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ディープゾーンを制覇するショートスペックのタイラバロッド「桜幻鯛ラバ―R B52L-solid.RF」で経ケ岬沖のマダイを手玉に取る!

松村計吾

【テレビ大阪系列・毎週土曜日午前7時放送「フィッシングDAYS」サイドストーリー第5話】 番組内で話題になったアイテムについて”深堀”するもう1つの「フィッシングDAYS」

「フィッシングDAYS」はテレビ大阪を中心に、テレビせとうち、TVQ九州放送、テレビ和歌山、高知放送で放送されている、がまかつ提供・テレビ大阪制作の釣り番組。

ハゼなどの極々小さい魚から、ルアーを使った大型魚釣りまでを、どうやったらより釣れるのかにこだわって制作。

また、釣れたときの釣り人の笑顔にもフォーカスし、釣りの楽しさも徹底的に追求している。

良型マダイは当たり前!アマダイなどの高級ゲストも豊富な魅惑の日本海ディープエリアでの鯛ラバ

今や、様々なエリアで楽しまれている鯛ラバ。

浅場あり、急潮エリアありと、季節によっても狙う場所などの目安もかなり確立されている。

そんな中、異彩を放つのが水深100m前後の深場を中心とした、いわゆる「ディープ鯛ラバ」だ。

特徴としては深場を攻める分、ヘッドの重量も重く、ラインも多くを要するため、タックル構成も通常の鯛ラバとは少し変えなければならない。

が、反面、釣れるマダイは70cm以上、いや、80cmクラスも頻出する魅惑の鯛ラバである。

もう1つの特徴がエリアにもよるが、釣れる魚種が豊富で、ブリなどの青物を始め、アマダイやレンコダイ、ハタ系ターゲットなど、どんな大物や高級魚が釣れるか分からない点もディープ鯛ラバの魅力となっている。

今回、テレビ大阪の釣り番組「フィッシングDAYS」で訪れたのは京都府経ケ岬沖エリア。

近年、ディープ鯛ラバ釣り場として人気上昇中のフィールドだ。

経ケ岬沖から西に広がる「白石グリ」と呼ばれる海底の瀬や、舞鶴湾沖に浮かぶ冠島周辺など、マダイや青物釣りでは、エサ釣り、ルアーともに超有名な漁場だけにマダイを始め、魚影の濃さには定評がある。

高感度でトラブルレス!「桜幻 鯛ラバ―R」とディープ鯛ラバの基本釣法

今回のロケでは前回に引き続き、テレビ大阪の福谷清志アナウンサーが参戦。

鯛ラバ2回目の挑戦だが、ディープでの釣りは初めてだ。

福谷アナをサポートするのは、がまかつの松島彰吾さん。

桜幻シリーズの開発も手掛けるマダイの天敵だ。

当日、松島さん自身も使い、福谷アナにもチョイスしたのが「桜幻 鯛ラバ―R」シリーズの中の「B52L-solid.RF」だ。

「桜幻 鯛ラバ―R」シリーズは、感度や操作性はもちろん、ラインを通して得られる海中の状況を把握することに特化したロッド。

リールを巻いている最中の微細な潮流の変化や、魚が触ってきた反応などの情報を的確に手元へ伝えてくれる、鯛ラバフリークには強い味方。

状況に合わせて、明確にタイプを設定していて、ポイントなどに合わせて迷いなく選べるラインナップが揃っている。

基本的にはまずはボトムまで落としたら、巻いてくるという鯛ラバの基本だが、水深があるためかなり浮いている反応に対しては、その層を直撃したほうが効率的な点。

船長が逐一、反応の出ているタナをアナウンスしてくれる。

例えば「水深100m、反応は底から40mあたりに出ています」と言われれば、最初こそボトムからの釣りをするが、再度のフォールでは反応ダナの少し下、つまり底から20~30mあたりで止めてその上を探る。

毎回ボトムから探ると効率が悪いためだ。

この日もマダイに関しては底から20~40mも浮いている反応がよく出ていた。

また、ボトムを探る際、水深100mでも、途中で潮流の影響をかなり受けるため、最初の着底でかなりラインが出る場合が多い。

再度のフォールではさらに距離が出る。

水深100mで、アタリがあった距離が240mなんてことがあるのもディープ鯛ラバの特徴だ。

ディープ鯛ラバにショートロッド「桜幻 鯛ラバ―R B52L-solid.RF」

そんな中、今回ディープ鯛ラバに最適と松島さんが選んだのが「桜幻 鯛ラバ―R B52L-solid.RF」だ。

全長が5フィート2インチと、ラインナップの中でも最も短い設定。

水深があり、ヘッドも重量級、釣れるマダイも重量級とくれば、もう少し長めでパワーのあるタイプ・・・と思われがちだが、「そうではありません」と松島さんは断言する。

実は重いリグを使用する際、重心が手前にくるショートタイプのロッドのほうが身体への負担が小さく、長時間釣りをしていても疲れが全く違い、集中力の維持にもつながるとのこと。

また、ディープでの釣りの場合、船の揺れなどによる海中のリグの安定性への影響は小さい。

また、やり取りもある程度はドラグで対処するため、長さによる釣法への優位性はそこまで気にならない。

ということから操作性の向上と身体への負担を減らすためのショートレングスロッドがオススメなのだという。

もちろん「B52L-solid.RF」自体、重いリグの引き感や、大型マダイの引きを受け止めるバットパワーをもともと兼ね備えているのは言うまでもないのだが・・・。

シーズン端境期の気難しいマダイを攻略。その後はアマダイなどの五目釣りを満喫

出船後はしばらく反応がなく、船長はあちこちと移動を繰り返す。

あまりよくない状況だ。

ただ、ポイントは数多く、一気に大きく移動すると全く状況が変化するのも、経ケ岬周辺の特徴だ。

数回の大きな移動後、ようやく潮がまずまず流れているエリアを発見。

船長の指示は「水深90m、ボトムから20~40mで反応あり」。

「桜幻 鯛ラバ―Q TGシンカー」の160g(グローオレンジスポット)に、「桜幻 シリコンネクタイ スリットカーリー」をセットしたリグを投入した福谷アナのロッドが、ボトム付近で震えた。

小刻みな反応でヒットしたが、それほど大きくはない様子。

初めてのディープ鯛ラバでの、初ヒットはムシガレイ。

「これだけ深いのに、すごく明確にアタリが分かるんですね。驚きです」と「B52L-solid.RF」の感度に感心していたが、これもショートスペックのなせる業だ。

次のポイント移動後はもう少しボトム付近の反応。

いったんボトムから30mほど巻き上げた福谷アナが再度ボトムへ落とし、巻き上げた瞬間、ロッドティップを大きく叩く反応が・・・。

ラインが引き出されて止まるまでの間もドラグを滑らせながらハンドルを巻き続ける福谷アナ。

「さすがに距離が長いですねえ。すぐには上がってこないですよねえ(笑)」と福谷アナの声に「どんな魚が上がってくるんだろうと、ワクワクできる時間が長いでしょ? これもディープの楽しみですよ」と松島さん。

上がってきたのは、50cm超のマダイ

メスのきれいな魚体で、秋を感じさせてくれる個体だった。

緩やかな風と潮ならスピニングタックルでもOK!「桜幻 鯛ラバ―R S60MH.RF」で中層のマダイを攻略

潮が緩く、風もほとんど吹かない状況を見た松島さんがおもむろにタックルを変更した。

手にしたのは「桜幻 鯛ラバ―RS60MH.RF」。

松島さんお得意のスピニングタックルだ。

「えっ、ディープでスピニング?」と思ったが「フォールスピードの速さと、潮が緩いので少しでも前方から引きたいので、スピニングです」ときっぱり。

ロングキャストでボトムを取り、一気に50mほどを巻き上げ、再び30mほどをフォールさせたら再び巻き上げる中層狙いだ。

これがピタリとハマり、すぐに「きた、きた、きましたよ~」とロッドを立ててアワせた松島さん。

ガンガンとロッドを叩く反応は、まさにマダイが頭を振る独特の引き。

上がってきたのは、福谷アナと同サイズの50㎝超。

その後、マダイをもう1匹追加したところで場所移動。

次はアマダイも多いエリアとのことで、しっかりとボトム付近を狙い撃つ。

2人のロッドが頻繁にアタリを捉え、良型レンコダイ連発に、ウッカリカサゴや小型ながらアマダイヒラメなども登場し、賑やかな釣果のうちに納竿となった。

●交通:大阪方面からは中国道、舞鶴若狭道を経て京都縦貫道の与謝天橋立ICで下り、すぐを右折。
国道176号の消防署前信号を左折して伊根方面へ。
養老を越えて伊根トンネルを抜けた先にある伊根への案内板に従い左折。
直進して突き当たりで海に出たら左折して伊根水産会館の先の有料駐車場へ。

●問い合わせ:珀宝丸(TEL:090・1443・2279)

(文・写真/松村計吾)

ビギナーでも釣れる第5弾! 丹後半島沖ディープ鯛ラバ

出典:You Tube

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ライター紹介

松村計吾

松村計吾

大学で水産無脊椎動物の研究を経て、釣り出版社に入社後、30年以上釣り雑誌や釣り情報紙の編集を手掛ける。取材などで釣りの現場に出ることはもちろん、休日などのプライベートでも常に釣りシーンにハマっている。得意な釣りは船のテンヤタチウオ、カワハギ、エギング、イカメタルなどだが、日本全国を飛び回りあらゆる釣りを経験。ちなみの甲子園の年間シートも所持。甲子園でのビール消費量も球界一とか・・・。

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