ウナギ釣りってしたことある?天然うなぎの釣り方・捌き方・食べ方までご紹介!
釣り人の皆さん、ウナギはお好きですか? 夏になると食べたくなる魚です。 実はウナギって、都会近くの川でも結構釣れるんですよ! 今回はそんなウナギの釣り方や捌き方、食べ方、更…
FISHING JAPAN 編集部意外と近所で釣れる天然ウナギ
近所の河川や都会のオフィス街の河川でもウナギが釣れることを知っていますか?
さらにウナギ釣りはシンプルな仕掛けで挑戦でき、難しいテクニックも不要なので初心者でも簡単です。
ここでは、ウナギの釣れる時期から釣り方、仕掛け、釣った後の注意点までご紹介します。
近年は天然のウナギの価格が高騰し、手軽に手に入れられなくなってきました。
そんな今だからこそ、スーパーで買わず自分で釣り上げてみませんか?
ウナギを食べたい人もウナギ釣りを楽しみたい人も、是非最後までチェックしてください!
目次
ウナギ釣りのおすすめ時期はズバリ、冬以外です。
ウナギが活発に動き回って補食を繰り返すのは、春、夏、秋にかけての間なので、具体的には3月から11月までの間に当たります。
日本では土用の丑の日に食べる習慣があることから、ウナギは夏が旬なイメージがありますが、意外と季節を問わずに釣ることができます。
そのような幅広い時期の中でも特に美味しいと言われているのが、産卵のために海へ向かっている時期に当たる8月から9月です。
時期が分かれば次は場所についてです。
ウナギは、街中の河川なら広い範囲で狙って釣ることが出来ます。
海に近い汽水域(淡水と海水が混ざった水域)でも、釣れるケースがあります。
特にオススメのポイントはウナギが隠れることのできる障害物が多い場所です!
例えばテトラポットや捨て石、水草の周辺を棲み家にすることが多いです。
ちなみに川の流れの速い場所は大型のウナギが狙えるのに対し、流れがゆるやかな場所は数が多く狙えるので、お好みのターゲットと釣り方をもとに場所を選択してください。
時間帯は、いつでも釣れるとはいえ、昼間より夜中のほうがいいでしょう。
ウナギは基本的に夜行性のため、日没から2時間程度経った頃がベストタイミングです。
ちょうどお腹を空かせたウナギを狙えます。
天気が曇りの日などは夕方の早い時間からでも釣れますよ。
※この記事で紹介している商品は全て釣りのプロフェッショナルが豊富な知識と経験をもとに厳選したアイテムです。
ウナギ釣りで使用するエサは、とてもシンプルです。
時期によって変化を付ける必要はありません。
おすすめのエサは、ミミズ・どじょうなどの生きた小魚・エビでしょう。
時期に関係なくどれも手に入りやすいエサなので助かりますよね。
中でも、ミミズやエビはウナギの食いつきもいいですよ。
ウナギ釣りにおすすめのロッドは、汎用性の高い振り出しタイプが扱いやすいでしょう。
仕掛けを遠投することができますし、置き竿にしていてウナギが掛かっても、柔軟な曲がりで対処してくれます。
リールシートにがっしり感のある丈夫なロッドなら、大きめのスピニングリールを装着することもできますよ。
ウナギ釣りの場合、夜中に仕掛けを放置して誘うことから、ウナギが掛かってもすぐに対応することが難しいということが多いです。
しばらく泳がせたウナギを、強引に引き寄せて取り込む作業が必須となりますから、ラウンドノブを標準装備したジギング用の大型スピニングリールを選択するのもいいかもしれません。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 18 ステラ 4000XG サーフ ヒラスズキ ショアジギング・キャスティング
スピニングリールには、ナイロンラインの5号クラスを150m以上巻いておきましょう。
夜中に河川で釣りをするので、どんな障害物に引っ掛かるか分かりません。
強引に引き離して、少々擦れてもラインブレイクしないものを道糸に選ぶようにしましょう。
PEラインでもかまいませんが、太い号数になるので糸ヨレ等のトラブルが発生しやすくなるため注意してください。
スピニングリールからの道糸に、中通しタイプ(道糸に通して使うタイプ)のおもり30g前後とヨリモドシ・ローリングスイベルをつないでください。
そこにハリスとウナギ針を付ければ、仕掛けは完成です。
道糸が5号なら、ハリスも3号から5号に合わせるようにしましょう。
あらゆる時期のウナギ釣りにも対応できる仕掛けになっています。
VARIVAS(バリバス) ナイロンライン スーパーソフト 150m 3号 12lb クリアブルー
がまかつ(Gamakatsu) うなぎ針 三越うなぎ(糸付 徳用) 13号 ハリス4号 30本 茶 11547
置き竿でアタリを待つ
ウナギ釣りでは、釣れる時期に仕掛けを作って河川に投げ入れ、しばらく放置するという釣り方がベストです。
先程紹介した仕掛けにエサを付けて投入し、あとはアタリがあるのを待つだけです。
ロッドの先端に鈴をつけると暗い釣り場でも音で知らせてくれるので、アタリが分かりやすくなりおすすめです。
また、実際の釣行では、夜中の釣りですし長めのロッドになるので、周囲に人がいないか確認してからキャストすることを心がけてください。
ウナギは死ぬと臭いがきつくなるのでできるだけ鮮度を保つ必要があります。
せっかく釣ったウナギを家に持ち帰っても、ダメになってしまっていたら頑張って釣った意味がないですよね。
生きたまま持ち帰るのに下記2つのポイントを押さえてください。
いざウナギを釣り上げてみると針を飲んでしまっていることが多いです。
そんな時は、強引に針を抜くのはやめてください。
ウナギのぬるぬるした粘液のせいで外すのも一苦労ですし、何よりウナギが弱ってしまいます。
針飲みしたものはいさぎよくハリスを切断しましょう。
ウナギは自分で針を吐いて外すことができますし、酸素を充分与えれば生きたまま持ち帰れます。
ウナギは皮膚呼吸ができるので半分浸かるくらいの水量で問題ありません。
中途半端に水の量があると、ウナギが出すぬるぬるの粘液で窒息してしまいます。
ウナギは酸欠には弱いので気をつけましょう。
ウナギが逃げないように高さのある容器がおすすめ
前述した2点を踏まえて、生きて家に持って帰った後も、さらに少しご手間を掛ける必要があります。
ウナギは川魚なので、泥臭さを消すために泥抜きが必要です。
特に、自宅に持って帰って直後のバケツ内の水はウナギの吐き出した針や血で汚れていることが多いです。
ウナギが死なないように、速やかに清潔な水に変えてあげましょう。
泥抜きは、最低でも2~3日を見て行うことが好ましいです。
水道水でも問題ないので、ウナギが浸かれる程度の水を入れた容器を、日陰になる箇所に設置してください。
さらに、ウナギは逃げる力が強いため、容器に蓋が無いと逃走の可能性があります。
その為、忘れずに蓋を用意しておくことが大事です。
また、2~3日で泥抜きを施す間、その都度、水が汚れていきますから、清潔な水に変えてあげるべきです。
水を変える際にも、ウナギが逃げ出さないように気をつけましょう。
こういった手間をかける泥抜きですが、釣り人によれば、「消化管等を丁寧に取り除くと泥抜きは不要」と主張する者もいるそうです。
泥抜きを行うとウナギを絶食させるため、脂肪だけでなく美味しさの成分も徐々に減ってしまうと言われています。
釣った川の水が清流であれば、泥抜きは必要ないかもしれません。
泥抜きが終了し、ようやく調理に取りかかることができたところでもう一つの注意点があります。
ウナギの血液には、イクチオヘモトキシンという毒性物質が存在します。
この毒が口や傷から体内に入り込むと、炎症を起こす恐れがあります。
さらに、毒がついた手で目を触ってしまうと、結膜炎を引き起こす可能性があり、最悪の場合、視力を失うこともあります。
ウナギを調理する際には非常に注意が必要です!
ウナギの解体が初めての方は、血が跳ねにくい背開きにすると安全に作業を進められます。
少々恐ろしい説明になってしまいましたが、このウナギの毒はタンパク質で、60℃以上の温度で5分以上加熱することで無毒化します。
しっかりと加熱調理されたウナギは安全に食べることができますので、毒への心配は不要です。
どうぞ安心して美味しいウナギ料理をお楽しみください。
ウナギのさばき方についてはフィッシングジャパンの過去の記事で紹介しています。
そこでは分かりやすい動画を紹介しているので参考にしてみてください。
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FISHING JAPAN 編集部ウナギの釣りの仕方について、文章だけでは理解しにくい方は、この動画も見てみてください。
初心者の方にも分かりやすいように丁寧に説明していますよ。
ウナギは現在、悲しいことに絶滅危惧種に区分されています。
これから美味しいウナギが食べられなくなるのは辛いですよね。
そんな貴重なウナギを守るために禁漁期間が設定されていたり、遊漁権を購入する必要がある場合もあります。
禁漁期間やその他のルールは地域によって違うので、ウナギ釣りに挑む際には必ず事前に各自治体へ確認を行ってください。
また、実際に夜の川でウナギ釣りを行う場合は近隣の迷惑にならないよう節度を持って楽しみましょう。
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FISHING JAPAN 編集部この記事に関するよくある質問
ウナギ釣りは冬以外であれば楽しむことができますが、食味が一番いいのは8月~9月です。釣る時間帯は日没から2時間程度たった頃がベストです。ウナギは夜行性のため、昼よりも夜に釣りに行くようにしましょう。
ウナギの食いつきがいいのはミミズやエビです。生きた小魚やエビもおすすめです。どのエサも時期に関係なく手に入れることができます。また、時期によってエサに変化をつける必要もありません。
ウナギは死ぬと臭いがきつくなるので、生きたまま持ち帰るようにしましょう。また、釣ったウナギを調理する前には泥抜きが必要です。また、ウナギには毒があるので捌く際にも細心の注意を払いましょう。
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