こってり&とろっとろ!えい肝の煮つけ by ふわふわふわふわ
こってりとしたアカエイの肝の、とろっとろな煮つけです。日本酒がおいしい…♪
ヒラメなどの根魚を狙って釣りをしていると、強い当たりが!
時間をかけて釣り上げたのはいいものの、その正体はなんとエイ!
持って帰るのは大変だし、すぐにリリースしたという経験はありませんか?
釣り人から好まれることが少ないエイですが、調理次第では美味しく食べることができますよ!
エイは板鰓亜綱に属する軟骨魚類です。
なんとその種類は、世界で約530種と言われています。
尾の棘に毒を持っている種類もあり、刺されると激しい痛みを伴います。
世界中の暖海域から極域まで広く分布しており、その中には淡水に適応する種類もいます。
性格はおとなしいものが多く、海底の砂底にある貝などを食べます。
エイは、尿素を体液の浸透圧調整に使うため、時間が経つとアンモニア臭が発生します。
そのため、エイを調理する場合は鮮度が高いうちに行わなければいけません。
アカエイは、エイの種類の中では最も美味しいとされており、食用として市場にも流通しています。
クセも少なく、良質な白身が特徴です。
骨は軟骨で食べやすく、火を通しても身は固くなりにくいです。
日本では、煮付けや煮こごり、エイヒレ、唐揚げなどが一般的な食べ方です。
アカエイの調理方法を詳しくお伝えする前に、まずはアカエイの特徴について簡単に紹介します。
アカエイは全長1m以上、体重100kg以上にまで成長する大型のエイです。
アカエイと他のエイとを見分けるポイントは色です。
アカエイは噴水孔(=体の上部についている呼吸を行うための穴)が黄色く、ヒレや尾のフチが黄色やオレンジ色になる点が特徴です。
長い尾についている棘には他のエイ類と同様毒があります。
この棘に刺さると数週間痛みが続いたり、最悪の場合死に至ることもあります。
東アジアの沿岸部に生息し、日本でも全国的に分布しています。
浅い海の底に棲んでいるため、海水浴の際に気づかずにアカエイを踏んでしまい、足に棘が刺さってしまうケースが報告されています。
甲殻類や貝類、魚類など、海底に棲む生き物が捕食対象です。
産卵時期は春から夏にかけてで、メスは体内で卵を孵化させます。
アカエイは、フレンチでムニエルの食材としてよく食べられています。
アカエイを使ったムニエルは、外はカリッと、中はジュージーに仕上がります!
また、韓国や西日本ではお刺身として食べられることもあります。
ヒレの軟骨を削ぎ切りにして、生姜醤油やポン酢で食べると弾力のあるアカエイの身があっさりと美味しく食べられます。
まずはさばく前に、アカエイのぬめりを落とします。
包丁やタワシを使うと、落ちやすいです。
さばきやすいように、裏表両面落としておきましょう。
左右のヒレを、体の形に沿って切り落とします。
あとは切り落としたヒレ両面の皮を他の魚と同様に剥げば、完成です!
お腹を裂けば、肝を見つけることができます!
アカエイは、捌くのが難しそうに見えますが、比較的簡単に捌くことができる魚です。
尾の棘には、毒があるので先に処理を行い、むやみに触らないことが大切です。
詳細はこちらの動画をご覧ください。
最後にアカエイを使った美味しい料理をご紹介しました。
こってりとしたエイの肝を、醤油やみりんと絡めた一品です。
日本酒にも合うこと間違いなしです!
こってりとしたアカエイの肝の、とろっとろな煮つけです。日本酒がおいしい…♪
アカエイの身とカレー粉を使った揚げ衣が、抜群の相性を見せる料理です!
エイ独特の臭みが苦手な方にもおすすめです!
アカエイは軟骨も一緒に食べられるので、コラーゲンたっぷり!カレーの風味が良く合います。冷めても美味しいですよ。
アカエイを釣ったら一度は食べてみたい、エイヒレの一夜干しです。
少し手間はかかりますが、炙って食べるとお酒のお供に最適です!
アカエイ。ちょっと危険な魚ですが、美味しかったです。
ぜひ釣り人にみなさんも、アカエイが釣れたら挑戦してみてはいかがでしょうか?
その際は、くれぐれもアカエイの毒にはご注意くださいね。
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