チニングゲームで使ってみたいおすすめシャッドテールワーム特集！

オールシーズン楽しめるチニングゲームでは、ワームを駆使して誘いをかけるのが、釣り方のベースになっています。

チヌもキビレも、カバーや地形変化をなぞるように動くワームに、夢中になりがちです。

そんなワームの中から、今回はシャッドテール系ワームに焦点を当てて、使い方やおすすめのアイテムをご紹介しましょう。

チニングゲームでチヌやキビレを狙うとき、季節の移り変わりによる付き場の変化に注目しなければなりません。

夏にホッパーで釣れたからといって、同じ場所に寒い季節にワームを放り込んでも、バイトはほぼ得られないでしょう。

極端に深場に落ちることはないといわれているチヌですが、それでも居心地のいい水深のある場所は、個々に確保しているはず。

そこからシャローエリアへ移動してくるタイミングを、しっかりとらえるのに、シャッドテール系ワームが大活躍してくれます。

使い方は、至ってシンプル。

オフセットフックとネイルシンカーを用意して、シャッドテールワームに装着してください。

いわゆるノーシンカーリグに仕上げて、ネイルシンカーはワームの下腹に沿うように刺し込みます。

こうすることで、安定したスイミング姿勢をキープすることができ、テールアクションにもメリハリが生まれます。

徹底した低重心バランスになるので、キャストして着水したらそのままフォール。

着底する際には、いつも下腹からボトムに触れる状態がベストです。

ここからリールハンドルをゆっくり回して、スローリトリーブをスタート。

下腹が、ボトムの地形変化はもちろん、牡蠣殻や岩・沈木などを軽くスタックしつつ、外れてはまたとらえてくれるでしょう。

そのときに発生するラインの、張ったり緩んだりする状態を目で追いながら、チヌが食い付く瞬間を見逃さないようにしてください。

チヌが食い付けば、ラインが張ります。

少しロッドを動かして、その張りがすぐに解消しないことを確認できたら、リールハンドルを回しながらのフッキング動作へ移りましょう。

それでは、チニングゲームにおすすめのシャッドテールワームをピックアップしていきます。

●チニングゲームにおすすめのシャッドテールワーム①ケイテック・スイングインパクトファット

シャッドテールワームの定番アイテムといえば、ケイテックのスイングインパクトファットシリーズは外せません。

チニングゲームにおすすめのサイズは、ズバリ！3.3inch。

オフセットフックは、1/0番サイズ前後を用意して、0.9gのネイルシンカーを刺し込めば、安定したスイミングを見せてくれます。

全身にリブが刻まれているので、着底したときに牡蠣殻などに引っ掛かりやすく、そして離れやすい特徴を持っています。

徹底したズル引き＋スローリトリーブをおこなうことで、地形変化やカバーの位置が分かり、同時にチヌを引き付けることも可能にしてくれます。

●チニングゲームにおすすめのシャッドテールワーム②一誠・海太郎キャラメルシャッド

一誠からリリースされている海太郎キャラメルシャッドは、ロックフィッシュをターゲットにしたシャッドテール系ワームです。

でも、チニングゲームに使ってみると、驚くほどバイトをもらうことかできます。

3.5inchにそのままオフセットフックを装着してもいいですし、先端部分を少しカットして短くしたものも効果的です。

テールのカタチに個性があって、ボトムの地形変化に引っ掛かりやすく、その都度ロッドティップに伝わってくるのがメリットといえるでしょう。

とにかくボトムから離さないように、デッドスローリトリーブを心がけてください。

海太郎キャラメルシャッドの体表には、ボコボコしたキャラメルのような出っ張りが無数に並んでいます。

これがリブの役割を果たし、地形変化や岩などの情報をアングラーに伝えてくれるのです。

当然水もしっかりつかみますから、適度な引き抵抗が生まれて、リトリーブしやすく感じるかもしれません。

●チニングゲームにおすすめのシャッドテールワーム③ボトムアップ・ヴァラップスイマー

ボトムアップからバス釣り用としてリリースされている、ヴァラップスイマーシリーズは、シーバスに強烈に効くことが知られています。

実際にシーバス狙いでキャストしていたとき、ゴンッ！という鈍い響きとともに、強烈な締め込みが！

食い付いていたのは、40cmクラスのチヌでした。

しっかりとヴァラップスイマーのテールから胴体にかけて噛み付いており、オフセットフックがガッチリ貫通しています。

ワームサイズは、3.3inchタイプのほうが、チヌの口にマッチするでしょう。

他のワームやワームリグ、ハードルアーなどにバイトが無いときでも、このヴァラップスイマーにはヒットしてくることが多いです。

独特なテールスイングは、ハイピッチで躍動的。

カラーバリエーションも豊富なので、水質や水深・日照などに合わせて使い分けることができます。

やや身切れしやすい柔らかい素材なので、バイトを感じたらワームボディに亀裂が入っていないか、確認するようにしましょう。

下腹の部分に深いスリットが刻まれているので、そこからネイルシンカーを頭部へ向けて突き刺すと、低重心バランスに仕上げることができます。

0.9g程度のネイルシンカーにすれば、収まりは良好ですし、ワームリグのトータルウエイトも6gを超えて、キャストしやすくなるでしょう。

●チニングゲームにおすすめのシャッドテールワーム④エコギア・グラスミノー

エコギアブランドからリリースされている、グラスミノーシリーズも、チニングゲームに有効です。

他のワームと比較すると、ちょっぴりウエイトが軽め。

ですから、ネイルシンカーでウエイトアップするよりも、キャロやフロートリグに装着してロングキャストするのがいいでしょう。

特にフロートリグには、水面に浮かべて使うタイプや、水中に沈めてリトリーブするタイプが用意されています。

チヌに効果的な釣り方を選べますから、それとの組み合わせでアプローチしてみましょう。

スローにリトリーブしても、大きめのテールは水流を確実につかみ、左右に揺れてくれます。

その波動はとても魅力的ですし、ワームボディ全身をローリングさせて泳ぐ様も、チヌを引き付けてくれるでしょう。

ボディ素材が、やや硬めなので、オフセットフックを装着したときの安定感はバツグンです。

カンタンにはズレないですから、フロートリグでロングキャストアプローチするのに向いています。

カラーバリエーションは豊富で、最初はホワイト系やチャートリャース系などの膨張色から投入してみてください。

それでチヌからの反応が無かったら、もっと濃い配色でワームシルエットを目立たせるようにしましょう。

チニングゲームに投入してみたくなるシャッドテール系ワームの特徴や使い方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか？

オフセットフックは、フッ素コーティングが施されたものを使いましょう。

刺さりがバツグンに良く、ショートバイトでも上手くフッキングに持ち込めるかもしれません。

チヌの歯は、硬くて鋭いので、1引き釣り上げたら必ずオフセットフックの状態を確認して、フックポイントが鈍っているようなら交換しましょう。