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冬の定番カサゴ釣りを堤防で楽しみたい!どんなエサが効果的なの?

FISHING JAPAN 編集部

冬の堤防から釣れる魚として、多くのアングラーからターゲットにされているのが、カサゴです。

今回はワームではなく、カサゴ釣り専用のエサにこだわってアプローチしてみましょう。

いったいどんなエサが効果的なのか、詳しくチェックするところからスタートです。

堤防から釣れるカサゴってどんな魚なの?

堤防からのアプローチでカンタンに釣れるカサゴは、スズキ目メバル科に属している海水魚です。

生まれてから成長するスピードがゆっくりなのが特徴で、口が大きく貪欲にエサを追いかけてくれます。

昼間にその姿を見つけようとしても、水面をふらふら泳いでいるケースはほとんどありません。

いわゆる夜行性で眩しさに弱く、昼間は岩と岩の隙間や、コンクリート壁の割れ目などに潜んでいます。

となると、他の魚釣りで用いている仕掛け・釣り方では太刀打ちできないかもしれません。

エサの種類にも、こだわったほうが良さそうです。

カサゴを堤防からのアプローチで狙うとき、護岸の隙間へエサを滑り込ませていく必要があります。

夜釣りなら隙間から出てきているところに遭遇できますが、昼間の釣りなら、こちらから進入していくのがセオリーです。

仕掛けはコンパクトにまとまっているほうが引っ掛かりにくく、エサもハリから外れにくいコシのあるものが求められます。

具体的な仕掛けとして、穴釣り用に市販されているブラクリ仕掛けがおすすめです。

フックとハリス・オモリがほぼ一体化していて、とてもコンパクトなボリューム感なのです。

そこにエビやゴカイなどの一般的な魚釣り用エサを付けると、アタリは発生するもののなかなか釣れません。

というより、エサがあっという間にハリから奪われてしまうのです。

犯人は、フグやベラといった、カサゴとは異なる種類の魚たち。

彼らの歯は、とても鋭くて硬いので、エビやゴカイなどの柔らかいエサは、カンタンに食いちぎってしまいます。

このままでは、カサゴまでたどり着くことは難しいでしょう。

そこで用意したいのが、カサゴ釣り専用のエサです。

市販されているのではなく、自分で仕込んで作り上げるところに特徴があります。

材料には、サバの切り身を使いますから、スーパーなどへ出向いて購入してきましょう。

堤防でのカサゴ釣り用エサを自作してみた!

堤防でカサゴを釣るためのエサ・サバの切り身を自作してみましょう。

スーパーなどで購入してきたサバを、短冊状にカットします。

短冊の幅は、指先の半分ぐらいがちょうどいいかもしれません。

カサゴの口の中にカンタンに吸い込まれるように、幅と長さを調節してください。

短冊状にカットし終わったら、サバの切り身から水分を抜きます。

ペーパータオルで拭き取るだけでは、切り身表面の水分やヌメリ程度しか取り除けません。

全体に行き渡るように塩をまぶして、それから新聞紙で包みます。

折り畳んで小さくし、その上からラップで包んで冷蔵庫で寝かしてみましょう。

1日もすれば、新聞紙全体が濡れていることが視認できます。

これが、サバの切り身から染み出た水分なのです。

実際に堤防へカサゴ釣りに出掛けてみた!

完成したサバの切り身を携えて、冬の堤防へ出向いてみましょう。

堤防には波消しブロックやコンクリート護岸などが、広範囲に並んでいます。

他のアングラーがいないことを確かめて、任意のポイントで仕掛けを投入してみてください。

穴釣りスタイルなら、真上からバーチカルに落とし込んで、仕掛けが着底したらOK。

ほんの少し仕掛けをボトムから持ち上げておくと、ラインがピーンと張り詰めるので、カサゴのアタリを敏感にとらえることができます。

あ、食い付いてきたな!と感じても、すぐにはロッドを立ててフッキングしないようにしてください。

サバの切り身を口に含んで、カサゴがラインを引っ張って移動を始めたらフッキング。

ロッドの角度はそのままで、リールハンドルを巻き続けると、カサゴが水面から飛び出してくるでしょう。

堤防からカサゴを狙う際のエサの作り方を丁寧に解説している動画はこちら

堤防でカサゴ釣りを楽しむのにおすすめのタックルを選んでみた!

それでは堤防でカサゴを釣り上げるのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

バーチカルに仕掛けを落とし込むなら、あまり長さのあるロッドは必要ありません。

リールは、太いラインを使うなら両軸リール、少しキャストして広範囲を探るなら、スピニングリールを装着するようにしましょう。

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ジャッカルからリリースされている、堤防での穴釣りをメインに楽しむためのショートレングスロッドです。

長さはなんと、55cm。

ウエイトは83gしかありませんから、女性や子供が楽に扱えるでしょう。

グリップ周りは握りやすく作られていて、両軸リールでもスピニングリールでも装着できるようになっています。

負荷は26g程度まで耐えられますから、オモリの7号クラスまでぶら下げてみましょう。

実際に手に取ってフィールドへ出かけてみると、コンクリート護岸に立って真下や壁沿いを探るのに、とても適しています。

ロッドティップは柔らかいので、仕掛けが着底しても分かりやすいですし、カサゴのアタリも判別しやすくなっています。

少しだけならキャストも可能なので、広くボトムを探りながら、カサゴの居場所を見つけてください。

実売価格は4千円前後と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

カラフルな配色が複数種類ラインナップされていますから、お好みのカラーをゲットして釣り場へ足を運びましょう。

もっとキャストを繰り出したい人は、エッグアームロンガーという長めブランクスのモデルも用意されています。

どちらも手で持ってみて、自分がやってみたい釣りスタイルにマッチしているほうを選ぶといいでしょう。

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ダイワからリリースされている、とてもコンパクトで扱いやすい両軸リールです。

穴釣りスタイルで、バーチカルに仕掛けを落とし込むのに向いています。

ギア比は4.1対1に設定されていますから、ハンドル1巻きにつき41cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用耐力は3.0kgで、スプール径は32mmです。

ウエイトは、たったの110gしかありませんから、長い時間の釣行になっても、さほど手首や腕・ヒジなとが疲れてしまう展開にはならないでしょう。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3.0号を50m巻けます。

穴釣りは、比較的水深の浅い場所でおこなわれるので、これくらいのラインストック量があれば、じゅうぶん釣りか成立するでしょう。

実際に手に取ってフィールドで使ってみると、ハンドルは回しやすく、各部の操作性も高いものに作られています。

カサゴが掛かってからの巻き取りは、とてもスムーズですから、強引にゴリ巻きで引き寄せることが可能です。

実売価格は2千円台と、とても低価格な設定に収まっています。

アコウやアイナメ・タコが掛かってきたケースもありましたが、時間をかければしっかりランディングすることができました。

使用後は、真水で洗浄メテナンスを施して、次回の釣行までしっかり乾燥させておきましょう。

堤防でのカサゴ釣りをマスターして大型サイズをゲットしよう!

堤防でのカサゴの釣り方や使うエサの仕込み方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

サバの切り身以外にも、カサゴが好みそうなエサが、スーパーにはたくさん販売されています。

自分なりにいろいろ試してみると、堤防での釣りがより一層楽しいものになっていくでしょう。

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