ルアーのアップ写真

名作ビッグミノー【リレンジ】でシーバスを釣りたい!実釣インプレ特集

FISHING JAPAN 編集部

ジャッカルのリレンジシリーズといえば、バス釣り用に開発されたビッグサイズのミノーとして有名です。

特に低水温期の超デッドスローリトリーブによるアプローチは圧巻で、ビッグバス迎撃には欠かせない存在となっています。

そんなリレンジを、海水・汽水域に棲むシーバスに使うとどうなるのか、実際に試してみました。

そもそもリレンジってどんなルアーなの?

リレンジとは、ジャッカルから発売中の、バス釣り用ビッグミノーのことです。

3連のトレブルフックが装備されていて、浮力はサスペンド仕様。

つまり、キャストしてリトリーブしているのを止めると、そのレンジで浮きも沈みもせずに静止するということです。

ボディは分厚い仕上がりで、リップも頑丈に出来ている印象です。

フラットサイドデザインですから、フラッシング効果や水押し効果は強め。

これならバス釣りオンリーではなく、シーバスにもじゅうぶん使えるのではないでしょうか。

早速河川の河口域へ足を運んで、リレンジをキャストしてみました。

リレンジには、ボディサイズが2種類あるので、大きいほうのリレンジ130SPを選択。

全長は130mmで、ウエイトは21.5gあります。

4番サイズのトレブルフックが連なっているので、どの方向からシーバスがバイトしてきても、フッキングしやすいのではないでしょうか。

河口域のミオ筋部分、浅場と深場がしっかり交わっているところに、リレンジを投入。

大型の円柱タングステンウエイトが内蔵されていて、重心移動システムを稼働させているので、飛距離は申し分ありません。

着水して2回ほどジャーク、ラインスラックの出方をチェックします。

細身コンパクトなミノーではないので、気持ち強めのジャークでないと、ボディの振り幅が小さく感じました。

その代わり、ローリングアクションがしっかり出ているので、シーバスがそばにいれば口を使うかもしれません。

徹底したロングキャストを繰り返し、ただ巻きリトリーブでローリングアクションを発生させ続けるほうが、リレンジには向いていると判断しました。

河口域でリレンジを投入!シーバスの反応は?

リレンジを河口域にあるカバーやストラクチャーに当ててみました。

例えば、排水管や水門など。

少々接触させても、破損に至るような大事には至らないのが嬉しいです。

キャストして着水、そしてただ巻きリトリーブ。

よりスローに引っ張ってくると、バイトらしき衝撃が伝わってきます。

すぐには乗らないので、フックを細軸のトレブルフックに換装しました。

そのぶんウエイトが軽くなるので、海水の塩分の影響も手伝って、スローフローティング設定に変わりました。

これが効き目バツグンで、カバーやストラクチャーを上手い具合に乗り越えてくるようになったのです。

より積極的に攻めることができ、ショートバイトも細軸トレブルフックが、しっかりと貫通まで持ち込んでくれました。

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ちなみに、ピアストレブルダガーなら、5番サイズがリレンジ130SPにベストマッチします。

マイクロベイトパターンでもそのままリレンジを使ってみた!

マイクロベイトパターンと呼ばれている時期なので、ハクがあちこちで群れています。

本来ならハクのサイズに合わせた、極小ルアーを用いるのですが、そのままリレンジを投入してみました。

リレンジで演じるのは、ハクの群れを捕食しにきた小魚です。

しっかりとハクの群れに当てては、その場で止めて浮上させていると、シーバスが急接近してきます。

そのタイミングでロッドワークを加えると、シーバスはUターンしてしまいました。

そこで水面に浮いたままで放置、時折ヘッド部分を水没させては、また放置。

これを続けていると、甘噛みするようなバイトをシーバスがしてきます。

細軸のトレブルフックなら引っ掛かるので、暴れさせながら3つのトレブルフックを身体の外側から掛けてみましょう。

リレンジがシーバスの口周辺でバタバタ動いていないのを確認したら、一気に引き寄せてランディングしましょう。

日照のある時間帯に何度もアプローチ練習をして、慣れてきたらナイトゲームにチャレンジしてください。

リレンジを操るのにおすすめのロッドを選んでみた!

リレンジをキャストして操作するのに向いている、おすすめのスピニングロッドをご紹介しましょう。

ベイトロッドでもキャストできるのですが、飛距離が欲しいときはスピニングロッドなら対応しやすいです。

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全長2.59mで、継数4本のマルチピースタイプです。

仕舞寸法は、70cmにまで縮まります。

ウエイトは125gと軽めで、先径/元径は1.6/12.4mm。

適合するルアーウエイトは、7gから35gまで。

適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号まで、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、96%に設定されています。

実売価格は2万円台と、購入しやすい価格帯に収まっているのが魅力です。

リレンジを駆使してビッグシーバスを釣り上げよう!

リレンジの特徴やシーバスゲームでの使い方、おすすめのスピニングロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

バス釣り用ルアーをシーバスゲームに転用するのは、何ら問題ありません。

浮力調整をおこないながら、自分の釣りスタイルに上手く組み込んでみましょう。

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