シーバスのバイブレーションルアー特集!使い方やおすすめタックル
シーバスゲームを楽しむ際に重要なのは、居場所の目星をつけてからアプローチを開始することです。 ここかな?と絞り込んだら、シーバスの反応を確かめるために、さまざまなルアーを投入し…
FISHING JAPAN 編集部
もはやシーバスゲームの定番となった、毎年2月ぐらいからのバチ抜けパターン。
そこで使われるバチ抜けルアーについて、詳しくご紹介しましょう。
基本的にはハードルアーを用いるケースが多いようですが、バチ=ゴカイなどの多毛類に似ている点で、ストレート系ワームもめっちゃ効きます。
それぞれの使い方や、おすすめタックルもチェックしてみます。
目次
バチ抜けルアーとは、シーバスゲームにおけるバチ抜けパターンの際に用いるルアーのことです。
バチとは、ゴカイやアオイソメなどの多毛類のこと。
つまりヌメヌメと動いて、細長いフォルムが特徴です。
そのバチたちが、産卵するために泥底から水面へ浮き上がってくるのが、毎年2月以降。
日の出満潮の際の、夜間に数多く見られるでしょう。
中潮から大潮の潮回りだと、そのウジャウジャ度は増します。
釣りエサにもなるバチが、これほど大量に浮いているのですから、そこに棲んでいるシーバスが引き寄せられないわけがありません。
あちこちでバチを襲って捕食している音が鳴り響きます。
これは釣れるぞ!と、細長いミノーをキャストしてリトリーブを繰り返すのですが、この通常アプローチだとあまりひんぱんにロッドは曲がりません。
そういうときは、一旦釣りを止めて、バチの様子を観察するに限ります。
気持ち悪くなるほど、大量のバチが水面に浮き上がっていますが、じっくり見ていると、大して動いていないことに気づきます。
特有のウネウネ感はあるものの、基本的には横移動をおこなわず、そこに浮いているだけの状態。
これではウォブリングやローリングアクションを繰り出すルアーは、似ても似つかないことを実践していることになります。
そこで取り出したいのが、バチ抜けパターン専用に作られたルアーです。
バチ抜けルアーには、ミノーのようなリップが、ほぼ突き出していません。
細長くて真っ直ぐ、放っておくとゆっくり沈んでいくウエイトバランスのものもあります。
それをロングキャストしてロッドティップを立て、リールハンドルをゆっくり回してみてください。
一気に水面直下まで浮き上がってきて、緩やかなスライドを伴ないつつ、引き波を発生させてくれます。
存在感はあるものの、アピール度は弱め。
これが、バチ抜けパターン時にシーバスを振り向かせるアクションなのでしょう。
実際によく追従してきて、ついばむようなバイトをシーバスは見せてくれますから、スローリトリーブを基軸にキャストを繰り返してください。
バチ抜けルアーをキャストする際、いきなりロングキャストするのは止めましょう。
遠くでシーバスがヒットすれば、引き寄せて来るまでに広範囲のバチを散らしてしまうことになります。
キャストはできるだけ足元付近から。
かなりの接近戦でも、意外と食い付いてくるものです。
キャストして横移動させがちですが、定位置キープのほうが効果的なことが多いので、時間をかけてアプローチすることを心がけてください。
バチ抜けルアーにハードルアーを使う人が多いのは、釣具店に出向くと専用ルアーとして並んでいることが多いからです。
そもそもゴカイやアオイソメは、ストレート系ワームのほうが似ています。
バス釣り用なら、多種多様なストレート系ワームがラインナップされていますから、そこから選んでみましょう。
おすすめは、5inchから6inch程度の長さのもので、最後尾へ行くにしたがってスリム形状にデザインされているタイプ。
できれば頭部の断面に穴が空いているものなら、ネイルシンカーを刺し込みやすいので好都合です。
シーバスゲームでジグヘッドリグを使うと、フックが上向きなので、バイトの瞬間弾かれることがあります。
頭部からネイルシンカーを刺し、1/0番から2/0番のオフセットフックを装着。
このとき、オフセットフックのベント部分に、6番から8番程度のトレブルフックを1つ通してぶら下げておくと、フッキング率が格段にアップします。
水面に浮くバチの量が多いときは、このトレブルフックに引っ掛かってしまうことがあるので、それを避けたい人はトレブルフックを外してください。
ネイルシンカーを重くするだけで、飛距離は伸びます。
あまり使っているアングラーを見かけたことがありませんから、ぜひ試してみてその威力を体感しましょう。
それではバチ抜けルアーをキャストして操るのに適している、おすすめタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、ロッドティップがよく曲がり込むテイストのほうが、シーバスのバイトを弾かずに済みます。
リールは、3000番程度のスピニングリールなら、ロングキャストを決めやすいでしょう。
コスパ優秀な、シマノのシーバスゲーム用スピニングロッドです。
全長は2.90mあるので、軽く振り切るだけで飛距離を伸ばすことができます。
2ピース仕様ですから、仕舞寸法は148.6cmになっています。
ウエイトは140gで、先径は1.7mmとやや太め。
適合するルアーウェイトは、6gから32gまでなので、ハードルアーはもちろんワームリグにも柔軟に対応できます。
適合するPEラインは、0.6号から1.5号までとなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、91.6%に設定されています。
実際に手に持ってみると、グリップは握りやすく、継いだ感じでは持ち重り感はあまり感じられませんでした。
ブランクスには適度な張りがありますが、ロッドティップをつまんで曲げると、しなやかなベンディングカーブを描いてくれます。
バチ抜けパターンの際に多発するショートバイトにも、しっかり対応できるでしょう。
実売価格は1万円前後と、とても安い価格帯に収まっています。
これなら初心者アングラーが購入を検討しやすく、シーバスゲームをスタートできるでしょう。
定番人気のストラディックシリーズの中から、C3000番のハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.0対1ですから、ハンドルを1回転させると89cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力/最大ドラグ力は、3.5/9.0kgに設定。
ウエイトは225gと軽めで、スプール寸法は直径が47mmでストロークは17mm。
ラインキャパは、PEラインなら1.5号を270m巻けます。
モノフィラメントラインなら、3号を150m巻くことが可能です。
ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、ハンドル回転の軽やかな感じは秀逸で、ローターに連動していくのもスムーズそのもの。
糸フケの回収は素早く、次の展開に持ち込みやすいのが大きな安定感を生んでくれます。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されているのも魅力でしょう。
3000番を1台持っておけば、他の釣り方にも転用しやすく、おすすめのスピニングリールといえます。
バチ抜けルアーの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
バチが抜け始めた!という情報は、とても早くアングラーの間に広がります。
釣り場には大勢の先行者がいるはずなので、釣りの邪魔にならないように立ち位置を考慮してください。
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