生物が基本となります。

そのため当然、その地域によって、季節のメインになるエサが変わってくるのです。

一方で、過去の経験から全国的に見ても、地域を超えて共通するエサも多くあります。

代表的なものは、イガイ(カラス貝)、イワガニ、フジツボなどがあげられます。

外道がいない季節や場所では、活きエビ、虫エサなども全国的に通用することが多いです。

大阪湾、神戸港におけるエサの変遷をふりかえると、エサの不思議さを感じないではいられません。

ここ数年の大阪湾メインエサは、パイプ・アオコガネ・イワガニ!

パイプ アオコガネ 写真

パイプ アオコガネ

冬場から春先にかけての必殺エサと言えば、2000年から10数年の間は、圧倒的にパイプが一番と言っても過言ではないでしょう。

特に、神戸七防を中心にひろがったパイプは、瞬く間に堤防一面を覆いつくしてしまいました。

それまでは、タンクガニ、フジツボ、地エビ、イワガニを春先までのエサとして、少数の落とし込み釣り師たちだけがパイプを使っていたぐらいでしたが、このエサの出現で、冬場の落とし込み釣りが一般的になったとまで言われました。

何年か経つと、たくさん生息していたパイプがかなり少なくなり、それとともにアタリエサにも変化が見られるようになりました。

確か4年程前の春先だったと思いますが、パイプではほとんど釣れず、アオコガネしか喰わなかったことがありました。

イワガニ 写真

イワガニ

イワガニは、かなり以前から使われている基本エサの一つです。

数年前からは、このイワガニがアタリエサになることが多くなっています。

冬場から春先の落とし込み釣りのエサは、パイプ、アオコガネ、イワガニを用意すればいいでしょう。

エサによるアワセのタイミングを覚えましょう!

落とし込み釣りのアワセの基本は、即アワセです。

パイプをエサにタナアタリが出たときは、即アワセで良いことが多いのですが、底のアタリはゆっくりと聞き合わせてから、アワセることも大切です。

イワガニもタナは同じ即アワセでチヌが針に乗ることが多く、着底後はコツンと前アタリがでることが多いので、ひと呼吸おいてアワセます。

アオコガネは、タナでのアタリは即アワセで乗ることも多いのですが、底でもぞもぞとしたアタリが出るときは、重みを感じてからアワセたほうが良いようです。

春先の大型クロダイは浅ダナにいる!

低水温時には、多くの人が深ダナや底を中心に狙うことが多いですが、春が来て気温が上がり始めると、クロダイは1ヒロぐらいの浅ダナに滞在することが大部分です。

したがって、クロダイが人の存在をあまり感じない平日の釣りや、早朝にはなるべく身を隠して、静かに浅ダナを狙うことを推奨します。

エサを間違うとアタリをつくれない!

落とし込み釣りの大会などで下見ができるときは、アタリエサを確認できる機会になります。

盛期の釣りで、イガイでバンバン釣れるときはイガイ1本で勝負しても良いのですが、アタリが少なく、他の釣り人の釣果も少ない時は、3種類ほどのエサを用意してアタリエサを探しましょう。

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