【閲覧注意】フナムシってゴキブリの仲間なの?海釣りで遭遇する節足動物の生態に迫る
「うわ、この画像ってゴキブリじゃん!?」
違いますよ、これは海釣りで防波堤や磯場に行けばよく出会う「フナムシ」です。
形や複数の足の感じがゴキブリそっくりな上に、素早く動き回るのでゴキブリというマイナスイメージで判断してしまいがちです。
にしても、フナムシをエビなどの甲殻類と間違えて食べることは稀でしょうし、捕まえて飼育し、釣りの餌にするぐらいしか活用法は思い浮かびませんよね。
ここでは、フナムシの生態について詳しくご紹介しましょう。
目次
フナムシとは
フナムシは、昆虫ではありません。
ワラジムシ目フナムシ科の生き物で、いわゆる節足動物に含まれます。
節足動物で馴染みが深いのは、ダンゴムシです。
それと同じ種類に含まれる生き物だと考えてください。
キッチン周りで見かける羽根の生えたゴキブリとは、全く異なるのです。
【閲覧注意】フナムシが群れで生息している様子をとらえた動画はこちら
いやはや、こんなにたくさんの個体が群れているわけですね。
なんとも強烈なインパクトで、虫嫌いの人には耐えられないでしょう。
暖かい季節には、こうやって陽の当たる場所に出てきますが、冬の間は岩の隙間や穴の中潜むようになって、集団で越冬する習性を持っています。
そんな現場にあまり出くわしたくはないのですが、例えば防波堤周りにあるテトラなどの波消しブロック。
それが積み上げてある中に入り込んで、穴釣りを楽しむことが冬になると盛んにおこなわれます。
フナムシの集団越冬は、そういうシチュエーションでいきなり目にすることがあるのです。
相当な数が、一か所に重なるようにしてうごめいていますから、すぐに立ち退きたくなるに違いありません。
フナムシに毒はあるの?
フナムシは、人体に害を与えるような毒を持っていません。
画像を詳しく見ても、毒針のような突起物は見当たりませんね。
実際にフナムシを手に取ってみると、指先などを軽く噛んできますが、それで皮膚が傷付くような鋭い歯や牙は持ち合わせていないようです。
体内に毒を持たない生き物と考えていいでしょう。
釣りの餌として活用可能なフナムシ
フナムシは集団で生息していますから、1匹見つければ周囲にたくさんのフナムシを発見することができるでしょう。
それらを捕獲して、釣りの餌として使うことができますよ。
フックに突き刺して水中に落とすと、さまざまな魚が近寄ってきます。
そのまま捕食してしまうケースが見られますから、釣り用の餌として有効活用されるようになったのでしょう。
フナムシを捕まえる方法
フナムシは、捕まえて釣り餌に活用することができます。
ただし、かなり素早く動くので、1匹ずつ捕らえるのは至難の業かもしれません。
そこでさまざまな道具や仕掛けを用意して、フナムシを効率よく捕らえる方法が模索されています。
スイカなどを放置しておくと、フナムシが大量に集まってきて食べ始めますから、それを確保するのも1つの手段でしょう。
また動画のように、フナムシを受け取るための袋と、追い込んで足をすくうためのロッドの穂先を用意して、防波堤の壁に這うフナムシを落としていく方法もあります。
長い時間おこなっていると、フナムシが警戒して周辺からいなくなってしまいますから、別の場所へ移動して繰り返すようにしましょう。
あまり数多く取り過ぎる必要はありません。
持ち帰って冷凍にして、次回の釣りの撒き餌にする人もいるようですが、刺し餌に使うだけならエビ箱などの餌クーラーなどに数十匹入れておけばじゅうぶんでしょう。
フナムシも、限りある資源だと考えるようにしたいものです。
餌として活用する際のフナムシの捕まえ方を解説した動画はこちら
フナムシの捕り方を動画でイメージしたい方はこちらの動画もチェックしてみてください。
イメトレしてフナムシ捕りに挑みましょう。
フナムシそっくりのおすすめワームをピックアップ
「餌には良いとわかっているんだけど、フナムシに触るのが困難。」と感じる方もご心配なく!
フナムシデザインのルアーが市場に出回っています!
岩場の住人であるロックフィッシュやチヌを狙いたいときに使えます!
ジグヘッドのオモリと一緒にセットし、目指す場所へ何度もキャストを行ってみてください。
もちろん、フナムシに触れることに抵抗がない人は、ワームを実際のフナムシに変えてアプローチすることも可能ですよ。
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ビーローチの水中アクション動画はこちら
フナムシを好んで食べる魚は、意外と多いですよ。
例えば、チヌ(=クロダイ)。
チヌが生息している河口域などでは、コンクリート護岸が至るところに存在しています。
それらが経年劣化によってひび割れた状態になっていますから、その隙間の中にフナムシが棲んでいるのです。
何かの拍子に足を滑らせれば、真下の水中にはチヌが待ち構えていますよ。
そういう経緯を繰り返すうちに、チヌの食べる対象=大好物になっていったのかもしれませんね。
その外には、穴釣りの対象魚であるカサゴやアイナメ・アコウ・メバル・ソイなども、フナムシを放り込めばカンタンにバイトしてくることが分かっています。
当然フナムシの形をしたワームなら、チヌやロックフィッシュたちが我先に群がってきても、何ら不思議はないでしょう。
フナムシを餌に使ったチヌ釣りの動画をチェック
この動画では、フナムシを捕まえるところからチヌを爆釣するところまでが紹介されています!
大変参考になる動画です!
【チヌ釣り】フナムシ餌に付けたらチヌ爆釣した。触れる者だけが味わえる感動
フナムシを餌にして楽しむ穴釣りのおすすめタックルをピックアップ
フナムシを餌にして魚を釣る際に活用しやすいのが、穴釣り用タックルです。
最近は、ジャッカルやダイワなどの有名釣具メーカーから、ショートレングスで持ち運び便利な穴釣りロッドがリリースされるようになりました。
1メートルを軽く切っている長さのものがありますから、常時車に乗せておいても大して邪魔にはなりません。
取り付けるリールもコンパクトサイズなので、ロッドにセットしたままでも保管できるでしょう。
ダイワより販売中のMC750Mは、ロッドとリールのセット商品で、穴釣りを満喫するための一品です。
ロッドの全長は1ピース構造であり、驚くべきことに71センチです。
0.5号までのPEラインに対応しており、最大10グラムのルアーウエイトを操作することが可能です。
付属するスピニングリールは、重さ175グラムという軽量さが特長で、ギア比は5.1対1となっています。
したがって、ハンドルを1回転させるだけで、約58センチのラインを取り込むことができます。
糸巻き量としては、ナイロン2号を最大60メートルまで巻くことが可能です。
ボールベアリングは4つ搭載しているため、軽快に巻き上げて魚を釣ることができるでしょう。
フナムシを餌として保管しておくためのおすすめ活かしクーラーはこちら
捕まえたフナムシを餌として保管するのに適しているのは、エビクーラーなどの餌専用活かしクーラーです。
密封性が高く、空気を送り込める仕様にもなっていますよ。
フナムシ専用に作られた餌箱ではありませんが、じゅうぶんに活用できるでしょう。
各釣具メーカーから小型の活かしクーラーが発売されていますが、コスパの優秀さからすると、タカミヤの活かしクーラーがおすすめです。
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タカミヤは、釣具の卸販売や釣具店を経営している総合釣具メーカーです。
価格が安くて扱いやすい、いわゆるコスパが優秀な独自アイテムをリリースしていることで知られています。
今回ご紹介したクーラーボックスシリーズも充実していて、活かしクーラーに関してはサイズが3つから選べるようになっています。
2.2リットル・4リットル・6リットルサイズから選べるので、捕まえたフナムシを安心して保管できるでしょう。
夏場は陽射しが厳しいので、あまり容量の小さいものはおすすめしませんが、捕まえるフナムシの量を減らせば対応可能ですね。
黒色のインナーネット付きで、エアーポンプを設置するためのポケットも側面に標準装備されていますよ。
エビすくい用の小型網も付いているので、使う分のフナムシだけを取り出して、釣りを楽しむことができます。
フナムシをうまく活用して釣りを楽しもう!
フナムシの生態やさまざまな活用法・おすすめアイテムなどを特集しましたが、いかがでしたか?
見た目で嫌われがちなフナムシですが、意外と活用の幅が広くて、実際に釣り場で有効に扱えそうですよね。
ハリにセットしてみると、あまりハリ持ちのいい餌ではなく、カンタンに外れてしまうのがデメリットでしょうか。
フグやベラなどの餌盗り魚が多いエリアでは、餌としての効力を発揮するに至らないかもしれませんね。
磯釣りでは撒き餌として使われているケースが多いようで、そのような目的で集めているアングラーもいるでしょう。
ワームに関しては、もう少しフナムシに似た製品がリリースされてもいいのでは?と感じるくらい、まだまだ少ないイメージです。
なのに淡水のバス釣りでは、2~3インチほどのフナムシそっくりなワームが、各メーカーから発売されているのが特徴的です。
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これら2つなら、十分にフナムシワームとして、ソルトウォーターゲームで活躍できる形状ですね。
穴釣りやチヌ釣りに組み込んで、ぜひ試してみてはどうでしょうか。
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