バスってどんな魚なの?生態や釣り方を知ってバス釣りを楽しもう
バスは、大正時代に人の手によって日本に移入された魚です。 芦ノ湖だけに放流されたはずが、現代では日本各地の湖・池・河川などで、バスの姿を見ることができますよ。 どんな生態を持…
FISHING JAPAN 編集部池や湖・河川に棲むバスは、5月になると産卵を終えた個体が増えてきます。
大きなお腹が凹み、体力が一旦落ちてしまうのですが、復活のための荒食いがスタートする時期でもあります。
ここでは、5月のバスの釣り方について、詳しく紐解いてみましょう。
目次
5月のバスを釣るには、その居場所を見つけることが大切です。
産卵はかなり浅い場所でおこなわれますが、完了すればブレイクライン近くまで落ちます。
ずっと浅場にはいないわけです。
でも水温が上昇して、カエルやエビ・カニ・虫などが大量に動き出すのは浅いところですから、そういう気配をバスが感じたら、再度浅場に戻ってくるのではないでしょうか。
実は、バスはガチガチの夜行性で、新しい動きをするときは夜中におこなうことが多いです。
深夜の2時くらいに池へ出向くと、浅場でバシャバシャと水の弾ける音が。
暗くて何が動いているのか視認しづらいですが、それが薄明るくなる早朝まで続いている場所なら、ルアーをキャストする価値があるでしょう。
実際に池へ行って、そういう浅場を早朝に撮影してみました。
次の写真がその場所ですが、かなり浅いのが分かります。
しかも竹や木の枝が横たわっていて、さまざまなカバーに囲まれています。
これならカエルやエビ・カニ・虫などが、定着しそうな雰囲気です。
こういう環境条件の浅場を、日照のあるうちに見つけておけば、バス釣りがやりやすいかもしれません。
昼間にじっくり観察していると、バス以外の小魚がたくさん集まっているのが分かりました。
ウグイやオイカワ・カワムツなどで、懸命に小動物を追いかけて捕食しています。
もしかすると、これらの小魚も、バスの捕食対象になっているのかもしれません。
エサを食べに来た小魚を、バスが食べるという図式。
これが5月の浅場には、しっかりと成立していると考えていいでしょう。
そこで用意したいのが、ここで使うルアーです。
5月の浅場で使いたいバス釣り用のルアーを取り上げてみましょう。
まずは、小動物を捕食するのに集まっている、小魚に似たものから。
10cm前後のサイズで、捕食シーンを再現できるルアーがベストでしょう。
口が凹んでいて水面に浮かぶことのできるポッパーなら、水飛沫を発生させながアピールできます。
カラーは周囲の景色に解け込まず、小魚のお腹の色を再現できている、ホワイト系がおすすめです。
バスは、捕食に夢中になっている小魚を、漁夫の利を得るかのように襲います。
そういう小魚の様子を、ホワイトカラーのポッパーで演じればいいわけです。
水面に浮かぶことで、浅場のボトムに引っ掛かってしまうトラブルを防げるでしょう。
ただし、倒れている竹や木の枝には引っ掛かりやすいですから、その近くまできたらリールハンドルを回すのを止め、ラインを竹や木の枝に引っ掛けてください。
その状態でラインを送り出しては引っ張り返せば、ポッパーは同じポイントで水面を叩き続けることになります。
何度も繰り返しアクションしていると、我慢できずにバスが飛び掛かってくるかもしれません。
5月の浅場で使いたいバス釣り用のルアーとして、コンパクトなエビ系ワームも外せないでしょう。
まさに捕食対象そのもので、バスが好反応してきます。
ただし、ワームが小さいですから、釣れるバスのサイズは選べません。
大小さまざまなサイズのバスが食い付いてきますし、バス以外の魚も掛かってくるでしょう。
それを了解した上で、引っ掛かりにくいオフセットフックにワームを装着して、浅場にアプローチしてください。
数釣りになりますが、数釣りが教えてくれることはとても多いです。
未だ体験したことがないなら、ぜひ5月の浅場で体感してみましょう。
5月の浅場にいるバスを狙うのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、ポッパーやワームリグをキャストしやすい、MLパワー前後のブランクスのベイトロッドが合います。
リールは、12lb前後のモノフィラメントラインをしっかり巻けるベイトリールなら、応用範囲が広がるでしょう。
シマノからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・スコーピオンXVシリーズの中から、1652R-2を選んでみました。
全長は1.98mなので、さまざまなシチュエーションで扱いやすいでしょう。
継数は2本で、仕舞寸法は101.3cmになります。
ヤブコギしながら持ち運ぶ際にも、ここまでコンパクトに縮まるのなら、トラブルは起こりにくいはずです。
ウエイトは127gで、先径は1.8mmと太め。
適合するルアーウェイトは、7gから30gまでですから、ポッパーも各種ワームリグもキャストしやすいです。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで。
PEラインなら、最大3.0号まで操れます。
グリップの長さは210mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、94.5%になっています。
実際に手に取って継いでみると、とても張りがあってリフトパワーを感じられる仕上がりです。
ガイドにはラインが絡まりにくく、グリップは握り込みやすいでしょう。
フッキングの際もパワーが逃げにくく、オールラウンドに使えるベイトロッドではないでしょうか。
実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。
バス釣りはもちろん、チニングゲームやロックフィッシュゲームなどにも転用できそうなのが嬉しいです。
継目部分の曲がり方がスムーズなので、強い負荷にも耐えられそうです。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 19 SLX MGL 71HG バス釣り ラバージグ 点撃ち マキモノ
シマノから発売中の汎用型ベイトリール・SLX MGLシリーズの中から、左巻きハンドルのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき72cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.5kgで、ウエイトは195g。
スプール寸法は、直径か32mmで、幅が23mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。
ハンドルのさは42mmで、ボールベアリングは4個搭載しています。
実際に釣り場でキャストしてみると、スプール回転は滑らかでスムーズ。
飛距離はグングン伸びてくれますから、さまざまなルアーに対応できるでしょう。
ロープロファイル系ベイトリールなので、とてもパーミングしやすく、フッキングする際のパワーロスもほとんどありません。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
ロッドと一緒に購入を検討するのに、ベストマッチなベイトリールといえるのではないでしょうか。
ドラグノブはきっちり締め込んだまま使っても問題はないですが、大型魚が掛かったときにリールが壊れない程度に少し緩めておくのがおすすめです。
5月のバスの特徴や釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
浅場には自らは近づかないようにして、ロングキャストでアプローチすることを心がけましょう。
バスにこちらの姿が見つかってしまうと、まず食い付いてこなくなるからです。
太陽光を背中に受けない立ち位置にすれば、自分の影でバスを驚かしてしまうこともなくなります。
さまざまな配慮をベースにして、5月のバスに挑みましょう。
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