ソルティーレッドペッパーマイクロでチニングゲームを楽しみたい!
ティムコから発売中の縦浮き姿勢ペンシルベイトといえば、レッドヘッパーシリーズを思い浮かべることができるでしょう。 その中で最も小さなサイズに仕上げられていて、メッキやカマスなど…
FISHING JAPAN 編集部春は産卵の季節で、チヌやキビレも例外ではありません。
水温の安定した深場に居る状態から、4月になると浅瀬に向かう傾向が強まります。
そんなタイミングで実践するチニングゲーム、どんなふうに展開すればいいのか、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
チニングゲームは、どの季節であっても、チヌ・キビレの居場所チェックから始めます。
4月は、まだ水温が低いところが多いですが、徐々に上昇してきます。
目安は、海水温14℃程度でしょうか。
それぐらいになると、深場で落ち着いていたチヌが、浅瀬に上がってくるのです。
理由は明白で、産卵をおこなうため。
なので、潮通しの良い場所というより、南風を受けて浮きゴミが水面に溜まっているような、ワンド状の奥まった場所などが、チヌの向かう先になります。
とはいえ、そんな浅瀬に大量のチヌが集まることを期待してはいけません。
あくまでも向かう先であり、待機場所は他にあります。
いったいそれはどこなのか?
答えは、浅瀬に隣接した深場です。
いわゆるブレイライン=カケアガリ地形の下側で、数多くの産卵前チヌが待機しています。
そこを直撃できるルアーが有効なのですが、単に直撃するだけではバイトに結び付きません。
用意したいのは、3inch程度のサイズのワームです。
これをボトムまできっちり沈めて、スローにズルズル引っ張って誘いをかけます。
ボトムの地形変化が複雑なほど、ズル引きされるワームのアクションは、細かなものになるでしょう。
まさに生命感溢れるアクションで、エビやカニなどの甲殻類の移動そっくりになるはずです。
ただし、ひとつ注意しなければなりません。
ワームとフックだけでは、ボトムに張り付いた状態でズル引きすることが困難です。
必ずウエイトを付加するための、シンカーが要ります。
有名なのは、スイベルの付いたスリムシンカー。
スイベルで糸ヨレを解消できますし、スリム形状で根掛かりトラブルを回避できます。
エビやカニに似たワームの前に、このスイベル付きスリムシンカーを通せば、フリーリグとしてチニングゲームを満喫することが可能になります。
おすすめのスイベル付きスリムシンカーはこちら。
ウエイトは、3.5gから14g程度まで、幅広く使ってみて操作しやすいものを絞り込んでください。
チニングゲームで4月の産卵前を効率よく釣っていくなら、エビなどの甲殻類に似たアクションをする、ホグ系ワームがおすすめです。
中でも実績が高いのが、ケイテックのクレイジーフラッパーシリーズ。
さまざまなサイズバリエーションが用意されていますから、2.8inch以上のものを選んで、フリーリグに仕上げてみてください。
ワームに装着するのは、ナローゲイブのオフセットフック。
ゲイブ幅が狭いほうが、チヌの口の中に吸い込まれやすいでしょう。
ブレイクラインをしっかり超えるようにキャストして、着底。
ボトムをスローにズル引きしながら、地形変化をなぞってください。
ブレイクラインに差し掛かると、グーッとロッドティップに重みを感じるようになります。
これはシンカーが地形変化に引っ掛かっているから発生する事象で、チヌが間近に居る可能性が高まります。
この引っ掛かりを慌てて外してしまう必要はなく、しばらくそのままにしておきましょう。
ワームは、止めている状態でも、微細に揺れたりボトムに倒れ込んだりしているので、チヌに対してアピールを続けています。
そのままにしていてチヌが食い付いてきた!という展開、何度も経験していますから、ぜひフリーリグの止め誘いをマスターしましょう。
ケイテック(Keitech) クレイジーフラッパー 2.8インチ #411 ブラックチェリー
チニングゲームでシャッドテール系ワームを使うとき、前述のフリーリグにセットするよりも、ノーシンカーリグに仕上げるほうが扱いやすいでしょう。
でも、そのままでは軽過ぎて、ボトムまでなかなか沈んでくれません。
そこで用いるのが、細長いネイルシンカーです。
ワームにオフセットフックを装着したら、フッキングの邪魔にならない場所に、ネイルシンカーを刺し込みます。
一誠のキャラメルシャッドなら、ネイルシンカーを刺し込める場所を選びやすく、より低重心になるお腹側に寄せて刺してください。
キャラメルシャッドの前半部と後半部の2ヵ所に、ネイルシンカーを刺し入れれば、より一層沈みやすくなります。
着底した状態で、やはりスローにズル引きをおこないます。
ボディの凹凸やシャッドテール部分が、ボトムの地形変化を上手くとらえて、軽めの跳ね上がりアクションを交えながらチヌにアピールできます。
一誠 海太郎 キャラメルシャッド 3.5inch issei Caramel Shad 【メール便可】 ▼046 ソリッドホワイト 3.5inch
4月のチニングゲームにマッチした釣り方を実践するのに、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、張りのあるベイトロッドにすると、ボトムの地形変化をとらえやすいでしょう。
リールは、モノフィラメントラインやPEラインを巻ける、軽めウエイトのベイトリールが使いやすいです。
ダイワ(DAIWA) チニングロッド SILVER WOLF(シルバーウルフ) AIR 71MB-S・Q
2024年ダイワからリリース予定のチニングゲーム用ベイトロッド・シルバーウルフAIRシリーズのラインナップから、71MB-Sを選んでみました。
ウエイトは96gと軽めで、全長は2.16mと取り回しのいい長さに仕上がっています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は112cmにまで縮まります。
これならクルマに積み込みやすいですし、さまざまなポイント・釣り場へ持ち込みやすいでしょう。
適合するルアーウエイトは、5gから21gまで。
ブランクスの先径/元径は、1.4/10.9mm。
適合するラインは、PEラインなら0.4号から1.5号まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.0%に設計されています。
実売価格は4万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 22 シルバーウルフ SV TW 1000XH PEスペシャル(2022モデル)
ダイワから発売されているチニングゲーム用ベイトリール・シルバーウルフSVシリーズの中から、1000XH PEスペシャルを選んでみました。
ギア比は8.5対1なので、ハンドル1回転につき90cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは190gと軽め。
スプール径は、34mm。
適合するラインは、PEラインなら0.8号を150m巻けます。
ボールベアリングは10個搭載していて、ハンドルアームの長さは90mmです。
実際に手に取ってみると、とても軽くて滑らかな巻き心地を体感することができました。
コンパクトなボディデザインで、パーミングのしやすさも光ります。
実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
フリーリグやシャッドテール系ワームのネイルリグを試すなら、このベイトリールがおすすめといえそうです。
4月のチニングゲームの特徴や釣り方、おすすめのワーム・タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
本来のチヌ・キビレなら、潮通しの良いポイントを選択して攻めるのですが、4月で産卵が絡む時期では、水の動きがゆったりした場所に注目してください。
しっかりとボトムを取って、時間をかけてズル引きすることで、水温が上がり傾向のシチュエーションでもバイトを取ることができます。
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