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カワシマイキーの使い方特集!どんな場所でキャストすればいいの?

FISHING JAPAN 編集部

ジョイント式のビッグベイトは数多くリリースされていますが、独特なリップを搭載していて人気が高いものといえば、ジャッカルのカワシマイキーシリーズでしょう。

2種類のボディサイズが用意されていて、さまざまなシチュエーションに対応可能です。

その特徴や使い方、操作するのにマッチしているおすすめタックルをご紹介しましょう。

カワシマイキーとは

カワシマイキーとは、ジャッカルから発売中のジョイント式ビッグベイトのことです。

サイズ設定は、2種類用意されています。

全長140mmのほうは、ウエイトが31.5gもありますから、剛性の高い太めブランクスのベイトロッドが要るでしょう。

フックサイズは4番の、トレブルフックが3本付いています。

最も前寄りと最後尾の2本には、フェザーが標準で装備されていて、ついばむようなショートバイトでもフッキングに持ち込みやすくなっています。

全長115mmのほうは、ウエイトが19.5gしかありませんので、MパワーからMHパワー程度のベイトロッドでじゅうぶんキャスト可能です。

オカッパリアングラーは、複数のロッドを持ち歩けないことが多く、1本のベイトロッドで何でも対応できるほうがありがたいもの。

その点において、115mタイプが選択肢として用意されているのは、とても大きなメリットといえるでしょう。

フックサイズは5番で、これまた吸い込みやすいフェザー付きになっています。

カワシマイキーの頭部アゴ下から突き出している、湾曲したリップに注目してください。

潜行を目的としているのはもちろん、正面に存在するカバーに接触させることも目的となっています。

かなり強めに接触させても、リップが根掛かりするのを抑えて、上手くカバーを越えてくれます。

3本ものトレブルフックがぶら下がっている状態なのに、このカバー回避能力は圧巻のひと言。

どんどんキャストを繰り返しながら、カバーに当ててそこに潜んでいるビッグバスを引き出すことができます。

カバーをすり抜けた瞬間から、メリハリのあるウォブリングアクションが発生。

その水押し効果が、より一層ビッグバスの捕食本能を刺激してくれるでしょう。

フローティング仕様なので、リールハンドルを回すのを止めると、その場で浮き始めます。

根掛かりに至らない工夫に満ち溢れていて、誘いの要素もじゅうぶんですから、タフコンディション下でもワームリグに頼らない展開に持ち込めるかもしれません。

カワシマイキーの水中姿勢に注目!

カワシマイキーをキャストしてリトリーブ、そしてリールハンドルを止めると、前傾姿勢になります。

浮き姿勢もそのまま前傾を保っているので、リップが水をつかみやすい状態です。

これにより潜行するのが素早くなり、なおかつカバーに引っ掛かりにくい状態が続くことにもつながります。

ボディ本体の浮力の高さとも相まって、根掛かりトラブルを気にしないでアプローチを続けられるでしょう。

草木が生い茂ったかなり濃いカバーでも、カワシマイキーならチャレンジしてみる価値がありそうです。

カワシマイキーの実釣インプレ!

カワシマイキーを河川に持ち込んで使ってみました。

用意したタックルは、MHパワーで7ft台のベイトロッドに、16lbのモノフィラメントラインを100m巻けるベイトリールです。

河川の浅瀬に倒木などの障害物が流れ着いていたので、その向こうへカワシマイキーをキャスト。

着水して早めのリトリーブを開始、リップが倒木に勢いよく当たります。

ゴツッ!という手応えを感じた瞬間、カワシマイキーは上方向に跳ね上がるようにして、上手く倒木を乗り越えてくれました。

周囲の水は強めに攪拌されているので、バスが居ればすぐに気づくでしょう。

別の倒木を見つけて、同じようにカワシマイキーでアプローチ。

先に140mmタイプを投入して、次に115mmで丁寧になぞる感じで誘いをかけました。

すると、カバーの中心部から黒い影がいきなり飛び出してきて、カワシマイキーの腹部をガブリ!

グッドサイズのバスで、横方向に走るように持ち去ろうとするところを、ロッドを立てるだけでフックアップに持ち込めました。

さすがは3連のトレブルフック、掛けた魚は逃がしません。

カワシマイキーを操作するのにおすすめのタックルをピックアップ!

カワシマイキーをキャストして操るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

前述のように、MHパワーからHパワー程度のブランクスであれば、2種類のカワシマイキーとも活用できます。

リールは、太めのモノフィラメントラインが巻けるベイトリールにしておくと、カバーにラインが擦れてもあまり気にならないでしょう。

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Hパワーブランクスのベイトロッドを選択、これなら2種類のカワシマイキーを交互に活用することができるでしょう。

全長は2.18mで継数は2本ですが、グリップジョイント方式を採用しています。

仕舞寸法は、長めの188cmになります。

ウエイトは126gと、長さの割りには軽く仕上がっているのが嬉しいです。

先径/元径は、2.0/14.9mmと太め。

適合するルアーウエイトは、11gから42gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから25lbまでとなっています。

ブランクスのカーボン素材含有率は、90%です。

実際に手に持ってみると、張りはしっかりあるものの重くはなく、曲がりもしなやかな印象です。

カワシマイキーのような巻きモノ系を操っても、バスのバイトをロッドが弾いてしまうような展開にはなりにくいでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

やや長めのブランクスなので、自分の周囲に障害物がないか、しっかり確認してからロッドスイングに入ってください。

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タトゥーラTWシリーズの中から、左巻きハンドルのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は8.1対1なので、ハンドル1巻きにつき86cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

ウエイトは195gで、最大ドラグ力は5kgです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。

ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。

実際に手に取って使ってみると、コンパクトでホールドしやすい形状に満足度は高まります。

クラッチはスムーズに切れますし、スプール回転は軽快そのもの。

これなら意図したピンポイントに、カワシマイキーを送り込むことが容易にできるでしょう。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。

16lb前後という太めのラインを使えば、少々カバーに擦っても安心して釣りを続けられます。

カワシマイキーを駆使してビッグバスを釣り上げよう!

カワシマイキーの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

実はこのビッグベイト、シーバスのカバーゲームでも実績を上げています。

例えば、河口に近い汽水域で、水路や水門と交わるようなシチュエーションで投入します。

導水管に隠れているシーバスを、カワシマイキーの接触で引き出し、バイトに持ち込んでください。

他のルアーでは引っ掛かってしまうようなポイントで、ぜひラインに結んでみるといいでしょう。

ロングポーズからの急ダッシュや、堰の下側に沸き立つ泡の中を通しても、シーバスが反応してくることがあります。

雨の後は特に、河川にある流れ込み付近を丁寧に探ってみてください。

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