ロックフィッシュゲーム特集!10月に効く釣り方+ワームを知りたい
ロックフィッシュは、海水温が下がり出すと活発にワームを追うようになります。 イワシなどのベイトフィッシュがまだまだ多いですから、甲殻類系よりも小魚シェイプのワームのほうが効きそ…
FISHING JAPAN 編集部関西地方では、アコウの呼び名で親しまれているロックフィッシュのキジハタ。
冬の低水温期になると、ほとんど釣れなくなってしまいます。
釣り方を変えれば、なんとか食わせることができるのでしょうか?
ここでは、キジハタを含めた、ロックフィッシュゲームの実践方法について深掘りしてみます。
目次
キジハタとは、スズキ目ハタ科の海水魚のことです。
赤みがかったボディカラーは、どこから見てもロックフィッシュという雰囲気が漂っていて、カッコイイです。
当然岩礁帯に潜んでいるのですが、堤防などのコンクリート護岸も好みます。
垂直な護岸・壁が横に続く場所で、海底面と交わる辺りに定着していることが多いです。
根掛かりしやすい場所なので、投入するルアー選びには気をつけたいところでしょう。
さて、そういうコンクリート護岸を丁寧に探ってみたのですが、一向にキジハタからのアタリはありません。
12月に入って、いい感じに冬のシチュエーションなのに、釣れるのはカサゴばかり・・。
これはおかしいぞ!と思い、知り合いのベテランアングラーに尋ねてみると、
「そりゃそうだよ、キジハタは寒い時期には居ないもん!」
との衝撃的な回答が・・。
なぜロックフィッシュなのに、冬の海に居ないのでしょう?
「キジハタの産卵は夏場で、水温が下がると沖合いの深場へ落ちていく習性を持っているからなんだよ。」
さすがはベテランアングラー、魚に詳しいです。
でもロックフィッシュが寒さに弱いなんて、ちょっと衝撃的でした。
キジハタは、成長するのがゆっくりで、体長20cm程度の小型なら、12月の漁港内で釣れました。
でもひんぱんにその姿を見ることはなく、特に30cmから40cmクラスの大物は、食い付いてくることはありませんでした。
ライトショアジギングゲームを楽しんでいる人が、漁港の外向きへ堤防からロングキャストした際に、メタルジグに食い付いてきたのを見つけました。
そのキジハタで、体長30cm程度。
これはもう、無理に冬場のキジハタを狙う必要はないでしょう。
ただし、小型のキジハタなら、漁港内の温排水周りや、藻の枯れないエリアで釣ることができました。
低水温に強いカサゴのほうが、圧倒的に釣れるのですが、キジハタの赤いボディを見たい人は、そういうシチュエーションを探してみるのも面白いかもしれません。
12月の乗合船で、ライトジギングをしているときにキジハタを掛けたことがあります。
あまり水深のある場所ではなかったので、中深海にまで落ちてしまうことはなさそうです。
となると、同じロックフィッシュのカサゴをターゲットにしながら、時折釣れるキジハタに一喜一憂するのがいいかもしれません。
そんな考えを巡らせながら、12月の漁港内で、ダンゴ釣りをしている人に出会いました。
オキアミをフックに付けて、そのフックは直接リールからの道糸に結んで、チヌのかかり釣りタックルでアプローチしています。
やはりチヌ狙いですか?と声をかけると、
「いいえ、アコウ(=キジハタ)を狙っています!」
とのこと。
ダンゴには、強めの集魚剤が含まれていて、海底面とコンクリート護岸が垂直に交わるところを狙うのに向いているのだそうです。
12月のような低水温期なら、フグやベラなどのエサ盗りがほとんどいないので、キジハタにたどり着く確率がアップするという算段です。
横で見ていると、チヌやキビレに混じって、体長20cmのキジハタが確かに釣れていました。
キジハタを狙うつもりで12月のルアーによるロックフィッシュゲームを展開するなら、マイクロサイズのメタルジグが有効かもしれません。
一気にボトムまで落とし込めますし、リアクションバイトも獲れます。
何より数釣りに適していますし、魚の有無をスピーディーに判断できるのもいいでしょう。
ワームリグでもキジハタは釣れるのですが、寒さ対策の一環として、アプローチにスピードが付加されるのは、外しがたいメリットなのです。
キジハタに実績のある、おすすめのマイクロサイズメタルジグをピックアップしてみました。
マグバイト(Magbite) メタルジグ ちりめんジグ 1g 03 ブルピン MBJ04
キジハタを12月の漁港周辺で狙うのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、マイクロメタルジグをキャストするつもりなら、やや張りのあるスピニングロッドがマッチします。
リールは、2500番サイズ前後のスピニングリールなら、ライトラインでロングキャストしやすいでしょう。
ダイワからリリースされているメバリングゲーム用スピニングロッド・月下美人AIRシリーズのラインナップから、68L-Tを選んでみました。
ウエイトは47gと、かなり軽く作られていますから、手元感度は高めです。
全長は2.03mもあるので、しっかり振り切ればロングキャストを実践できるでしょう。
2ピース仕様で、仕舞寸法は105cmにまで縮まります。
適合するルアーウエイトは、0.5gから8gまで。
これならマイクロメタルジグを操るのに、丁度いいかもしれません。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから4lbまでで、PEラインなら0.1号から0.4号までです。
ブランクスの先径&元径は、1.1/8.4mmと細め。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて独特な張りのあるブランクスに仕上がっていると感じました。
軽いルアーをロングキャストするのに適しているので、マイクロメタルジグとの相性はバッチリです。
実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
ワームリグや他のハードルアーへ切り換えて使うことも可能なので、オールラウンドなおすすめの1本といえそうです。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 23レグザ(LEXA) LT2500
ダイワから2023年に発売された汎用型スピニングリール・レグザシリーズの中から、2500番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.3対1なので、ハンドル1回転につき75cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は余裕の10kgなので、大型のキジハタが掛かっても対応できるはずです。
ウエイトは220gで、ボールベアリングは5個搭載しています。
ラインキャパは、PEラインなら0.8号を200m巻くことが可能です。
ハンドルアームの長さは、50mmになっています。
実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで軽く、扱いやすいスピニングリールに仕上がっていると感じました。
ローター回転はスムーズで、糸フケを素早く回収しやすいでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
もっとライトラインを使いたいなら、2000番サイズのレグザを手に取ってみることをおすすめします。
スプールにPEラインを巻く場合は、ショックリーダーラインをやや太めにして、根ズレ対策をおこなうようにしたいものです。
キジハタの特徴や習性・各種釣り方や、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ミオ筋などの地形変化には、陽が暮れた夜間に出てくることが多いです。
それまでの時間帯は、人工ストラクチャーや藻の周辺を丁寧に探って、アタリを取っていきましょう。
カサゴやメバル連発の中に、キジハタが混じってくれるかもしれません。
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