キジハタを釣って料理したい!おすすめの食べ方や釣り方を詳しくチェック
キジハタと聞けば、高級魚のイメージが強いですよね。 ロックフィッシュゲームの対象魚としても、カンタンに釣れるタイプではありません。 ここでは、キジハタの特徴や生態・食べ方や釣…
FISHING JAPAN 編集部ロックフィッシュゲームや船釣りで釣れるキジハタは、高級魚として知られています。
釣りでは強い引きが楽しめて、調理すると美味しく食べられるなんて最高の魚ですよね。
今回は、キジハタのさばき方はもちろん、ぜひ試していただきたい美味しい食べ方について詳しくご紹介します!
目次
キジハタとはスズキ目ハタ科に属する海水魚で、小魚や甲殻類を捕食して生活するフィッシュイーターです。
関西地方ではアコウと呼ばれていますが、アコウダイとは全くの別物なので混同しないよう注意しましょう。
体長は平均で30cm程度にまで成長しますが、大きい個体は50cmを超えることもあるようです。
生息域は水深5~30m程度の岩礁帯で、日本では青森県より南で多くその姿が確認されています。
キジハタは性転換する魚で、生まれたときはメスですが成長するとオスに変わります。
目安としては体長40cm以上の大型になる個体が性転換するようです。
成長は緩やかですがとても長生きする特徴があり、体長40cm程度に育つまで6年近くかかります。
20年を超えても生きている個体が見つかっているので、巨大なキジハタが釣れるのも夢ではないでしょう。
キジハタの身は透明感のある白身でプリプリとした歯ごたえがあり、クセがないので食べやすいです。
上品な甘みの中にも旨味があり、熱を通しても硬くならないので様々な調理法で楽しめます。
キジハタには特に旬の時期がなく、通年美味しく食べられる珍しい魚です。
強いて言えば、産卵期前の夏は特に脂のりが良くなります。
キジハタは大型になると、個体によっては1kgあたり20,000円以上の値が付くこともある高級魚です。
その味わいを知って虜になる人が続出するのもうなずけますね。
キジハタが丸々1匹手に入ったら、美味しくいただくために綺麗にさばいていきましょう。
ここでは、キジハタのさばき方について詳しくご紹介します。
他の魚よりもずんぐりと太っている体型なので、しっかりと包丁を入れるようにしてください。
キジハタの鱗は、まるで皮に張り付いているようにしっかりと接着しているため、鱗取り具を横に引っ張っても綺麗に取り除くことが難しいです。
そのため、包丁を使用して、尾ひれの方から刮ぎ取るように剥ぎ取っていく必要があります。
美しい斑点模様も一緒に取り除いてしまうのは少し惜しい気もするのですが、良質な刃物を用いて、横からゆっくりと何度も剥ぎ取る作業を繰り返しましょう。
キジハタのお腹を切り開いたらハラワタを引き出して取り除き、内側を水で洗い流します。
骨側に血合いが残っていることが多いので、歯ブラシやタワシなどでキレイに取り除くようにしましょう。
このときエラも同時に取り除いてください。
背ビレに沿って中骨まで包丁を入れたら、反対側も同じように腹ビレに沿って包丁を滑らせます。
皮を引いたら三枚おろしの完成です。
キジハタは身に張りがあって骨が硬めなので、意外と簡単にさばくことができますよ。
キジハタをさばいたときに出た頭や骨は、ぶつ切りにして鍋や煮付けの出汁に使うと良いでしょう。
とてもコクのある出汁が取れるので、無駄にせず使い切るのがおすすめです。
ちなみに皮も湯引きをすれば美味しく食べられますよ。
キジハタのおすすめ料理は、なんといっても刺身です。
他の魚とは異なるプリプリとした食感が楽しめます。
脂が乗っているので甘味を強く感じることができ、酢味噌やポン酢などと一緒に食べると絶品の美味しさです。
また、皮付きのまま切り身にして湯引きする食べ方もおすすめです。
キジハタの身を網に乗せ、まずは皮目だけ10秒ほど湯に晒します。
そして鍋の中に身を落とし、12秒ほど待ってしっかり水気を切れば完成です。
刺身と食べ比べてみると、また違ったキジハタの味わい堪能できるでしょう。
残ったアラは、良い出汁の味を楽しめる煮付けにすると美味しくいただけます。
様々な魚種の釣り方や仕掛けの作り方を配信するYouTubeチャンネル『きじはたこ』では、キジハタのさばき方を詳しく解説しています。
下処理から順を追って丁寧に説明されているため、初心者の方でも簡単に真似ることができます。
動画の後半ではキジハタの刺身や湯引きの作り方についても紹介されているので、ぜひこの動画を参考に作ってみましょう!
キジハタは刺身や湯引きの他、唐揚げや鍋などにしても美味しく食べることができます。
その他のおすすめ料理について、詳しくは下の記事をご覧ください。
キジハタを釣って料理したい!おすすめの食べ方や釣り方を詳しくチェック
キジハタと聞けば、高級魚のイメージが強いですよね。 ロックフィッシュゲームの対象魚としても、カンタンに釣れるタイプではありません。 ここでは、キジハタの特徴や生態・食べ方や釣…
FISHING JAPAN 編集部キジハタは引きが強くパワフルなやり取りを楽しめることから、釣りにも人気のターゲットです。
関東ではあまり馴染みがないかもしれませんが、関西では日本海側や瀬戸内海沿岸でキジハタ釣りを楽しむ釣り人が大勢います。
キジハタは生きた小魚を主食にしているので、イワシやサバの稚魚をエサに泳がせて釣るノマセ釣りが人気です。
海底の岩穴などに潜んでいることが多いためオモリでトントンと底を叩きながら釣るのが基本ですが、なかなか釣れないときは思い切って底を切ってみましょう。
キジハタの詳しい釣り方については、下の記事で解説しています。
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FISHING JAPAN 編集部キジハタ釣りに適したタックルについてご紹介します。
他のロックフィッシュと同様、岩礁帯エリアでは扱いやすさから太めのラインがおすすめです。
そのため、ベイトタックルの用意をしておけば安心です。
アブガルシア(Abu Garcia) ロックフィッシュロッド ベイト ソルティーステージ KR-X ロックフィッシュ モバイル3 SXRC-883EXH-KR ベッコウゾイ アイナメ ハタ ベイトロッド 3ピース パックロッド
アブガルシアブランドからリリースされている、ロックフィッシュゲーム用のモバイルロッドです。
専用のロッドケース付きで、持ち運びがとても便利な3ピース構造になっています。
これなら車に積んでおいても邪魔にならないので、いつでもキジハタを狙えますね。
全長264.2mと、やや長めで振り回しやすい長さに設定されています。
仕舞寸法は92cmにまで縮めることが可能です。
標準自重は213gと軽めなので、1日中振り回してもさほど疲れを感じることなくロックフィッシュゲームを楽しめるでしょう。
先径は2.3mmとやや太めで、適合するルアーウエイトは14~40gまでです。
意外と繊細なロッドティップになっていて、キジハタのショートバイトに追従して乗りをよくしてくれます。
弾いてしまってフッキングに至らない!というトラブルを、未然に防げる調子と言えそうです。
ただベリーからバットにかけては、しっかりと張りのある強靭なブランクスに仕上がっています。
フッキングと同時にキジハタを岩礁帯から引き離すことができ、曲がり込みを維持しながら主導権を渡さないやり取りを楽しめるでしょう。
定番のテキサスリグやフリーリグ、ダウンショットリグを柔軟に使いこなせるだけでなく、ジグヘッドリグやチャターベイトなどのスイミングアプローチにも難なく合わせられます。
実売価格は2万円台ととてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
キジハタはもちろん、他のロックフィッシュにもしっかり対応できるので、様々なシチュエーションで使い込んでみたくなる1本です。
グリップ周りのスリムシェイプも徹底していて、握り込みやすいことがロッドワークの安定感につながっています。
FujiのニューコンセプトKRガイドシステムを採用していて、全体的に小口径ガイドリングなので、引っ掛かりなどのライントラブルも解消してくれるのが嬉しいですね。
2021年にリリースされたダイワのベイトリールです。
旧モデルから各部が大型化されラインキャパも大幅に増えたので、岩礁帯との擦れに強い太いラインを存分に操ることができます。
ギア比の設定は8.1対1なので、ハンドル1回転につき109cmものラインを巻き取れるようになっています。
最大ドラグ力は余裕の11kgで、ドラグをしっかり締めた状態でのキジハタとのやり取りも面白いでしょう。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら25lbを145m、PEラインなら5号を160m巻くことができます。
これだけの太いラインがあれば、ロングキャストしまくってキジハタを誘えそうです。
自重は325gとやや重めで、スプール径は43mm、ハンドルの長さは110mmです。
実際に手にしてみると、かなり大きめで重めのボディに仕上がっています。
頑強なイメージが強く、大胆に積極的に扱えるベイトリールと言えるでしょう。
ロングキャスト性能は秀でているので、ボトムまでフォールさせて様々なルアーを使い分けてみてください。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格に設定されています。
使用後は可動部の塩気を洗い流して、拭き取り乾燥をおこなうようにしてください。
今回は、キジハタのさばき方やおすすめ料理をご紹介しましたが、いかがでしたか?
魚をさばくのは難しいと思われがちですが、コツを押さえれば意外と簡単に三枚に下ろすことができます。
自分でさばいて調理すると、より一層美味しく感じられるでしょう。
キジハタが手に入ったら、様々な料理で楽しんでくださいね!
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FISHING JAPAN 編集部この記事に関するよくある質問
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キジハタの身は透明感のある白身でプリプリとした歯ごたえがあり、クセがないので食べやすいです。上品な甘みの中にも旨味があり、熱を通しても硬くならないので様々な調理法で楽しめます。キジハタには特に旬の時期がなく、通年美味しく食べられる珍しい魚です。強いて言えば、産卵期前の夏は特に脂のりが良くなります。
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