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カジカってどんな魚か知ってる?清流に棲む生態や釣り方に迫ってみた

FISHING JAPAN 編集部

鮎などの川魚が棲んでいるような河川の清流域に、カジカは定着しています。

よく似た名前のカジカガエルも、同じような環境に棲息しているので、どちらにも遭遇する機会があるかもしれません。

ここでは、カジカの特徴や生態・釣り方・食べ方についてご紹介しましょう。

カジカとは

カジカとは、スズキ目カジカ科に属している淡水魚のことです。

ドンコやゴリと呼ばれることもある、比較的馴染みの深い魚といえるでしょう。

見た目は、河口域に居るハゼと似ていますが、同じ種類ではありません。

産卵の際に、河口まで降りていくタイプもいるとのこと、その生息エリアは河川であると考えていいでしょう。

馴染みの深いハゼとよく似たカタチをしているので、両者の違いについてチェックします。

なんとカジカには、ウロコがありません。

身体のどこを探してもウロコが無いことで、ハゼとは明らかに異なる魚だと判別できるでしょう。

カジカが定着しているエリアは、渓流魚や鮎などが棲んている河川の上流部。

いわゆる清流と呼ばれるところまで足を伸ばせば、遭遇することができます。

鮎釣りや渓流魚釣りをしていて、カジカが釣れることが多々ありますから、そういう河川へ出向いて釣りを展開することをおすすめします。

ただし、秋から冬にかけて、禁漁期間になるケースがありますから、事前に地元漁協などで釣りをしていいか確認を取る必要があります。

カジカの居場所は、清流に散らばっている石・岩などの隙間です。

河川にジャバジャバと入って行くと、その音に驚いて逃げてしまいますから、慎重に歩を進めてください。

手には全長1m前後の竿を持ちます。

タナゴ釣り用の振出式延べ竿でもかまいませんし、穂先のみの1ピースロッドでも対応可能です。

先端にラインを結んで、その先に袖針などのごく小さなハリを付けます。

ハリには、釣り場で採れたミミズなどをぶら下げればOK。

岩をめくれば川虫も採取できるので、エサとして活用しましょう。

エサの付いたハリを、石や岩の隙間へゆっくりと落とし込んでいきます。

このとき、流れの強い場所を選ばずに、できるだけ緩やかな場所にすれば、正確に隙間へ落とし込めるでしょう。

カジカが潜んでいれば、一気にラインが引き込まれて、竿先が曲がります。

竿が短いぶん手元にもアタリが伝わってくるので、手首を返して竿を立てて、隙間からカジカを引きずり出してください。

ラインが細いと擦れて切れる可能性がありますから、慎重にやり取りをおこなうようにしましょう。

カジカ釣りにはハリハズシや細身プライヤーを持参しよう!

カジカを釣るとき、口は大きめですから、エサもハリもカンタンに吸い込まれます。

口の周りは比較的柔らかいので、細軸のハリならカンタンに貫通するでしょう。

ただし、竿を立てるのが遅れると、ノド元まで飲み込まれてしまいますから、ハリハズシやノーズの細長いプライヤーを持参しておくことをおすすめします。

体長は20cm前後なので、もしリリースするつもりなら大きなプライヤーでは、ハリを外しにくいでしょう。

カジカの食べ方をチェック!

釣り上げたカジカは、食べることができます。

油に入れて素揚げ・唐揚げにすると、とても美味しく仕上がるでしょう。

釣り場で食べたいなら、串に刺して素焼きにするのが手っ取り早いです。

ウロコの無い魚なので、口から尾ヒレにかけて串を通し火にあぶれば、そのまま食べることができます。

焼かれると身が黄色っぽく変色していくのは、脂が身にまわっていくからでしょう。

小骨が気になる人は、前述の素揚げ・唐揚げに調理すれば気になりません。

低温の油で二度揚げを実施して、頭からガシガジ食べるのがおすすめです。

カジカを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!

今回はカジカを釣るのに最適な、私のオススメのタックルをお伝えします。

特別に長いブランクスの竿は、必要とは言えません。

小物釣り適用の、全長1m程の延べ竿の用意をお願いします。

ベイトとして良いのは、その場で採取できるミミズや川虫等になります。

準備できるものがあるのであれば、瓶詰のイクラが一番合います。

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プロマリンブランドからリリースされている、とても短い振り出し式の延べ竿です。

本来はタナゴ釣りや手長エビ釣りなどに用いるものですが、清流域でのカジカ釣りにもじゅうぶん転用できるでしょう。

全長は、なんと80cmしかありませんから、手元で細やかな操作をすることが可能です。

石や岩の隙間へ、ハリの付いたエサを滑り込ませるのに適しています。

継数は3本なので、仕舞寸法は約37cmにまで縮まります。

ここまでコンパクトになるのなら、デイパックなどに差して場所移動することができますし、クルマに常時保管していても邪魔にならないでしょう。

ウエイトは、なんと約21gしかありません。

軽過ぎて、疲れをほとんど感じることなく釣りを続けられるはずです。

先径/元径は、約0.8/4.8mmと細身。

ブランクスのカーボン素材含有率は、75%になっています。

グラスコンポジットなブランクスなので、負荷が掛かってもしなやかに曲がり込んでくれます。

バラシをしっかり抑えますから、安心してカジカとのやり取りを楽しんでみましょう。

実際にフィールドで使ってみると、とても持ち運びしやすく、仕掛けの操作性も高く感じました。

ミャク釣りか、もしくはエサの重みだけでポイントに撃ち込める釣りが展開できます。

実売価格は2千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

さまざまな小物釣りに転用できるので、1本持っておくととても重宝するでしょう。

例えば、水路や小河川において、手長エビを釣るのにベストマッチです。

カジカと同じように、石組みや護岸の隙間へ仕掛けを落とし込めば、手長エビがカンタンにつかんでくるでしょう。

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オーナーばりから発売中の、定番ライン付き金袖針です。

1つずつゆっくりとパッケージから引き出せるようになっていて、小さなハリに細いハリスを結ぶ手間が省ける便利アイテムです。

金袖針といえば、アジ釣りなどで活躍する種類ですが、淡水の釣りで使ってはいけないという決まりはありません。

このハリのカタチは、少ないチカラでもしっかりフッキングすることができる、理にかなったデザインになっています。

実際にフィールドで使ってみると、スパッとよく刺さってくれる印象です。

大きな負荷をかけ続けると、ハリそのものが変形してしまうことがありましたが、折れてしまう展開にはほとんどなりませんでした。

カジカの口の大きさなら、ある程度のサイズの金袖針まで使えるでしょう。

ハリ先を隠すようにエサを付けると、カジカの食い付きが良くなることがあります。

釣り場ではちょっとした工夫が好釣果につながるので、自分なりにいろいろ試してみましょう。

実売価格は100円前後と、とても低価格な設定に収まっています。

これならサイズの異なる複数の種類を購入して、タックルバッグにストックしておくと便利かもしれません。

カジカの生態を把握して釣りを楽しもう!

カジカの特性やその釣り方・調理法、おすすめの釣り用具についてご説明しましたが、どうだったでしょうか?

キャンプ等のアウトドアを楽しむ人口が増加して、清流が少し騒がしく感じられるようになりました。

至る所で見かけるゴミを目にすると、環境を保つのは大変だと感じます。

自分で持ち込んだゴミについては、必ず自分で持ち帰る事を心掛けましょう。

長くカジカが住むことができる環境を、維持したいと思います。

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