ワームのアップ写真

シャッドテールワームの使い方特集!おすすめのアイテムで魚を釣り上げよう

FISHING JAPAN 編集部

海外のアングラー、とりわけイタリアやアイルランドなどで、大型パイクや各種バスを釣っている人たちとの話題に上がるのは、シャッドテールワームの釣れっぷりです。

特に水温の下がる時期には、めっぽう強く、カバーゲームにも適しているとのこと。

ぜひ日本でもその実力を確かめてみたく、実際にフィールドに持ち出してみることにしました。

シャッドテールワームとは

シャッドテールワームとは、ボディの最後尾が上から見下ろしてT字型になっている、軟質系ワームのことです。

このテール、スイムベイトにも採用されていて、実によく水をとらえては受け流せるようになっています。

左右へのウォブリングアクションが、大きく強く発生するので、ワームの中ではハイアピールな部類に入るのではないでしょうか。

かといって、魚がスレてしまうほどではありません。

キャストしてスピーディーにリトリーブしてしまうから、バタバタ感があるような印象に陥るのです。

しっかりとボトムまで沈めて、スローにスローにリトリーブすると、テールがほぼアクションしなくなります。

その状態で、ボトムの地形変化を乗り越えていくわけですから、ときどき小さな山を越えることに。

ボトムから上に向いて突き出た地形変化が山なので、その尾根にシャッドテールが引っ掛かります。

そのまま根掛かりしてしまうほど、シャッドテールは硬くありませんから、最終的には“プルンッ”と外れてしまいます。

実はこの“ときどきプルンッ”が、魚にとってとても魅力的なのです。

まるで小魚が舞い上がるような、急いで逃走するような、生命感そのものを表現できているのです。

他のワームでは、最後尾にこのようなエンジンは積んでおらず、まさにシャッドテールワームの独壇場といえるでしょう。

このアクションは、スローな展開の中で生まれますから、水温の低い時期にベストマッチします。

意図的にボトムに引っ掛けては外す!を繰り返していると、魚が近寄ってきて食い付いてくれる確率が上がります。

これまでシャッドテールワームといえば、左右にテールをウォブリングさせながら使うもの!という固定観念がありましたが、それを払拭してフィールドで使ってみると、新たな可能性に触れることができるでしょう。

シャッドテールワームの有効な使い方!

シャッドテールワームとジグヘッドの組み合わせは、定番のように言われています。

でも海外のアングラーに聞くと、「それでは根掛かりが多発してしまう!」や「中層しか狙えない!」という返事が戻ってきます。

もっとシャッドテールワームの効能を活かすには、オフセットフックを装着して根掛かりを減らすのがベターだ!とのこと。

確かに、オフセットフックとシャッドテールワームなら、いわゆるノーシンカーリグの外観になるので根掛かりトラブルは減ります。

でも、キャストの際の飛距離が伸びません。

それに対処するには、ネイルシンカーを活用するとのこと。

最近では比重の高いタングステン製のネイルシンカーが発売されているので、かなり細くてもバッチリ重いです。

これをシャッドテールワームに刺し入れれば、カンタンにウエイトアップが図れるのです。

外観に突起が発生するわけではないので、根掛かりトラブルは抑えたまま、飛距離と沈下スピードが伸びることになります。

最後尾のテールの引っ掛かり→プルンッ!外しの頻度も、かなり上がるでしょう。

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おすすめのシャッドテールワームはこちら!

おすすめのシャッドテールワームをピックアップしてみましょう。

実際にフィールドで使ってみて、高い確率で魚が食い付いてきたものばかりです。

特に日本製のものは、精度の高い細部の作り込みが優秀で、しっかりと水をつかんでくれます。

最後尾のテールの面積は大きめですから、スローリトリーブでもアクションの起動は早めです。

魚は、シャッドテールワームの直後に追従してきて、泳ぐスピードを早めると、逃げられまいとするのか、追い付いてきてバイトする傾向があります。

ただし、あまりに早いリトリーブでは、魚が追うのを諦めてしまうので、基本的にはスローリトリーブで誘いをかけるようにしましょう。

シャッドテールワームで狙える魚として、シーバス・チヌ・カサゴ・メバル・アイナメ・ソイ・アコウ・ヒラメ・マゴチ・青物全般・バス・ナマズ・雷魚などが挙げられます。

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シャッドテールワームを操るのにおすすめのロッド&リールを選んでみた!

シャッドテールワームをキャストして操作するのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。

ロッドは、ロングキャストを実践しやすいスピニングロッドがマッチします。

リールは、3000番サイズ前後のスピニングリールがあれば、ラインのストック量はじゅうぶんです。

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ダイワからリリースされているシーバスゲーム用スピニングロッド・シーバスハンターXシリーズのラインナップから、93MLを選んでみました。

全長は2.82mなので、振り込めば飛距離は伸びてくれるでしょう。

2ピース仕様で、仕舞寸法は145cmにまで縮まります。

ウエイトは131gで、ブランクスの先径/元径は1.8/12.9mm。

適合するルアーウエイトは、7gから35gまで。

適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号までで、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、95%に設計されています。

実際に手に取ってみると、やや長めブランクスになっていて、独特な張りとしなやかさが備わっているのが特徴的です。

これなら軽めのワームリグでも、遠くのポイントまで届けることができるでしょう。

グリップは細身シェイプで握りやすく、各種ロッドワークに対応しやすいです。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

シーバスゲーム用に作られていますが、他のフィッシュイーターにもじゅうぶん対応できるはずです。

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ダイワから発売中の軽量スピニングリール・カルディアシリーズの中から、3000番サイズのエクストラハイギア仕様を選んでみました。

ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき93cmのラインを回収することができるようになっています。

最大ドラグ力は10.0kgと余裕があり、ウエイトは205gと軽め。

ラインキャパは、PEラインなら1.2号を190m、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。

ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて扱いやすい印象を持ちました。

ハンドルの巻き心地は滑らかそのもので、安定したリトリーブを実践できるでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。

3000番サイズなら、ラインのストック量が多く、太いラインに巻き替えて使うことも可能です。

さまざまなフィッシュイーターたちをターゲットに、釣りを楽しんでみましょう。

シャッドテールワームを使いこなしてさまざまなフィッシュイーターを釣り上げよう!

シャッドテールワームの特徴や使い方、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?

最後尾に対して噛み付いてくることが多いので、早アワセは控えるようにしてください。

手元でアタリを感じたら、ラインを送り込んでテンションが張り詰めるまで待つのがいいでしょう。

フッキング後はロッドを立てて、ラインテンションが緩まないように努めましょう。

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