ロックフィッシュゲームを楽しみたい!釣り方とおすすめアイテムを徹底紹介
海の岩礁帯や防波堤の壁、テトラ帯の隙間・穴に定着しているロックフィッシュをターゲットにした釣り=ロックフィッシュゲームが、盛んにおこなわれています。 日本全国あらゆる地域で楽し…
FISHING JAPAN 編集部冬にショアからのキャスティングゲームをしていると、丸々と太ったキジハタがルアーに食い付いてきました。
上手くランディングできたので、活け締めしてクーラーボックスに入れようとしたとき、体表に黒いヒジキのようなものが付着しています。
海藻かな?と思って触ってみると・・・ウネウネ動き始めたのです。
もしかしてこれは、寄生虫なのでしょうか?
目次
キジハタの体表に付いていた黒い生き物は、イカリムシと呼ばれる寄生虫でした。
淡水のドジョウやコイなどに付くのは知っていましたが、海水に棲むキジハタにも寄生するようです。
体長は1cm前後で、よくチェックしないと海藻と見間違えそうですが、探せばエラなどにも付着していました。
寄生虫・アニサキスのような白・透明色系ではないので、切り身に付いていたらすぐに取り除けそうです。
もし誤って口に入れてしまっても、実害は無いとのことなので安心してください。
ただし、アニサキスのほうは痛みを伴う症状が発生するので、魚の加熱処理は必須といえるでしょう。
さてそんなキジハタは、高級魚としても知られているロックフィッシュです。
冬の低水温期になると、ショアからのアプローチでもじゅうぶん釣ることができるようになります。
おすすめの釣り方として3通り挙げられるので、ひとつずつチェックしてみましょう。
●キジハタの釣り方①ライトショアジギングによるシモリ狙い
30g前後のメタルジグを用いて、ライトショアジギングゲームを実践すると、キジハタを広範囲から釣り上げることができるでしょう。
具体的には、スローフォールする幅広タイプで比重の低いメタルジグを使います。
根掛かりトラブル対策のために、リアフックは取り除いて、フロントアイにアシストフックのみを付けるようにしてください。
釣り場は、砂底に点々とシモリ・藻場が続くようなエリアがおすすめ。
防波堤からでもそういうエリアは狙えるので、メタルジグをフルキャストしてテンションフォールで誘いをかけます。
着底したらズル引きは厳禁、何故ならカンタンに根掛かってしまうからです。
ラインを張って緩めてアタリを待ち、無ければロッドを立ててメタルジグを表層へ持ち上げます。
ある程度舞い上がったな!と感じたら、再びテンションフォールを敢行。
着底までアタリが出ることが多く、手元でそれを感じたらフッキング動作へ移ってください。
砂底のシモリ周りには、ソイやカサゴなどの他のロックフィッシュも集まっているので、キジハタに混じって釣れることがあります。
ヒラメも定着していることがあり、豪快にメタルジグをひったくってくれるかもしれません。
使用するカラーは、縦方向にグロー系配色を施した、ゼブラグローカラーがおすすめ。
シルバーベースにすれば、バイトが枯れてしまう展開にはなりにくいでしょう。
●キジハタの釣り方②ワームのフリーリグによる岩礁帯狙い
磯場の岩礁帯エリアへ出向いて、根掛かりしにくいワームのフリーリグをキャストしてみましょう。
岩の隙間に潜んでいるキジハタをターゲットにするので、太いモノフィラメントラインを使えるタックルを用意したいものです。
太いPEラインに長めのショックリーダーラインを結んだものでも、じゅうぶん対応できるでしょう。
フリーリグはテキサスリグと違って、ワーム単体がフリーフォールする状態を作り出すことができます。
誘い+食わせの要素を含んでいるので、釣れる確率は一気に跳ね上がるでしょう。
おすすめのワームは、エビなどの甲殻類に似たホグ系が効果的。
カラーは、膨張色系の派手なものを選んでみてください。
●キジハタの釣り方③穴釣りによるボトム狙い
テトラなどを穴釣りスタイルで攻めると、入り組んだ先のボトムにキジハタが定着していることがあります。
ある程度重めのブラクリ仕掛けに、サバの切り身+アミノ酸調味料をまぶしたものを付けて、落とし込んでみましょう。
アタリはハッキリと出ますから、フッキング動作をおこなった後は徹底してゴリ巻き。
穴から無理やり引きずり出すイメージで、ランディングに持ち込むようにしましょう。
キジハタをキャスティングでも穴釣りでも狙おうとすれば、どんなタックルを用意すればいいのでしょうか?
おすすめは、張りがあって操作性も高い、バス釣り用スピニングロッドです。
MLパワー以上のブランクスなら、アタリを感じてからのフッキングも決まりやすいのではないでしょうか。
シマノのオールラウンドに使えるバス釣り用ロッド・スコーピオンシリーズの中から、7.0ftのスピニングロッドを選んでみました。
全長は2.13mと取り回ししやすい長さに設計されていて、継数は2本。
仕舞寸法は130.0cmと、ワン&ハーフ仕様になっています。
ウエイトは130gで、先径は1.8mmとやや太め。
適合するルアーウェイトは7gから20gなので、さまざまな用途に使えるでしょう。
適合ラインは、モノフィラメントラインなら8lbから20lbまで。
グリップの長さは271mmで、ブランクスはレギュラーテーパー。
カーボン素材の含有率は、97.5%になっています。
実際に手に取ってみると、しっかりした張りのあるブランクスに仕上がっている印象です。
高い負荷が掛かっても、じゅうぶん耐えられる剛性の高さも実感できます。
グリップは細めで握りやすいので、大物が掛かってもやり取りを楽しむ余裕が生まれるでしょう。
実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
オールラウンドに使いこなしたい1本を探しているなら、最適なスピニングロッドといえるのではないでしょうか。
シマノのストラディックシリーズの中から、太いラインを大量に巻けるスピニングリールを選んでみました。
ギア比は6.0対1なので、ハンドル1巻きにつき89cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力/最大ドラグ力は、3.5/9.0kg。
ウエイトは225gで、スプール寸法は直径47mm、ストロークは17mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3号を150m、PEラインなら2号を200m巻けます。
ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際に手に取ってハンドルを回してみると、とても滑らかに回転をキープしてくれます。
ローター回転の追従もスムーズで、ドラグの利きも申し分ないでしょう。
搭載しているスプールは、現行スピニングリールでは珍しくなった深溝タイプ。
岩などに擦れる可能性の高いロックフィッシュゲームでは、太いラインがマストなので、とても頼り甲斐のある存在となってくれるはずです。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
他の釣り方にも転用しやすいですから、1台保有しておくと重宝するでしょう。
キジハタの特徴や寄生虫対策・釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
もし小さなキジハタを釣り上げてしまったら、その場でリリースしてあげてください。
成長するまでにとても時間のかかる魚種なので、釣り尽くしてしまうと、ロックフィッシュゲームそのものが楽しめなくなるかもしれません。
ロックフィッシュゲームを楽しみたい!釣り方とおすすめアイテムを徹底紹介
海の岩礁帯や防波堤の壁、テトラ帯の隙間・穴に定着しているロックフィッシュをターゲットにした釣り=ロックフィッシュゲームが、盛んにおこなわれています。 日本全国あらゆる地域で楽し…
FISHING JAPAN 編集部ロックフィッシュゲームで使うワーム特集!人気メーカーのおすすめアイテムをピックアップ
まるでエビそっくりの形をしたワーム、こういうタイプはバス釣りに使うイメージが強かったのですが、実はソルトウォーターゲームでもかなり効果的です。 特に岩礁帯やテトラエリアに潜んで…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング