ショアジギング入門【初心者向き】釣り方+おすすめタックル
岸からのキャスティングゲームで、メタルジグをラインに結んでフルキャスト+リトリーブを繰り返す釣り方を、ショアジギングと呼んでいます。 使うメタルジグのウエイトに合わせて、スーパ…
FISHING JAPAN 編集部
メタルジグをショアから沖合いへ向けてロングキャスト、リトリーブしながら青物などをターゲットにする釣りスタイルが、ショアジギングです。
多くのアングラーが重めのメタルジグを操っているのですが、5gから30g程度の軽いメタルジグに絞ってアプローチする釣り方=スーパーライトショアジギングが広まっています。
いったいどんな釣り方なのか、どんな魚を狙うのか、詳しくご紹介しましょう。
目次
スーパーライトショアジギングとは、流行りのショアジギングの一種で、ライトタックルを用いるのが特徴となっています。
当然メタルジグをメインルアーとして使うのですが、ショアジギングなら最大100gを超えていきます。
でもスーパーライトショアジギングだと、重くてもせいぜい30g程度まで。
軽いものなら、5g前後のメタルジグをラインに結んでキャストします。
5gのメタルジグともなると、手のひらに乗ってしまうほどの小粒なフォルム。
5月の海には、そういう稚魚サイズの群れがあちこちで発見できますから、季節的にもマッチしているといえるかもしれません。
また小粒なフォルムのメタルジグなら、空気抵抗が抑えられているので、風の強い日でも飛距離を伸ばせます。
たった5gしかないのに!と考える必要はありません。
ラインをPEラインの0.6号前後にして、2号程度のショックリーダーラインを結べば、空気抵抗はより一層抑えられることに。
沖合いに広がる潮目や、稚魚・小魚の群れに届けるぐらいなら、余裕で実践できてしまうでしょう。
もし飛距離が足らなければ、7g・10gと少しずつメタルジグを重くしていくだけで対応できます。
フォルムのサイズはさほど変わりませんから、稚魚を追いかけているフィッシュイーターにとって、食べごろサイズなのは変わりません。
しかも5gから10g程度のウエイトだと、着水してからのフォールスピードが極めてスローなのです。
着水地点でゆっくりとフォールさせながらアピールできますから、バイトの確率は一気に高まるでしょう。
細身スリムな形状のメタルジグにすると、より空気抵抗が小さくなり、フォールスピードは速めに。
幅広い形状のメタルジグだと、飛距離はやや落ちるものの、着水してからのヒラヒラフォールで、しっかりと誘いをかけられます。
メタルジグに装着するフックに、フェザーなどのアトラクターを付ければ、もっと食い付きは良くなるでしょう。
メジャークラフト ルアー メタルジグ ジグパラ ショート 20g #29 ピンク イワシ JPS-20
スーパーライトショアジギングで釣れる魚は、ショアジギングと同じ青物がメインとなります。
ただし、幼魚や若魚などの30cm前後のものが増えるでしょう。
ツバスやシオ・メッキ・サゴシ・サバなどを効率よくフッキングに持ち込めます。
セイゴやフッコなどのシーバスの若魚も、積極的に食い付いてくるでしょう。
そして意外とメタルジグに反応してくれるのが、エサ釣りの対象魚として有名なイサキです。
磯場や防波堤などに立ってメタルジグをキャスト、ある程度沈めてからリトリーブほ開始すると、ガガッ!というバイトが。
しかも何度もひんぱんに発生するので、サバかな?と思いつつロッドを立てると、黄金色に輝くイサキがしっかり掛かってくるのです。
数釣りはもちろん、サイズアップも狙えるので、ぜひイサキが釣れている!という情報を得たら、釣り場へ出向いてスーパーライトショアジギングを実践してみてください。
スーパーライトショアジギングでは、メタルジグ以外のルアーもラインに結んでキャストしてみましょう。
守備範囲である5gから30gまでなら、さまざまな種類のルアーが存在します。
中でもメタルジグと同じように、シンキング仕様になっているのが、鉄板系バイブレーションルアー。
風の強いコンディションでも飛距離を伸ばしやすいですし、メタルジグには無いタイトな振幅アクションを発生させるので、フラッシング効果や波動による誘いを実践できます。
その他シンペンやミノー・ジグヘッド+ワームなどもキャストできるので、上手くローテーションしながら活用してみましょう。
ボトム付近から中層・表層まで、くまなく探るつもりなら、テールスピンジグを使ってください。
飛距離もかなり伸ばせますから、とても頼りになるルアーです。
アムズデザイン(ima) スピンテールジグ スピンガルフ ネオ 105mm(ボディ55mm) 30g 玉彩 #SG30-102 ルアー
スーパーライトショアジギングを楽しむのに使ってみたい、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、シーバスやヒラメなどをターゲットにした、ルアーキャスティング用のスピニングロッドがマッチします。
リールは、3000番程度のサイズのスピニングリールなら、飛距離をしっかり出せるでしょう。
シマノ(SHIMANO) モバイルロッド 20 ルアーマチック MB S90ML-4 シーバス タチウオ ロックフィッシュ ライトショアジギング
シマノからリリースされているマルチピース系スピニングロッド・ルアーマチックMBシリーズの中から、S90ML-4を選んでみました。
全長は2.74mで、継数は4本。
仕舞寸法は、なんと73.7cmにまで縮まりますから、さまざまな釣り場へ持ち込みやすいでしょう。
クルマに積みっぱなしでも、邪魔にならないのが嬉しいです。
偶然遭遇した釣り場で、すぐにスーパーライトショアジギングを始められるメリットを持っています。
ウエイトは152gと軽めで、先径は1.6mm。
適合するルアーウェイトは、6gから32gとなっています。
適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号まで、モノフィラメントラインなら4lbから10lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、94.0%に設定されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くてシャープなブランクスという印象を持ちました。
継目でぎこちなく曲がることはなく、魚が掛かったらしっかりとリフトして水面まで引き寄せることができるでしょう。
実売価格は6千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
1本持っておくと、とても重宝するスピニングロッドではないでしょうか。
シマノから発売中のエギングゲーム用スピニングリール・セフィアSSシリーズの中から、C3000SHGを選んでみました。
ラインキャパやドラグ力を考慮すると、エギングゲーム用のものがとてもマッチします。
ギア比は6.0対1なので、ハンドル1回転につき88cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kg。
ウエイトは205gと軽めで、スプール寸法は直径46.5mmで、ストローク14.5mm。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とても滑らかな巻き心地に仕上がっていると感じました。
ハンドルの回転に追従して、ローター回転も軽快に立ち上がってくれます。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
エギングを楽しみながら、スーパーライトショアジギングにもシフトできるのが強みでしょう。
スーパーライトショアジギングの特徴や釣り方・メタルジグ以外に使えるルアーや、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
青物・シーバス・イサキ以外には、カサゴ・ソイ・アイナメなどのロックフィッシュもターゲットにすることが可能です。
どんどん可能性を広げて、スーパーライトショアジギングを楽しんでみましょう。
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