バス釣りが大ピンチ!釣り場急減少を止めるために今守らなければならないことは?
近年、日本におけるバス釣りは、間違いなく曲がり角を迎えています。 それどころか、日常の中で気軽に楽しむ趣味としては、その領域や権利を奪われようとしているといっても過言ではありま…
FISHING JAPAN 編集部バス釣りを始めてみて不思議に感じることが、結構多いことに気づきますよね。
例えば、オフセットフックのサイズ。
1/0って何だろう、1とは違うのかな?
そのまま放置しておくと、オフセットフックを購入して揃えたくても、なかなか実行には移せなくなります。
ここでは、バス釣りに用いるオフセットフックの特徴やサイズ、使い方についてご紹介しましょう。
目次
オフセットフックとは、バス釣り用のワームに装着するフックのことです。
普通の釣り用フックは、ラインを結ぶアイがあって、そのまま弧を描きながらハリ先=フックポイントまで仕上げられています。
それがオフセットフックの場合は、ラインアイの次にすぐ、カクカクと曲がった箇所が設けられていますよ。
このカクカクのことを、クランクと呼んでいます。
「なぜそんなクランクがフックの途中にあるの?」
実はこのクランクの部分で、装着したワームを留める役割を担っています。
クランクが無ければ真っ直ぐですから、強い負荷がかかるとワームからフックがズレてしまうかもしれません。
キャストするたびにズレが発生するようでは、バスを釣り上げることは難しいでしょう。
そこで発案されたのが、クランクを設けてズレを解消することだったのです。
これにより、ワームに差したフックポイントを、すぐ近くから外へ突き抜いて、クランクをうまく活かす方法が採られるようになっていきました。
オフセットフックがズレずに真っ直ぐ装着されることで、フッキングの効率は良くなり、ワームリグそのものが回転してしまうのを抑えることにも、プラスに働くように。
クランクのおかげで、多くのアングラーがバスを釣れるようになったと言っても過言ではないでしょう。
オフセットフックには、大小さまざまなサイズがあります。
例えば、3というサイズは、2よりも実寸が小さいのです。
ここで迷ってしまう初心者アングラーが出てくるのですが、こればかりは覚えるしかありません。
いつごろからこのような表記になったのか、たぶんフライフックの影響かもしれませんが・・。
もう一度おさらいしてみましょう。
4番サイズのオフセットフックは、3番サイズよりも・・・実寸が小さいです。
3番サイズは、2番サイズよりも小さいです。
その順で、4・3・2・1と、左から右へ向かうほど、オフセットフックのサイズは数字に反して大きくなっていくことに。
では、その次に大きいオフセットフックは、何番か分かりますか?
「0かな?」
実は、0の設定はありません。
1番のオフセットフックの次に大きいのは、1/0と表記します。
ここからは、1/0・2/0・3/0・4/0・5/0と、左から右へ移っていくにしたがって、オフセットフックのサイズは大きくなっていきます。
オフセットフックの使い方は、ワームにセットして仕掛け=リグを構成することに用います。
細長いストレート系のワームや、分厚いボリュームを持ったスイムベイト系ワームなど、数多くのワーム形状がありますから、1種類のオフセットフックデザインでは対応できません。
そこでワームのボリュームやサイズに合わせて、オフセットフックの種類も増えていきました。
その全てを使うのはたいへんですが、自分が所有しているワームにフィットするオフセットフックを購入して足していけばOKでしょう。
最近では、ワームのパッケージに推奨するオフセットフックのサイズが、記載されるようになってきました。
そういう配慮があれば、フック選びで迷うことはなくなりますよね。
オフセットフックを装着するのに、おすすめのワームをご紹介しましょう。
まずは、オフセットフックをひとつ取り上げてみます。
リューギブランドから発売中のダブルエッジというアイテムですが、とてもフッキング効率が良くて、バラシを抑える効果の高いフックとして人気が高いですよ。
リューギブランドのダブルエッジは、フックの間隔が細長い設計のオフセットフックとなっています。
ゲイブとはフックの広さを示す部分で、最も大きなカーブを持つ端から端までの距離を直線で計っています。
細長い幅だと、ワームが寄り添いやすく、バスの口内にスムーズに入ると考えられています。
ただ、容易に入る反面、抜けやすいリスクも持つため、そのデメリットを回避するために、フックの先端がフックアイを指向せず、少し外向きに設計されている点が特徴的です。
こうすることで、バスがワームを咥え込んだ時、激しいフッキング動作をせずとも、口内部の肉を突き通すことが可能となります。
ロッドを垂直に保ちラインを張るだけで、フックの先端が引っかかってくれるというのは、非常に助けになりますね。
流行のフッ素コーティングも施してあるので、他のオフセットフックを上回る刺さり具合が期待できます。
実際に試してみると、かなり細い軸のため、大型のバスを釣った際に、直ぐに伸びてしまうかと多少の不安を覚えますが、今のところしっかりと保持し続けています。
売価は300円台で、非常に手頃な金額に設定されているため、大小いろいろなサイズを揃えて釣り場へと向かうのが良いでしょう。
このオフセットフックを取り付けるため、一番合うと思われるワームを選んでみるのもいいですね。
FLASH UNION(フラッシュユニオン) ワーム アバカスシャッド3.3インチ #018 サンドシュリンプ.
アバカスシャッドは、冬のロックフィッシュゲームで人気が爆発している、フラッシュユニオンのシャッドテール系ワームです。
こちらは、3.3インチモデるなので、リューギ・ダブルエッジなら1/0か2/0サイズを装着すれば、うまくフィットするでしょう。
フックポイントを隠すデザインや、スローリトリーブでも激しくアクションするシャッドテール、その振動を増幅するための両サイドの爪パーツなどが秀逸で、常に細かく震えている状態を作り出していますよ。
さほど柔らかい素材ではないのに、振動が継続し続けるのは、前述の最後尾周りのパーツ類と、ボディに複数掘り込まれた深い溝によるものでしょう。
水平姿勢でフォールさせながらバスに誘いをかけて、いきなり横方向に移動させても、テール周りが激しくアクションしてアピールする仕組みは、バスに迷う時間を与えません。
ノーシンカーリグやダウンショットリグ・フリーリグなどとの相性もよく、低水温の季節になっても好釣果が続いています。
オフセットフックとなら、カバーの奥底にタッチしにいけるかもしれませんよ。
3.3インチの他、2.2インチ・2.8インチ・4.3インチがラインナップされていますから、釣り場のシチュエーションに応じて、サイズのローテーションを実践してみましょう。
ジャッカルからリリースされている、コンパクトで安価な高比重ワームです。
正面から見ると、扁平に潰れたような断面をしていて、オフセットフックを装着すれば、見事にロングキャストできてしまうのが強みですね。
ノーシンカーリグなら、扁平のおかげで揺れながらフォールするようになっています。
そのままストンと落ちるよりも、バスを誘い出す効果は高いでしょう。
ワームの全長は60ミリなので、ひと口で口の中に収まりそうですよね。
ボディの周囲に簡易的なレッグが、複数装着されています。
引っ張ると切れるので、ギルの有無を確認するのに活用できますよね。
実際に使ってみると、コンパクトなフォルムのせいで、ほとんど丸飲みバイトになることが多いです。
オフセットフックなら、カバーやボトムの地形変化をうまくかわしながら、バスの居るところまで運ぶことがたやすくなるでしょう。
リューギのダブルエッジなら、2/0サイズでボディ全身をフックでガードするような付け方ができますよ。
実売価格は400円台と、とても低価格な価格設定を実現。
カラーバリエーションも豊富なので、好みのカラーから揃えてみましょう。
オフセットフックの特徴や使い方、おすすめのワームについて取り上げましたが、いかがでしたか?
フッ素コーティングによって、刺さりやすくなっているオフセットフックが増えていますから、ワームを装着するときなど、じゅうぶん注意してください。
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