釣り方をマスターして海釣りを満喫したい!初心者におすすめのアプローチとは
魚の釣り方って初心者の人にしてみれば、とんでもなく難しいものに思えます。 どこにいるか分からない魚を、どうやって食わせればいいのか? 釣れない時間が続けば続くほど、そのハード…
FISHING JAPAN 編集部水温の上がる夏場の時期になると、ワタリガニの群れが接岸してきます。
夜に防波堤へ出向いてみれば、コンクリート護岸にくっ付いている姿を見ることができるでしょう。
ここでは、ワタリガニの釣り方について、詳しくご紹介します。
注意したいのは、地方によってライトを用いたカニ網による捕獲を禁止しているところがあります。
釣りを始める前に、地元の漁協さんなどに確認するようにしましょう。
ワタリガニとは、ホンエビ上目十脚目短尾下目ガザミ上科ガザミ科の海に棲むカニのことで、北海道の南部から九州エリアにかけて生息しています。
冬の時期は水温が低いので深場に落ち、春から夏の水温が上がる時期に接岸してくる習性を持っています。
ワタリガニはガザミとも呼ばれ、夜行性です。
昼間は砂に潜っていることが多く、例えばサーフでキャスティングゲームをしていると、ボトムをトレースしているバイブレーションルアーなどに引っ掛かってくることがあります。
ワタリガニの最も後列の脚は、オールによく似た形状になっていて、パタパタと動かしながら泳ぐことができます。
産卵時期は、4月ぐらいから9月まで。
卵は抱卵した状態でメスが持っていますから、釣り上げたら逃がしてあげましょう。
寿命は3年ほどで、3年も経つとかなり大型に成長しています。
それではワタリガニの釣り方について、詳しくご紹介しましょう。
まずは、釣り場の選定をおこないます。
常夜灯が備わっている漁港を見つけて、足場がフラットで安全であるかを確かめてください。
漁師さんが作業をしていたら声をかけて挨拶し、ワタリガニを釣っていいか了解を得ましょう。
潮の当たる側にテトラを組んでいる防波堤があれば、ワタリガニが潜んでいる確率は高まります。
昼間にテトラの中を探っても釣れることはあるのですが、夜のほうが活発に動き回るので、夜まで待ったほうが無難かもしれません。
ワタリガニ釣りに用いるエサは、魚の切り身です。
スーパーや魚屋さんなどで販売している、サバやアジを1尾丸ごと手に入れてください。
それをナイフやハサミなどで、半分にカットします。
内臓は取り出さずにそのままにして、血や体液が流れ出る状態で使います。
くだもののみかんなどを入れて販売しているネットが入手できればいいのですが、無い場合はコンビニへ出向いて、女性が履くパンストを購入してください。
パンストの中に、先ほどカットしたサバやアジの切り身を入れます。
切り身が収まった状態で、その上の部分を切断。
口が開かないように固く結んでから、リールの道糸に結び付けます。
これでワタリガニ釣りの仕掛けの準備は整いました。
夜の漁港で防波堤に立ち、いよいよワタリガニと対峙します。
ランディング用のネットや、ワタリガニを持ち変えるためのクーラーボックスは、必ず用意しておいてください。
ワタリガニの釣り方は、至ってシンプルです。
コンクリート護岸の壁沿いに、スルスルとパンスト仕掛けを落とし込んでいくだけなのです。
水面から少しだけ水没させると、ワタリガニのほうから近づいてくるケースが多いです。
大きなハサミでパンストの上から魚の切り身を挟んできますが、当然パンストが邪魔をして切り身までたどり着けません。
もっとしっかり挟み込もうとするので、ワタリガニの身体から突き出ているギザギザの突起物が、パンストの網目に引っ掛かるようになります。
それを外そうとしてもがきますが、他の突起物も引っ掛かって、がんじがらめ状態に。
ワタリガニを目視できたら、ゆっくりと水面近くまで引き上げてください。
ランディング用のネットを近づけて、水面から引き上げた瞬間、下からすくい上げましょう。
ワタリガニのツメはとても鋭く、挟むチカラも強いので、ネットから取り出す際はじゅうぶん注意してください。
ネットのままクーラーボックスまで持って行き、上フタを開けて中に放り込んでしまうのがベターでしょう。
ワタリガニの美味しい食べ方のためには、釣ったその場で活け締めすることが肝心です。
直径1mm以上のステンレス棒を準備し、ワタリガニの正面の口部分に近づけてみてください。
その後、奥まで深く突き立てて、しっかりと回転させれば効果的に締まると思います。
この活け締めプロセスをやらなければ、調理時に茹でるとき、足が散りばめられてしまう可能性があります。
茹でたり、蒸したり、焼いたりする食べ方がおすすめです。
味噌汁に含めると、素晴らしい風味が出るので、ぜひ一度試してみてください。
それではワタリガニを釣るのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
専用のものはなく、自分の手持ちタックルの中から選んでも全然かまいません。
コンクリート壁から引き離す作業をするために、ある程度ブランクスに張りのあるロッドがいいでしょう。
ショアジギングゲームをやっていて、陽が暮れたらワタリガニ釣りをそのままおこなった経験があります。
メジャークラフト ファーストキャストショアジギング FCS-1002MH
メジャークラフトからリリースされている、ショアジキングゲーム用のスピニングロッドです。
全長は10ftなので、コンクリート護岸の壁際に立って、仕掛けを上下させるのに向いています。
最大80gまでの負荷を背負えるので、サバやアジの切り身の入ったパンストの重みぐらいなら、余裕で支えられるでしょう。
適合するPEラインは、最大で3.0号まで。
3.0号もあれば、相当強く引っ張られても破断してしまう展開にはなりにくいと考えられます。
PEラインの先端には、20lb前後のショックリーダーラインを結ぶことを忘れないでください。
実際にフィールドで使ってみましたが、しっかりとした張りのあるブランクスで、仕掛けにぶら下がったワタリガニの重みにも耐えてくれました。
実売価格は6千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
グリップ周りは、水に濡れた手で握っても滑りにくく、安心してワタリガニ釣りを楽しめるでしょう。
壁をつかまれたら、強めに引っ張って引き剥がしてみてください。
AbuGarcia (アブガルシア) OCEANFIELD 5000/5000S 替えスプール付き スピニングリール
アブガルシアブランドの製品ラインナップに加わった、5000番サイズのスピニングリールです。
重量は381g、ギア比は4.8対1と設計されています。
ハンドルを一周することで、76cmのラインを取り込むことが可能です。
最大ドラグ力は9kgを誇り、ワタリガニとも対等に戦うことができます。
PEラインの場合、ラインキャパは3.0号を240mまでとなっています。
6つのボールベアリングが装備されています。
ソルトウォーターゲームを余すことなく活用できるスピニングリールで、ショアジギングをはじめ、多様な用途に再利用可能です。
製品の販売価格は約9千円で、価格性能比の優れた製品となっております。
ワタリガニの特性やつかまえ方・調理法、またお勧めの釣り用具を紹介しましたが、いかがでしょうか?
ワタリガニは大抵群れているので、一度に多く獲ることも可能です。
釣り上げた中に極端に小さなものがある場合、海へ戻してあげるのが良いでしょう。
持って帰るのは食べる分だけにし、海の生態系を保護する役割も果たしましょう。
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