ショアジギング入門【初心者向き】釣り方+おすすめタックル
岸辺から行われるキャスティングゲームの中で、メタルジグをラインに結んでフルキャスト+リトリーブを行う方法を、ショアジギングと言っています。 使うメタルジグの重さによって、スーパー…
FISHING JAPAN 編集部一見しただけでは、スリムなメタルジグに映るこの金属プレートタイプのジグ。
その名は、飛び過ぎダニエルです。
ジャクソンが製作する、極めて個性的で好釣果につながりやすいアイテムで、多くのショアジギングアングラーから高い支持を受けています。
もし未だキャストしたことがないなら、ここで分かりやすく使い方をレクチャーしますから、ぜひ参考にしてください。
目次
飛び過ぎダニエルとは、ジャクソンから発売中の一風変わったメタルジグのことです。
メタルジグというよりは、鉄板系バイブレーションルアーに外観が似ているかもしれません。
なので、プレートジグと呼ばれることもあります。
設定ウエイトは、合計で4種類用意されています。
最も軽いもので、なんと14gしかありません。
全長は61mmですから、かなりコンパクトなフォルムに仕上がっています。
実際にキャストしてみると、浅い水深で横方向にリトリーブするのに、とても向いている感じがします。
浮き上がりが素早いですし、左右へのウォブリングアクションも大きめなので、とにかく魚に発見されやすいです。
例えば、河口の汽水域でキャスト&リトリーブしていると、シーバスのチェイスがひんぱんに発生します。
フックは、12番サイズのトレブルフックが、お腹側と最後尾に付いているので、シーバスの口の中にカンタンに吸い込まれてくれます。
別アイテムで最後尾にブレードの付いたバージョンがありますが、このブレードの無いタイプでも、じゅうぶんシーバスを引き寄せるのには感心しました。
次に軽いのが、ウエイト20gタイプ。
こちらは全長が67mmで、10番サイズのトレブルフックが2つ付いています。
飛距離が欲しいときに、とても重宝するでしょう。
そして3番めのウエイトが、30g。
全長は一気に80mmに乗り、フックは6番サイズのトレブルフックに切り換わります。
30gだとまだまだ軽くて飛ばないかな?と思われがちですが、ライトショアジギングゲーム用のスピニングロッドに、4000番サイズのスピニングリールを装着してキャストすると、もうびっくり!
もっと重いメタルジグの飛距離と、大して変わらないのです。
向かい風のときのみ、やや伸びは落ちますが、それでも沖合いの潮目やナブラをじゅうぶん撃てるでしょう。
加えてリトリーブをおこなうと、30gと軽いので浮き上がりが早く、表層・中層・ボトム付近と、どのレンジも丁寧にトレースすることが可能です。
カーブフォールの際に、ローリングアクションを繰り出しながらボトムを目指すのも、魚の視線を釘付けにするのではないでしょうか。
飛び過ぎダニエルの最大ウエイトは、40gです。
全長は83mmですから、30gとあまり変わりません。
フックは、30gと同じ6番サイズのトレブルフックが2つ付いています。
例えば、遠浅のサーフでヒラメやマゴチを狙いたいとき。
ベイトフィッシュが小さいので、メタルジグをそれに合わせると、あまり飛ばないウエイトになってしまいます。
そこで、飛び過ぎダニエルの40gを選択。
サーフからフルキャストすると、驚くほどの飛距離を叩き出してくれます。
しかも着底してからスローリトリーブで泳がせることが可能で、メリハリのあるウォブリングアクションが、ボトムの砂地に潜んでいるヒラメを誘います。
そして、突き上げアッパーカットのような噛み付き方をしてきます。
飛び過ぎダニエルなら、お腹側にもトレブルフックが付いていますから、このアッパーカットを上手くとらえて、フッキングに持ち込めるでしょう。
飛び過ぎダニエルの使い方は、河口域やサーフはもちろん、足場の高い防波堤でも活きてきます。
ロングキャストしてフリーフォールさせると、素早くボトムを取れます。
カーブフォールさせると、独特なローリングアクションで魚を誘います。
着底したらリトリーブを開始、強めのウォブリングアクションが広範囲から魚を引き寄せてくれるでしょう。
あらゆるレンジをトレースできるので、過去にサゴシやサワラを釣ったことがあります。
マサバが湧いているときも食い付いてきましたし、タチウオが掛かったことも。
幅広いフィッシュイーターたちを引き付けることができるので、通常のメタルジグより出番は多くなるのではないでしょうか。
飛び過ぎダニエルをロングキャストしてリトリーブを実施するのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、ライトショアジギングゲーム用のスピニングロッドがマッチします。
リールは、4000番サイズ前後のスピニングリールなら、扱いやすいでしょう。
シマノから新しくリリースされることになったルアーキャスティングゲーム用スピニングロッド・フリーゲームシリーズの中から、S96Mを選んでみました。
全長は2.90mですから、軽く振れば飛距離を伸ばせるでしょう。
振出式で継数は4本、仕舞寸法は82.2cmにまで縮まります。
ウエイトは150gと軽めで、ブランクスの先径は1.9mm。
適合するルアーウエイトは、7gから48gまでです。
適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号までで、モノフィラメントラインなら6lbから16lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、90.6%になっています。
実際に手に取って伸ばしてみると、とても軽くて絶妙な張りと曲がりが同居している印象を受けました。
ガイドに傾斜がないぶん、ラインの絡まりには注意したほうがいいでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
釣り場までの持ち運びがとても便利ですから、さまざまなポイントを巡るのにも適しています。
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シマノから発売中のシーバスゲーム用スピニングロッド・エクスセンスBBシリーズの中から、4000番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。
シーバスゲーム用ではあるものの、ライトショアジギングゲーム用としてじゅうぶん使えるスペックです。
ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき99cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力/最大ドラグ力は、6.0/11.0kgです。
ウエイトは280gで、スプール寸法は直径が51mm、ストロークが17mm。
ラインキャパは、PEラインなら1.5号を200m、モノフィラメントラインなら10lbを160m巻けます。
ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ハンドル回転は滑らかそのものですし、ローター回転の立ち上がりもスムーズ。
糸フケを素早く回収するのに、ちょうどいいギア比が与えられているのも嬉しいです。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
汎用性の高いスペックですから、ライトショアジギングゲーム以外にも使い道を探してみてください。
飛び過ぎダニエルの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
キャストの際は、バックスイングを大きめにとるので、背後に人がいないか確認してください。
また使っていてフックの先端が鈍ってきたな?と感じたら、早めにフック交換をおこないましょう。
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