釣り餌の代用品特集!釣りの餌に使えるおすすめコンビニアイテムをピックアップ
釣りに餌やルアーは付き物、必ず持参したいアイテムのひとつです。 それなのに釣り場に到着してから、餌を持ってくるのを忘れたことに気づいた経験はありませんか? アングラーなら誰し…
FISHING JAPAN 編集部細身で足が生えていて、ニョロニョロと動き回るゴカイ。
アングラーにとっては魚がよく釣れるエサとしておなじみの存在ですが、その見た目に嫌悪感を覚える人も多いのではないでしょうか。
実際に、「ゴカイを触るのが嫌だから釣りをしないんだ!」という声も聞いたことがあります。
しかし今回はそんなゴカイを全力でクローズアップしていきたいと思います。
どんな特徴や生態を持っているのか、またどんな釣り方に適しているのか、意外と知らないゴカイのあれこれを詳しくチェックしてみましょう。
ゴカイは海水に住む環形動物の一種です。
環形動物とは細長い形と左右対称な体つき、同じ役割を持つ節が連なっている点が特徴の生き物で、ゴカイの他にはミミズやヒルが分類されています。
体長は5~15センチほどで、かなり細長くたくさんの足が生えているのか特徴です。
ヘビのように毒を持っているわけではありませんが、口のところに1対の細い牙のようなものがあって、指先を持って行くと噛み付いてきます。(といっても、噛まれても痛くはないので安心してください。)
また、ゴカイは近年ヤマトカワゴカイ、ヒメヤマトカワゴカイ、アリアケカワゴカイの3種に分けられることが判明し、これによって「ゴカイ」という単一種としての和名はなくなりました。
ゴカイは世界中の磯や干潟、砂浜に生息しています。
雑食性で、小動物や改装、砂粒に付いている微生物などを捕食しています。
産卵時期は冬から春で、ある一定の水温を越え、なおかつ大潮の満潮時から下げに入ったタイミングで、いつもはボトムの地中に居るゴカイが、抜け出して海中を泳ぎ回ります。
水面いっぱいにニョロニョロとゴカイが動く姿はグロテスクですが、これが産卵行為にあたります。
光に対して向かう習性があるため、満月の夜にこの現象は起こりやすいと言われています。
ゴカイの大きな特徴として上げられるのは体の生成能力です。
ゴカイは体の後部に節を繰り返し増やし続けることで成長していき、完全に成長した状態だと約120もの節が出来上がります。
また、体の後端部分(=尾の部分)を切断されると傷を修復し、体の形を再生。
その再生は事実上無限に行うことが可能ということが研究で明らかにされています。
生物学界隈ではこのゴカイの再生の仕組みが将来の人間の再生医療のヒントに繋がるかもしれないと期待されています。
ゴカイは釣りのエサとして広く流通しています。
釣具屋やエサ屋に行くと、ゴカイがたくさん入れられている箱が1つ500円前後で販売されています。
人気のあるエサで日本産のゴカイだけでは供給が追いつかないため、韓国や台湾などから輸入されているものも多いです。
ゴカイによく似た釣りエサに、イソメがいます。
イソメはゴカイと同じ多毛綱というグループに属する生き物ですが、その中でイソメはイソメ目イソメ科、ゴカイはゴカイ亜目ゴカイ科に分類され、別種となっています。
また、イソメは日本近海には生息しておらず、釣具店などで販売されているイソメは全て中国や韓国から輸入されたものです。
イソメはゴカイよりも体が太く、長いのが特徴です。
そのため、イソメのほうが見栄えがいいので魚も好むのかな?と思う人もいるかもしれませんが、実際に釣り比べてみると、ゴカイのほうが食いが良い印象を受けます。
特にシロギスに関しては、ゴカイのほうによく反応してくれるので、投げ釣りにはぜひゴカイを選びましょう。
ただし、ちょっとした衝撃で切れやすいのもゴカイのほうで、ハリに長めにぶら下げてキャストしても、水面に届くまでにちぎれてしまうシーンをよく見ます。
一定のサイズにカットしながら使うことがポイントです。
ゴカイを使ったおすすめの釣り方は、前述の通り投げ釣りです。
投げ釣りに適したおすすめのタックルを、詳しくご紹介しましょう。
本格的に100メートル以上飛ばすようなタックルではなく、ゴカイを餌にちょい投げを楽しむためのものばかりです。
ダイワ(DAIWA) ちょい投げ・サビキ 万能振出ロッド リバティクラブライトパック 10-180 釣り竿
バス釣り用のルアーロッドとしてラインナップされていますが、これほどコンパクトに収納できて、張りとパワーを保持しているロッドを、ちょい投げに使わないのはもったいないです。
全長2.44メートルまで伸ばせるので、長過ぎず短過ぎずを実現していますよね。
これなら防波堤や護岸エリアをゆったり歩きながら、シロギスやハゼを狙うのに丁度いい扱いやすさでしょう。
35グラムまでの仕掛けならキャストできますから、中通しオモリにサルカン、そこにハリスとハリを1本結んだシンプルな仕掛けでアプローチすることができます。
天秤仕掛けでもかまいませんが、通常の投げ釣り用ではちょっと重いかも。
そういう点に配慮しながら、あれこれ考えてタックル選びをするのは、とても楽しいですよ。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 18 レガリス LT2500S-XH(2018モデル)
ダイワのレガリス2500番の浅溝スプールタイプです。
深溝スプールタイプの2500番もあるのですが、ちょい投げならそんなにラインは要りませんよね。
根ズレすることも考えて、1号程度のPEラインにショックリーダーをつないでおけばじゅうぶん対処できるでしょう。
ハンドル1巻きで87センチもラインを回収できますから、仕掛けを投入してアタリが無かったら、ロッドを立てて素早く巻き取り、次のポイントを攻めてみてください。
その際に、ゴカイがハリから取れていないかチェックすることも忘れないようにしましょう。
こちらは、コンパクトロッドとリールがセットになったオールインワンタックルです。
持ち運びは大変便利ですが、全長71センチの長さしかないロッドなので、遠投するのは難しいでしょう。
なので、足元をバーチカルに釣る穴釣りに使ってみてください。
ゴカイならテトラの間に潜むカサゴやメバル・アイナメにも人気です。
餌盗りのフグやベラを交わしながら、ビッグフィッシュを狙ってみましょう。
エビやカニも手を出してきますから、なかなかスリリングな展開を楽しめますよ。
シマノ(SHIMANO) 餌箱 サーモベイト ステン X CS-132N アイスホワイト
シマノからリリースされている、ステンレス製の内缶を搭載した餌箱です。
中の底部分に保冷剤を入れておいて、その上にスノコを設置してください。
ゴカイはスノコの上で快適に過ごすことができます。
上フタはカチッと閉まりますから、ゴカイが勝手に逃げ出すことはないでしょう。
活きのいい餌であれば、魚も数多く釣れるに違いありません。
軽量で根掛かりの少ない天秤仕掛けセットが、ハヤブサから発売中です。
中通しオモリ仕掛けではアタリ取りにくいな!と感じたら、この天秤仕掛けを使ってみましょう。
7号ということは、20グラムを超える程度の重さしかないので、モバイルパックロッドでじゅうぶんキャストすることができます。
天秤がボトムで立つように作られているので、アタリも取りやすいですし回収もスムーズです。
リトリーブを開始すると、天秤のヘッド部分に水が当たって浮き上がりやすくなっているのも嬉しいですね。
RULAYMAN 折りたたみバケツ 折り畳みバケツ ソフトバケツ シリコン 釣り バケツ 洗車 園芸 アウトドア 掃除 四角 四色(10L, グレー)
これはマズメ製のクリアーバケツです。
釣った魚をここに保管しながら、その状態をゆっくり観察できますよ。
さらに、水をくみ上げる用のロープも備え付けてあるので、非常に便利ですね。
もし釣り場を汚してしまったら、このバケツで水をくんで洗い流すのも一役買うでしょう。
ショルダーベルトの付いた持ち運び便利なタックルバッカンです。
なんとロッドスタンドまで装備されているので、仕掛けを結び直すときなどにとても便利ですね。
サイズは、縦220×横310×高さ290ミリとじゅうぶんな大きさ。
これなら餌箱やハサミ・プライヤー・タオル・飲み物などを入れてもまだ余裕があるでしょう。
自重が1.3キロと軽めなので、疲れずに持ち運びすることができます。
これは良く出来ている餌切り用ハサミです。
ハリに装着したゴカイの付け方が長過ぎた場合、指でカットすると汚れますよね。
そんなときにハサミを使うのですが、先端部分では餌をカットするのでギザ刃になっておらず、付け根に近い部分ではPEラインなどをカットしやすいように、ギザ刃になっています。
これなら釣り場で気兼ねなく活用できますよね。
ゴカイを切った後のハサミは、帰宅後しっかりと洗浄しておくようにしましょう。
携帯用の除菌ウェットティッシュです。
どうしてもゴカイのヌメリなどに耐えられないようなら、タックルバッカンにこちらも入れておくといいでしょう。
ニオイもある程度取れますから、餌付け作業が完了したら使うようにしてください。
使用後は釣り場に放置せず、持ち帰ることを心がけましょう。
ゴカイの特徴や生態、ゴカイを用いたおすすめの釣りタックルなどをご紹介しましたが、いかがでしたか?
まだ虫餌に慣れていない人は、ぜひゴカイを購入して釣りをしながら慣れるようにしましょう。
海岸沿いの砂場と岩場が交じり合ったようなエリアなら、ゴカイを見つけることができるかもしれませんよ。
あまり大きくない岩を、ゴロリと動かしてみてください。
その下にゴカイが潜んでいたら、釣り餌に使ってみてはいかがでしょう。
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