ウツボが顔を覗かせている写真

ウツボは危険な海の生き物!生態や釣り方や食べ方を詳しくチェック

FISHING JAPAN 編集部

ウツボと聞いて思い浮かぶのは、ウツボカズラやウツボット・・・ではありません。

ウツボは、磯の岩礁帯や防波堤のテトラエリアで釣りをしていると、いきなり釣れてしまう獰猛な海の生き物です。

ウナギ目ウツボ亜目ウツボ科に属していますから、うなぎの仲間とも言えるのですが、とても危険なので扱いにはじゅうぶん注意してください。

釣り上げた後に噛まれる人が続出、絞めたつもりでも油断しては絶対にいけません。

ウツボとは

ウツボは、1メートルを超える体長にまで成長する、細長い海の生き物です。

うなぎの仲間にしては、獰猛過ぎますし暴れ出すと手がつけられません。

そんな巨大な生き物が、テトラの穴釣りで釣れてしまうのですから、まずは落ち着いて対処することに専念しましょう。

釣り動画においてもウツボ捕獲シーンが数多くアップされていますが、平常心で対処できない迫力を持っている生き物であるのは確かです。

海の護岸エリアでウツボが釣れてしまった様子をとらえた動画はこちら

ウツボの棲息地

ウツボは、日本周辺の温かい海に棲息しています。

確認されているのは、太平洋側では千葉県の房総半島から南エリア、日本海側では島根県辺りから南にかけてですね。

特に、沖縄県周辺の島々ではよく見かけるとのこと。

紀伊半島では中紀の漁港に立ち寄ると、湾内で獲れたウツボを開いて干してある風景に出くわすことがあります。

ウツボを食べる習慣が、地方では根付いている証しでしょう。

ウツボを食べるならどの時期がいいの?

そんなウツボを食べる習慣のある人に、釣り場でウツボの美味しい時期を聞いてみました。

「ウツボには臭みがあるから、それを我慢して食べるんだよ。」

それはバツゲームみたいでイヤです。

「ヘビやウナギみたいな体表にヌメリのある生き物は、暑い季節に食べちゃあいけないんだ。」

なるほど、それは一理ありますね。

詳しく尋ねると、海水温が下がり始める11月の末から冬の間、明けて3月ぐらいまでなら美味しく食べられるとのこと。

もしウツボを食べるなら、この時期に合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょう?

ウツボをぶつ切りにして煮付けてみた動画はこちら

ウツボには毒があるってホント?

ウツボには鋭い歯が備わっていて、それに噛まれると毒が・・・なんてことはありません。

歯から毒が注入されるのではなく、体内に毒を持っている種類のウツボが存在するのです。

その名前は、ドクウツボ。

どストレートなネーミングですから、間違って食べることはなさそうですね。

生息地は、インド洋や太平洋に広く散らばっていて、日本なら琉球諸島に棲んでいますよ。

あとはハワイ諸島・ニューカレドニア・トゥブアイ諸島などでその姿が見つかっています。

体内に含まれているのは、しばしば話題に上がっているシガテラ毒です。

地球温暖化のせいで、このシガテラ毒を持っている魚が、日本近海にも増えつつありますが、ドクウツボの毒は、まさにこれ。

ですから、ドクウツボを食べさえしなければ、被害に遭うことはありません。

ウツボは皮膚呼吸できるってホント?

ウツボは、海から出して陸上に置いておいても、なかなか死ぬことはありません。

どうやら皮膚呼吸しながら、しばらくは地上でも活動できるようなのです。

これは厄介ですよね、急に襲い掛かってくる可能性も考えられるわけですから。

なので釣り上げた状態のまま磯に放置したりしてはいけません。

すぐにナイフ等を取り出して、絞めてしまうように心がけましょう。

ウツボの天敵ってナニ?

ウツボが大好物で食べているのは、同じ磯場に棲んでいるタコです。

確かに動きが鈍そうですから、見つけたら一瞬で噛み付いて離さないでしょうね。

その他に、エビやカニなどの甲殻類も大好きらしいので、まさに磯場では無敵の立場でしょう。

それではウツボには天敵はいないのでしょうか?

残念ながら、ウツボを好んで捕食しているような生き物は、海には存在しません。

でも、陸上にはいますよ。

「そんな物好きな生き物なんかいるの?」と思うでしょうが、正解はヒトです。

我々人間は、漁をしますし釣りもしますから、誤ってウツボをとらえてしまうことが。

その際に食べられるか、処分されるケースが最も多く、ウツボにとっては天敵といっていいでしょう。

ダイビングを楽しんでいる人たちに見つかって、処分されることもあるらしいですから、ウツボも気が気ではありませんね。

ウツボの釣り方①護岸エリアで穴釣り

ウツボは、夏場はニオイがきつめに出てしまうので、食べるなら冬場のほうがいいでしょう。

ということは、ウツボを釣るのも冬場がおすすめです。

釣り方は2通りあって、まずはポピュラーな穴釣りからご紹介します。

穴釣りは、テトラや護岸の隙間に仕掛けを落とし込んで誘う釣り方ですが、使用するエサをひと工夫してみましょう。

ウツボには大好物があることを、先ほど書きましたよね。

ソレを利用するのです。

ウツボが大好物のタコを襲っている動画はこちら

ウツボが好んで食べるのは、タコです。

タコをエサにすれば、いともカンタンにウツボを釣り上げることができるでしょう。

同じように軟体動物のイカが手に入れば、エサにしてウツボを誘ってみてください。

ボイルしたものより生の状態のほうが食い付きが良いですよ。

フックは、太軸の大きなサイズのものを用意、クエ針や石鯛針なら安心して引き上げられるでしょう。

それにしてもウツボは、タコに対して強気ですよね。

ウツボの釣り方②生きた魚を用いたノマセ釣り

釣り上げたアジやイワシをエサにして、ノマセ釣り仕掛けを海に投入しておくと、ウツボが釣れることがあります。

ただし、穴釣りよりも食い付いてくる確率が高いとはいえず、あまりおすすめはできません。

ウツボを狙うなら、タコ・イカをエサにして穴釣りで誘うようにしましょう。

ランディング用のネットは必ず用意して、直接魚体に触れることは控えてください。

大きめのワニグリップタイプの魚バサミも、そばに置いておきましょう。

ウツボの食べ方

ウツボの食べ方は、しっかりと捌いて皮の部分を火であぶるのがおすすめです。

高知県では郷土料理として、昔から地元の人々が食べているようですよ。

とはいえ、ウツボの捌き方を熟知している人は少ないですから、ぜひ動画を参考にしてチャレンジしてみてください。

何度も言いますが、ウツボに噛まれると大変危険で傷つきますから、頭部をしっかり固定してから捌き作業に入るようにしてください。

ウツボを丁寧に捌いている動画はこちら

この他のウツボの食べ方としては、干物に加工したものを食べるのがおすすめです。

ウツボの干物は、12月ごろに漁港近くのおみやげ屋さんや魚屋さん、もしくはネットショップで手に入るでしょう。

干物はぶつ切りにして、それを天ぷらで揚げたり、唐揚げや塩焼きにして食べると美味しいですよ。

小骨を気にせずにそのまま口へ放り込めるので、カンタンに調理を済ませたい人はこれでいきましょう。

干物でなくても、釣ったウツボをキレイに捌いて唐揚げにすると、美味しく食べることができます。

釣ったウツボを捌いて唐揚げにしている動画はこちら

ウツボ料理といえば、高知県のタタキが有名です。

タタキは、カツオ料理でよく知られていますが、高知県の場合は皮だけに火を通すのではなく、ウツボの身にまで弱火で火を通してしまいます。

そのほうが美味しく食べられるとのことで、郷土料理として多くの人々に親しまれていますよ。

ウツボには、タンパク質やカルシウム・鉄分などが含まれていますから、とても栄養価が高い食べ物です。

皮の下に広がるゼラチン質には、女性が好むコラーゲンがいっぱい。

地肌ケアを考えている女性から、大きな支持をもらえるようになるかもしれませんね。

また冷え性で困っている人にも効果があり、滋養強壮も見込めますよ。

ウツボを釣り上げたら美味しく食べてみよう!

ウツボの生態や釣り方・食べ方について特集しましたが、いかがでしたか?

身体に良い栄養を多く含んでいるのなら、釣り対象魚として本格的に取り組んでみても面白いかもしれませんね。

ただし、ウツボの歯にだけは要注意です。

釣り上げて地上に置いてあっても噛み付いてくるケースがあるというのは、他の魚ではあまり聞いたことのない獰猛さですよね。

天敵がいないことが、そんな習性になってしまった原因なのでしょうか?

ウツボを釣るときは、必ずナイフなどの刃物を釣り場に持参して、釣り上げたらすぐに絞めてしまうようにしたいものです。

持ち帰って捌く際も、ウツボの頭を落とすまでは口元に指や手を持っていかないようにしましょう。

それからウツボは尻尾に近い後半部分に、小骨が集中しているといわれています。

お尻の位置から切り落とせば、それより前の部分は骨が少なく食べやすいでしょう。

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