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フィッシングセミナー ロックショア編 Part1(全5回)
今回からスタートする「フィッシングセミナー ロックショア編」。 記念すべき創刊号では、ロックショア(磯)からの青物ゲームにおける「ルアー(プラグ)の選び方」について、解説していきます。
①マリアの青物用プラグ 完全解説
マリアの青物用プラグは、主にポッパー、ダイビングペンシル、ミノー(ボアー)、シンキングペンシルの4つの種類に大きく分けることができます。それぞれが異なる役割と性能を持っており、状況に応じた使い分けが釣果に直結します。
1. ダイビングペンシル:「泳ぎ」と「波動」で誘い出す

水面直下を泳ぎ、ベイトフィッシュが逃げ惑う姿をリアルに演出するのがダイビングペンシルです。視覚的なアピールと波動で魚に口を使わせるのが得意なカテゴリーです。

ラピード(Rapido)F130/160/190/230
いわずも知れた鉄板ルアーの一つです。これからロックショアを始める方にぜひ手にしていただきたい一本です。
特徴:しっかりとした後方重心とスリムな形状によって圧倒的な飛距離を実現。始めたての方に多い「水面を滑ってしまうようなミスアクション」が出にくく、ロッドを引けば素直に頭が水中に入り泳いでくれるのが持ち味です。
ワンポイント:ロッドでの細かい強弱やアクションをつけやすいバランスの取れたダイビングペンシルで、このルアーできれいに泳ぐリズムを体に馴染ませるのが上達への近道です!
レガート(Legato)F190/165/140
マリアの中では新しい世代のダイビングペンシルです。魚の警戒心が高まり、追ってくるけどで食わない時に活躍します。
特徴: 重心移動を搭載し、今までになかった水平の浮き姿勢を実現。これによって、連続した高速アクションが可能になりました。
ワンポイント:日中やピーカン、ベタ凪といった青物の警戒心が高まる状況が特におすすめ。高速アクションでリアクションバイトを誘います。また秋口の遊泳力の高いベイトがいる状況にも高速アクションが有効です。
ローデッド(Loaded)F180/140
マリアのダイビングペンシルの中でも一番アピール力のあるルアーです。
特徴:ボテッとしたボディが水を大きく押し、ブリブリっとした強烈なS字波動を生み出します。その波動は広範囲に響き渡り、深い場所にいる魚や、遠くの魚にも気づかせることができます。
ワンポイント:朝まずめなどの魚の活性が高い時や、波っ気があってルアーを目立たせたい時にオススメです。個人的にはマリアのダイビングペンシルの中で一番使ってて楽しいルアーです。春も秋もたくさんの魚を連れてきてくれました!
2. ポッパー:「音」と「泡」で広範囲から寄せる

カップで水を叩き、「音」と「泡」で魚を寄せるのがポッパーです。ダイビングペンシルには出せない「集魚力」と、荒れた状況での「操作性」が強みです。ダイビングペンシルと併せて必ず持っていきたいルアーになります。
ポップクイーン(Pop Queen)F105/130/160/200
マリアの歴史の中で一番歴史のある、万能型のポッパーです。
特徴: 軽い力の操作でもしっかりと水中に音と泡のトンネルを生み出し魚を誘ってくれます。足場の高い磯や、強風でラインが煽られてダイビングペンシルが上手く動かせない状況でも、カップが水を掴みアクションがつけやすいのも魅力の一つです。
ワンポイント:しっかりとアクション間で食わせの間をつくるのが大切です。泡の中兄ルアーが漂う瞬間に「ガバッ!」と出るバイトはとても爽快です。
ダックダイブ(Duck Dive)F190/230
ダイビングペンシルに似たスリムな形状を持つ、喰わせを意識したポッパーです。
特徴:水平に近い浮き姿勢のため、操作後の姿勢変化の少なさが特徴。ターゲットに違和感を与えにくくミスバイトを軽減しています。
ワンポイント:ダイビングペンシルの誘いだしでは操作スピードの速さから、低活性な魚では追いきれずバイトまで至らない状況もあります。ダックダイブは水平姿勢のため、移動距離を抑えたアクションが可能。瀬際や潮目などのピンスポットでじっくりとアピールすることができます!
3. ミノー:朝まずめ・荒天時の頼れる相棒
ボアー(BOAR)SS170 / SS195

ロックショア専用に設計された大型ミノーです。朝まずめの薄暗い時間帯で足元までダイビングペンシルやポッパーの操作がしにくい状況、波風がありロッドでのアクションがつけにくい状況にオススメです。
特徴: ロックショアで必要となる安定した飛距離と高速リトリーブでの安定したアクションはもちろん、「ジャーキング時の挙動」が青物の捕食スイッチを入れてくれます。
ワンポイント:薄暗い時間を大きなチャンスタイムに変えてくれるボアー。マグネット式重心移動搭載で風のある中でもしっかりと広範囲を探ることができます!!
4. シンキングペンシル:沈めて誘う「喰わせ」の最終兵器
水面が割れない、魚が深いレンジにいる、といったタフな状況で真価を発揮するのがシンキングペンシルです。
リライズ(Rerise)S150/130/105/SS130

水平姿勢でひらひらとしたフォールとふわっとした柔らかいアクションが特徴。「誘い上げ」で日中の魚を誘います。
特徴:任意のレンジからロッドで跳ね上げてアクションをつけます。ジグのようにしゃくり上げていても太めのボディ形状によって水の抵抗がかかり、角が取れたふわふわっとしたアクションを実現。
ワンポイント:リアクションバイトは速い動きに反応するだけでなく、ピタッと魚の口の前で止まったものにも対しても起こりえます。ふわふわとしたリライズの「誘い上げ」で興味を示した魚に対して、それぞれのアクションの間、フォールへ切り替わったタイミングがバイトのタイミングです。

まとめ

プラグ選びは、まず「飛距離」と「素直な動き」のラピードから始めるのがおすすめです。そして、状況に応じて「高速アクション」のレガートや「ハイアピール」のローデッドを使い分けてみてください。
次回(第2回)は、「青物を誘い出す!ダイビングペンシル・ポッパーの基本アクション徹底解説」をテーマに、具体的なロッド操作を交えて解説していく予定です。お楽しみに!
ライター紹介

マリア
Mariaスタッフがお役立ち情報をお届けします。
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