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ダツは超危険!釣り人やダイバーに刺さる事故が起こりやすいサヨリに似た魚
この写真の魚の名前を知っていますか?
サヨリだと思った方が多いのではないかと思いますが、この魚はダツと言います。
鋭く尖ったくちばしのような口が特徴のこの魚は、非常に危険な魚として知られており、漁師の方の中にはサメ以上に恐ろしい存在だと話す人もいるほどです。
なぜダツはこんなにも恐れられているのでしょうか?
この記事ではダツの特徴やサヨリとの見分け方、危険だと言われている理由、釣り方、さらにはあまり知られていない調理方法まで、余すことなくお伝えしていきます。
目次
ダツはどんな魚?
ダツは、細長いフォルムが特徴の、ダツ目に属する魚です。
ダツ目の魚といえば、サンマが有名です。
ダツは長いくちばしに似た口で、その内側はノコギリ状の歯に覆われています。
熱帯や亜熱帯の海に棲んでいて、日本には4属8種類のダツがいるといわれています。
比較的浅いエリアで見ることができ、表層付近を泳いでいるケースが多いです。
釣れるときも、ほとんどが表層でバイトを受けています。
産卵期になると産卵期を迎えたダツは藻の生えている場所に集まり、卵を産み付けます。
ショアジギングの外道として有名なダツ
ダツは、かなりの数で群れて泳いでいる魚で、日本各地に生息するため、釣りをしていると結構ひんぱんに食い付いてきます。
よし!今度こそハマチか?カンパチか?と期待して巻き上げ、ラインの先にダツの姿が見えたときのガッカリ感は相当なもので、そう何度も味わいたいものではありません。
できれば避けたい魚ですが、食い付いてくるものから逃げるのは難しいでしょう。
ダツが釣れたらフックを外す際、鋭い歯がとても危険ですから、注意深く作業しなければならないのも、なんともツライものです。
ダツとサヨリの見分け方
ダツと良く似た魚に、サヨリが存在します。
彼らはどちらも細長くて口が尖り、水面近くを遊泳する傾向があり、そのため見分けをつけるのは難しいですよね。
特に子どもの頃は強く似ていて、どちらが釣れたのか確認するのは苦労するでしょう。
ダツとサヨリを見分けるためには、あごに着目すると良いでしょう。
ダツのあごは、上下とも同じ長さに育ちます。
それに対してサヨリは、下のあごが前に突き出す形に成長します。
またサヨリには鋭い歯が見当たりませんが、ダツの場合は歯が一列に並んでいます。
つり上げたダツの歯によって指や手を傷つけないように注意しましょう。
こちらはダツです。上下のアゴの長さが同じです。
サヨリはこちらです。下アゴだけが大きく伸びているのが分かりますね。
ダツのとても危険な習性
ダツの習性について、他の魚ではあまり類を見ないものを紹介します。
泳いでいるダツは、光るものに反応するといわれています。
エサにしている小魚の体側やウロコの反射に反応する習性が原因であると考えられていますが、まるでアクセルを踏んだかのごとく猛スピードで突進してくるケースがあります。
そのスピードの勢いは、水面を突き破ってジャンプしてしまうほど。
もしダイビング中の人が、頭や胸に小型ライトを付けて点灯させていたら・・・。
それが原因で実際に人に突き刺さったダツがいますし、死亡に至った事故も過去に発生しているとのこと。
これは大変な問題で、ダツのいる水域ではじゅうぶんに注意して行動しなければならないことになります。
漁師の方の間ではサメよりも危険な魚と捉えられているようです。
脅威!猛スピードでジャンプするダツの動画
こちらの動画の29秒あたりからダツの群れが猛スピードでジャンプしている様子が見られます。
海面から急に現れるダツに、投稿者の方はさぞびっくりされたことでしょう。
この勢いを見ると、ダツの危険性がリアルに感じられますね・・・。
見てるだけでも怖い!ダツの事故をマンガにした動画
「ヒューマンバグ大学_闇の漫画」のチャンネル登録者124万人は、ダツによる事故についての動画を視聴できます。
動画では、硬貨のペンダントを首に掛けていた男性がダツに襲撃されるという驚愕のシーンが描かれています。
登場する医師の解説によると「ダツの鋭利な口はただ刺すだけでなく、回転し傷口を広げる」「刺さったダツを取り外すのには特別な器具が求められる」とのことです。
さらに、刺さったダツを無理に取り去ろうとした結果、大量出血で命を落とす事例も存在すると警告しています。
ダツの釣り方
このように危険がいっぱいのダツですが、ダツの釣り方自体はさほど難しいものではありません。
前述の通り、メタルジグをラインに結んだ、ショアジギングタックルを用意して、遠投+リトリーブを繰り返していると簡単に釣れます。
防波堤などの足場の良いところから沖に向けてキャストし、表層をリトリーブしてみてください。
そういう意味では、メタルジグからフローティングタイプのミノーやポッパーにルアーを切り換えてもよく釣れるかもしれませんね。
ダツの危険に十分注意した上でチャレンジしてください。
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ダツってまずい?美味しい食べ方はこちら
ダツは食べるとまずいと聞いたことがありますが、そんなことはありません。
釣れたときの美味しい食べ方を、ここでご紹介しましょう。
ダツを自宅に持ち帰って包丁を入れてみると、結構小骨が多いことに気づきます。
これを丁寧にさばいて外し、刺身に仕上げると美味しく食べることができますよ。
なかなか職人のように美しくさばくことは難しいですが、楽しみながら刺身に仕上げてみてください。
ダツのさばき方は、まず全体のウロコを取ります。
それから胸ビレから頭にかけて切り落としてください。
お腹に包丁の先を入れて、丁寧に内臓を取り除きます。
最後に三枚におろせば完了です。
チャンネル登録者数159万人の人気Youtuber・TOMIKKU NETさんがダツの捌き方を刺身の作り方まで実演しています。
綺麗な捌き方とダツの構造が詳しく分かる動画に仕上がっています。
ダツを試食したTOMIKKU NETさんは
「これ、すごく美味しい!」
「ヒラメやタイよりこれが好みかも」
と、その味わいを大絶賛しています。
ランディングネットやフィッシュグリップを必ず携帯してダツを安全に取り込もう!
ダツは、確かに人体に刺さる可能性のある危険な魚です。
しかしながら、人が自ら海中にいなければ、いきなり危険な目に遭うことはないといえるのではないでしょうか。
例えば、ナイトダイビングをしている際に、周囲を確認せずいきなりライトを点灯させたら、ダツの突進をまともに食らってしまうかもしれません。
そのような事故が発生しないように、じゅうぶんな注意をはらって海で過ごすようにしましょう。
ダツは、ショアジギングやシーバスゲーム、ヒラメ狙いのサーフゲームでもよく釣れるので、ギザギザ歯によって指をケガしないように取り込むようにしたいですね。
大きめのランディングネットや、ボディを挟めるフィッシュグリップを、常に携帯しておくことをおすすめします。
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安全に気をつけて、一度は食べてみたいダツ!
今回はダツについて紹介しました。
猛スピードで海を泳ぎ、アゴが刺さると死に至る危険性のあるダツ。
アングラーからは厄介な外道として見られ、市場でもまずい魚と認識されてきたダツですが、食味が絶賛される動画を見ると一度食べてみたい気持ちにもなりますね。
安全には十分注意して、ぜひ一度ダツを釣って捌いて食べてみてください!
この記事に関するよくある質問
ダツはどんな魚ですか?
ダツは鋭く尖ったくちばしのような口と細長い体が特徴の魚です。サヨリと見た目がよく似ていますが、サヨリは下アゴだけが伸びているのに対し、ダツは上下のアゴが共に鋭く尖っています。
ダツはどうして危険な魚だと言われているんですか?
ダツは光るものに反応する習性があり、夜間に釣りやダイビングでライトを付けている人に向かって猛スピードで突進してきます。飛びかかってきたダツの尖った口が釣り人やダイバーの首や頭に刺さり、死亡するケースも多数報告されています。漁師の方の間ではサメよりも危険な魚と言われることもあります。
ダツはまずいと言われていますが、本当ですか?
ダツはおいしくないという意見も聞きますが、実際はそうではありません。youtubeではダツの捌き方・調理法を紹介した動画が多く掲載されており、その味を高く評価する声が多く聞こえます。