冬の定番カサゴ釣りを堤防で楽しみたい!どんなエサが効果的なの?
冬の堤防から釣れる魚として、多くのアングラーからターゲットにされているのが、カサゴです。 今回はワームではなく、カサゴ釣り専用のエサにこだわってアプローチしてみましょう。 い…
FISHING JAPAN 編集部ロックフィッシュゲームや船釣りで人気が高いのが、白身魚として知られるカサゴです。
大きい目玉のわりに、小さいボディが特徴的。
そんなカサゴの釣り方や、美味しい食べ方=料理方法についてご紹介しましょう。
目次
カサゴとは、スズキ目メバル科の海水魚のことです。
水深200mという深場に棲息していますが、産卵などを理由に浅瀬へ移動することがあります。
深場は主に船釣りで狙うことになり、浅場に定着しているカサゴは、ルアーのキャスティングゲームで釣っていくと、効率よく獲れるでしょう。
体長は大きくなると、30cmを超えるものもいますが、よく釣れるのは20cm前後の小さいサイズ。
成長にとても時間のかかる魚なので、あまりに小さいカサゴが釣れたら、その場でリリースしてあげるほうがいいかもしれません。
カサゴは、冬が近づくと産卵のために浅瀬に寄ってきます。
岩礁帯や護岸・テトラエリアなどに定着し、自分のテリトリーを確保するように。
他のカサゴが寄ってきたら、排除しようと威嚇している姿を見かけますから、かなり縄張り意識の強い習性を持っているといえるでしょう。
漁港内に藻が茂っている場所や、船を降ろすスロープ場があれば、その近辺で産卵を始めるのが、毎年12月くらいから。
それまでは抱卵でまるまると太っていたお腹も、年明けの1月にはスリムに変わっていることが多いです。
そのまま浅瀬で、体力回復のための捕食活動をおこなうカサゴ。
かなり食欲が旺盛で、ゴカイやイソメなどはもちろん、エビ・カニなどの甲殻類などをさかんに追うようになります。
ですからカサゴを効率よく釣ろうと考えたら、エビ・カニに似たルアーを用意して誘うか、エビ・カニをエサにすると簡単に釣り上げられるでしょう。
ロックフィッシュゲーム用に製作されたワームには、エビ・カニに似せたデザインのものが多く、その中からベストマッチなものを選んでアプローチを開始してください。
マスバリフックにカニのワームをちょん掛けして、ダウンショットリグで海中に投入すれば、仕掛けのシンカーが先に着底し、カニのワームを中層で躍らせることができます。
細かなツメや脚の付いているカニワームは、ロッドワークを止めても自発的に震えることがあり、それが生命感とつながってカサゴを誘い続けます。
実際にカニワームをフィールドで使ったことがありますが、岩礁帯でも漁港内でも、ひんぱんにカサゴがアタックしてきました。
ダウンショットリグによる静止と動作の繰り返しは、カサゴの捕食本能に強く響くのでしょう。
カサゴを積極的に釣っていると、気づくことがあります。
それは、かなり小さいサイズのカサゴでも、大きく口を開いて食い付いてくるという事実です。
数が釣れるのは嬉しいのですが、さすがに体長10cm前後だと、食べるところがほぼ見当たりません。
味噌汁の具に入れればいいじゃないか!という人もいますが、カサゴを獲り尽くしてしまうと、長い期間に渡って釣りづらくなってしまいます。
それほど稚魚からの成長スピードが遅いことが判明しているので、リリースすることを前提に釣りをおこないましょう。
釣り上げたカサゴを美味しく食べるには、どんな料理に仕上げるのがいいのでしょうか。
おすすめは、姿のまま煮付けにすることです。
包丁を入れていくと、頭を落とした段階でとても小さい状態に。
それなら頭を付けたまま煮付けにするほうが、美味しい煮汁を作り出すことも可能になるでしょう。
頭をそのままにして、エラや内臓を取り出す方法があります。
割り箸を一膳用意して、割って切り離してしまわずに、そのままカサゴの口の中へ差し入れます。
ノド近くまで通る前に、割り箸を少し広げて、カサゴのノドの内壁に触れるようにしてください。
少し股が開いた状態の割り箸を、カサゴのお腹の奥まで突き刺します。
突き刺さったら、開いていた割り箸を閉じます。
そのとき、割り箸がカサゴの内臓を両サイドから挟み込むことに。
その状態で割り箸をぐるぐると同じ方向へ回転させると、エラや内臓が割り箸に巻き込まれていきます。
その後、割り箸をカサゴの口から引き出せば、キレイに内臓とエラが取り出せるのです。
あとは、ウロコを剥がし、熱湯をかけて臭みを取り除いたら、煮付けに仕上げていきましょう。
カサゴの煮付けのレシピを、分かりやすく解説している動画を見つけましたので、ぜひ参考にしてください。
カサゴをショアからのキャスティングで釣り上げるのに適している、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
ロッドは、張りのあるブランクスのベイトロッドを用意します。
リールは、太いラインを大量に巻けるベイトリールがいいでしょう。
岩礁帯にラインを擦りながらも、カサゴをフックアップに持ち込めるタックルがベターです。
AbuGarcia (アブガルシア) ソルティーフィールド SALTYFIELD SFC-702ML 釣竿 釣り竿 ロックフィッシュロッド シーバスロッド
アブガルシアブランドからリリースされている、ロックフィッシュゲーム用のベイトロッドです。
全長は7.0ftで、2ピース仕様。
仕舞寸法は、109.2cmにまで縮まりますから、あちこちの釣り場へ持ち込むのに重宝するでしょう。
ウエイトは、110gと軽め。
先径は1.1mmと細めで、適合するルアーウエイトは、2gから24gまでです。
適合するラインは、PEラインなら最大1.2号前後までで、ショックリーダーラインは3.0号ぐらいでしょうか。
モノフィラメントラインなら、14lb前後の強度のものを積極的に使えるでしょう。
実際に手に取って継いでみると、とてもしなやかで曲がり込んでくれる印象を持ちました。
それでもバット部分にはじゅうぶんなパワーがあり、カサゴが岩の隙間に逃げ込んでも、ラインを擦りながら引きずり出すことができるでしょう。
実売価格は6千円台と、とても安い価格帯に収まっています。
これならベイトリールと一緒に購入することも、検討しやすいのではないでしょうか。
アブガルシアブランドから発売中のベイトリール、レボシリーズの左巻きハンドルモデルです。
ギア比は6.6対1なので、ハンドル1巻きにつき68cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
ウエイトは224gで、最大ドラグ力は8.1kg。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら14lbを130m巻けます。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とてもコンパクトでパーミングしやすい印象を持ちました。
クラッチはスムーズに切れますし、つながりからのハンドル回転も滑らかです。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ドラグをしっかり締めてフッキングをおこなえば、岩の隙間からカサゴを引き出せるでしょう。
カサゴの特徴や釣り方・食べ方、おすすめのタックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
夜行性の魚でもあるカサゴは、日中よりも夜釣りのほうが釣れやすい傾向を持っています。
ふらりとテリトリーの岩から出てきたところへ、カニのワームを投入すると、思わず口を使ってくれるかもしれません。
バイトを感じたらそこから走られないように、ロッドを立てた状態でリールハンドルを回し続けるようにしましょう。
冬の定番カサゴ釣りを堤防で楽しみたい!どんなエサが効果的なの?
冬の堤防から釣れる魚として、多くのアングラーからターゲットにされているのが、カサゴです。 今回はワームではなく、カサゴ釣り専用のエサにこだわってアプローチしてみましょう。 い…
FISHING JAPAN 編集部カサゴの釣り方をマスターしたい!堤防で狙うにはどうすればいいの?
水温が低くなると、カサゴが産卵のために接岸してきます。 短い距離をキャストするだけで居場所に届いてしまいますから、カサゴは初心者アングラーにもおすすめの釣り対象魚です。 ここ…
FISHING JAPAN 編集部カサゴのさばき方をマスターしたい!料理法やロックフィッシュゲーム用タックルをピックアップ
ロックフィッシュゲームで釣り上げたカサゴを、自分で包丁やハサミを操ってさばいた経験はありますか? 独特の体型をしているので、そのさばき方の手順を理解しておくと便利ですよ。 こ…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング