スズキの煮付け by SEATCLUB
超簡単☆美味しいおかずです!
スズキという魚を釣ったことはありますか?
スズキとは、シーバスの愛称で親しまれている魚で、スタイリッシュな見た目やアクロバティックな捕食行動から釣り人に大人気の釣り魚です。
小さいサイズのスズキは、フッコと呼ばれたりセイゴと呼ばれることのある魚なんですよ!
つまりスズキは「出世魚」。
スズキは魚のサイズによって呼び名が変わっていく魚なんです。
また、シーバスという愛称の由来は知っていますか?
今回はスズキとシーバスについてより詳しく見ていきましょう!
目次
スズキは、 スズキ目スズキ科スズキ属の肉食魚で、北海道から九州まで日本各地に広く分布する大型の魚です。
スズキは、料理の世界では高級魚とされ、冬のヒラメ、春のマダイと並び称される夏を代表する白身魚です。
釣り人の間では、「シーバス」と呼ばれることがメジャーで、スズキとシーバスは同じお魚を指しています。
シーバスとは、どういう意味なのでしょうか?
ヨーロッパスズキの英名である「European seabass」からシーバスと呼ばれるようになったそうですが、日本近海で釣ることのできるスズキの英名は「Japanese sea perch」です。(諸説あり)
シーバスという呼び方は、英名ではなくフィッシング用語だったんですね!
スズキという魚の名前の由来も気になりますよね。
スズキの語源は諸説あり、「日本釈名」には「その身白くてすすぎたるように清げなる魚なり」と記されています。
この文中にある「すすぎ」が、本来の発音がなまって「スズキ」に変わっていったという説が有力です。
スズキという魚名は、その白い身が由来だったんですね!
スズキ(シーバス)は日本近海に多く泳いでいるお魚で、実は3種類いるんです。
・スズキ(別名:マルスズキ)
・ヒラスズキ
・タイリクスズキ
この3種の魚をまとめてスズキやシーバスと総称して呼ばれることが多いです。
3種のスズキはよく似た見た目をしている魚で、行動パターンも生息地も混在していることが多いです。
この3種のスズキについて魚ごとにそれぞれご説明していきましょう!
一般的にスズキとは、スズキ3種の中でで最もポピュラーなスズキのことを指します。
ヒラスズキに比べ体が丸いので、マルスズキと呼ばれることもあります。
スズキは春から秋にかけて、内湾や河口に生息する魚です。
淡水でも生活できる魚で、大河では河口から10km以上さかのぼることも珍しくありません。
冬場は、湾口部や河口など、外洋の影響を受ける水域で産卵し越冬します。
旬は夏場だといわれていますが、2月ごろの抱卵したメスも味がよく、腹太(はらぶと)と呼んで珍重されます。
ヒラスズキは、スズキに比べて体高が高くなるのが特徴です。
スズキと同種と思われていた過去がありますが、スズキとは違う点が多くあるお魚です。
ヒラスズキは、スズキより荒れた海を好むとされ、荒れた磯を好んで生活しています。
生息数が少ないとされる魚で、詳しい生態は未だ解明されていません。
スズキより美味しいという釣り人が多く、透明感のある身はどんな調理法でも美味しく食べることができます。
磯釣りをするルアーマンなら一度は釣ってみたいのが、ヒラスズキでは無いでしょうか?
南紀ではモス、高知県でオキスズキと呼ばれているスズキも、ヒラスズキであることが多いです。
スズキよりも体高があり、左右に平たいためヒラスズキの呼び名が産まれたようです。
タイリクスズキは、スズキに似ていますが、頭部が小さいのと、体の黒い斑点が特徴です。
その黒い斑点が由来して、ホシスズキと呼ばれることもあります。
養殖されているスズキは、このタイリクスズキであることが多いです。
日本近海では、天然のタイリクスズキも生息しており、生息域はスズキと同じです。
味やおろした時の見た目もスズキとそっくりです。
スズキのエラ洗いを知っていますか?
シーバスを狙って釣りをしている方は見たことがある行動ですが、シーバスは成魚になるとよくジャンプするんです。
シーバスはハリに掛かるとジャンプしながらエラを精一杯に広げ、頭を左右に激しく振りながら糸を切ろうとします。
この行動こそが、「スズキのエラ洗い」です。
非常に迫力があってかっこいい、シーバスを狙うならぜひ見たいファイトのワンシーンです!
これが病みつきになって、シーバスゲームがやめられない方もいるのではないでしょうか?
エラ洗いはヒラスズキやタイリクスズキなどでも見ることができますよ!
シーバスゲームの醍醐味ですね!
3種類のスズキは、幼魚のうちは河口にも入りますが、成魚は外洋に面した磯場などに生息する魚です。
太平洋側では房総半島から西南側、日本海では能登半島から西側にいて屋久島までが生息域です。
一見似ている3種類のスズキですが、見分け方は結構簡単です。
この3種類の魚の見分け方をご紹介していきましょう!
もともと日本には、スズキとヒラスズキの2種しか生息していなかったのですが、1990年代から中国産のタイリクスズキが養殖用の種苗として日本に持ち込まれ、それが逃げ出して各地で野生化したと言われています。
タイリクスズキの最大の特徴である黒色斑紋は側線より下にも出現し、ウロコよりも大きいものが多いです。
スズキにも、黒色斑紋を持つ個体は存在しますが、側線より上にしか出現せずウロコ程度の大きさしかありません。
魚体に黒色斑紋があれば、タイリクスズキである可能性が高いです。
ヒラスズキは、マルスズキに比べ体高があるのが大きな特徴です。
また、魚の頭部は小さく目が大きいのも見分けるポイントです。
マルスズキやタイリクスズキは茶色っぽい色をしている個体もいますが、ヒラスズキは全体的にグレーやシルバーの魚体をしています。
ヒラスズキは温かくきれいな海域を好むため、湾港などで釣れることは少ないです。
流れのある海、磯で釣れた体高のあるスズキはヒラスズキの可能性がありますよ!
スズキは成長するにつれて呼び名が変わる出世魚で知られていますね。
関東では、
セイゴ→フッコ→スズキと呼び名が変わる魚です。
関西では、
セイゴ→ハネ→スズキの呼び方でおなじみの魚です。
そんなスズキですが、もっと細分化された呼び名もあることをご存知でしょうか?
生まれたての幼魚:コッパ
15cm以下:ハクラ
1歳魚で15~18cmの大きさのもの:セイゴ・デキ
2、3歳で35~40cmの個体:ハネ・フッコ・マダカ
4歳以上で60cmを超える大きさ:スズキ
また、北陸では1m近い老成魚をニュウドウと呼んだりします。
大物の記録は、2008年9月に大分県佐伯市の番匠川で釣り上げられた134cmが日本記録の可能性があるといわれています。
これだけスズキに詳しくなって釣りに行くと、楽しさ倍増ですよね!
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
最後に、高級魚でもあるスズキの美味しい食べ方をご紹介いたします!
環境に左右されやすい魚と言われていますが、旬のスズキは本当に美味しいですよ!
超簡単☆美味しいおかずです!
臭みのあったスズキが美味しくなりました!
河口などで釣ったシーバスは、川魚のような臭みがある場合があるので魚体を良くみてから調理してくださいね!
スズキは環境によって油臭い魚と言われたり、リリース対象魚としても知られています。
一方で、きれいな海で育ったスズキは、高級魚として市場で売られていますよ!
美味しく調理してスズキを食べてみてくださいね!
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とても美味しく頂きました。ご馳走様!
お刺身で食べるのもおすすめの魚です!
スズキのエラブタは非常に鋭いので、軍手などをして手の怪我には気をつけてさばいてくださいね。
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