マハタの写真

マハタってどんな魚?生態から釣り方、おすすめの料理法まで一挙ご紹介!

FISHING JAPAN 編集部

料亭などではお馴染みの高級魚、マハタ。

普段なかなかお目にかかることができない魚ということもあって、釣り人の間では不動の人気を誇ります。

今回はそんなマハタの生態に迫り、釣り方やさばき方、さらにマハタの味わいを存分に引き出せるおすすめ料理をご紹介します。

マハタってどんな魚?

マハタとは、スズキ目ハタ科に区分される海洋魚です。

通常、ハタと述べるとマハタを表すケースが多いみたいですが、実はハタ科に分類される魚にはキジハタやクエなども包括され、その種類数は約190種類にも上ると伝えられています。

地元の呼び名を多数所有していることでも有名で、たとえば西日本の一部の地域ではアラやマス、高知県ではクエと称されて親しまれております。

マハタの特徴

マハタの体長は平均50~60cm程度ですが、大きいものでは1mを超えるほどにまで成長します。

体長1m以上、体重100kg以上の個体になると、カンナギと呼ばれることもあるようです。

幼魚の頃は褐色の体表に入った横縞が目立ちますが、これは大きくなるに従って次第に薄れ、やがて黒一色に変化します。

「ハタ」というのは元々ヒレを表す言葉です。

マハタには背びれや胸びれに特徴的な硬いトゲがあるため、その名が付いたと言われています。

マハタはその外見が非常に似ているマハタモドキという種に間違われやすいですが、マハタの尾びれには白い縁取りがあるのに対し、マハタモドキには縁取りがありません。

マハタの生息域

マハタは水深300~400mの岩礁帯を好みますが、比較的浅場にも多い魚です。

日本では、北海道から九州南岸の日本海や東北以南の太平洋沿岸、房総半島などの広い海域に生息しています。

マハタの生態

マハタの幼魚の写真

マハタの幼魚

出典:PIXTA

マハタは、毎年水温の高くなる夏頃に産卵期を迎えます。

幼魚は浅い磯回りに多いですが、成長に伴って深場に移動する習性があります。

エビなどの甲殻類の他、イカやタコ、魚類なども捕食する肉食性の魚です。

マハタを釣ってみたい!

マハタは強烈で豪快な引きを楽しめることから、釣りにも人気のターゲットです。

房総半島や伊豆半島での釣りが主流ですが、九州から南のエリアでは特に大型のマハタを狙いやすいでしょう。

今回はマハタにおすすめの釣り方を2種類ご紹介します。

マハタの泳がせ釣り

マハタ釣りの定番と言えば、生きたイワシやアジを使った泳がせ釣りです。

基本のタックルは、2.4m前後の硬めのロッドに両軸リールや電動リールを装着します。

道糸はPEラインの6号前後を200m以上巻き、80号程度のオモリを使用しましょう。

グレ針の15号サイズに生き餌を付け、底周辺で誘いをかけます。

マハタのアタリは分かりやすいので、引き込まれたらアワセを入れて素早くリールを巻きます。

釣り上げる際は、できるだけ底から引き離すことを意識すると良いでしょう。

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マハタのオフショアジギング

マハタはジギングでも狙うことができます。

深場の底周りにアプローチするので、メタルジグは200g前後のものを選びましょう。

ロッドはある程度硬さや張りがあるブランクスで、2m前後のジギングロッドがおすすめです。

PEラインは3号前後の太さを選び、300m以上巻いておきます。

根掛かりの多い場所を狙うときは、ジグのフックをフロントのみにすると良いでしょう。

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マハタってどんな味?

マハタは、その風味が料亭で出されるほど評価され、価値ある魚として珍重されています。

その堅さを増した白身は弾力があり、新鮮なものほど肉質が締まっており、硬い食感が特徴です。

優雅な甘さに旨味が混じり合い、特有の臭みがなく食べやすいため、多種多様な調理方法で味わうことが可能です。

マハタの旬

マハタは産卵期前の冬~春にかけて旬を迎え、この時期は特に脂のりが良くなります。

しかし、基本的には産卵直後を除けば年間を通じて味が落ちることはありません。

1年中いつでも美味しい状態を味わえるのは、高級魚の中でも珍しいでしょう。

マハタの相場

体長50~60cm程度の平均的なマハタは、2kgほどの重さがあります。

このサイズであれば1kgあたり約3000円が値段相場になります。

しかし大型になるほど値段も上がり、5kgを超えるマハタでは1kgあたり約5000円の値段が付くほどです。

マハタは漁獲量が少ないので天然のものはあまり流通しておらず、市場に出回っているマハタはほとんどが養殖です。

その養殖のマハタでさえもスーパーや鮮魚店で見かけることはなく、料亭などの高級料理店で出されるために使われます。

そのため、天然、養殖ともに相場に違いはあまり見られないようです。

マハタをさばいてみよう!

市場で入手するのは難しいですが、実際に自分で釣り上げて持ち帰れば家でも美味しいマハタを堪能できます。

マハタ料理を楽しむ前に、まずは綺麗にさばいていきましょう。

ウロコとエラを取ったら腹を切り開き、内蔵を取り除きます。

綺麗に洗い流し、頭を落として3枚におろせば完成です。

詳しいさばき方については、下の動画を参考にしてくださいね!

魚のさばき方や調理法を配信するYouTubeチャンネル『イシ』では、マハタのさばき方を詳しく解説しています。

下処理から順を追って丁寧に説明されているため、初心者の方でも簡単に真似ることができます。

動画の後半ではマハタを使ったレシピについても紹介されているので、ぜひこの動画を参考に作ってみましょう!

マハタのおすすめ料理4選

マハタをさばいたら、早速料理を作っていきましょう。

今回は、マハタの身をふんだんに使った料理を4種類ご紹介します。

どれも簡単に美味しくできる料理ばかりなので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

マハタの刺身

新鮮なマハタは刺身にすることで本来の旨味を堪能することができます。

透明感のある白身は美しく、しっかりした歯ごたえが特徴です。

大型で新鮮なものほどやや肉質が硬いため、薄造りにするか冷蔵庫で2~3日熟成させると良いでしょう。

熟成の手順について詳しくはこちらをチェック!

マハタの煮付け

マハタはあっさりした白身なので、濃い目の味付けで調理するのもおすすめです。

酒、みりん、醤油、砂糖などの調味料を水と合わせて煮汁にし、マハタを煮込みます。

マハタの身はもちろん、頭やカマなどの旨味が凝縮された部分を一緒に煮付けると、より一層味に深みが出るでしょう。

マハタの唐揚げ

3枚におろしたマハタの身を食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶして油で揚げます。

弾力のあるマハタの身に、衣の食感が相まって歯ごたえを楽しむことができます。

油で揚げることで白身の味わいが増すので、いつもとは違う風味のマハタ料理を試してみたい方にもおすすめです。

マハタ鍋

マハタの身はゼラチン質が多いので煮崩れしにくく、加熱しても硬くならないので鍋料理に向いています。

切り身で煮込む以外にも、薄く切ってしゃぶしゃぶにしても美味しくいただけます。

また、脂の乗ったあらも一緒に鍋に入れると出汁に旨味が出るのでおすすめです。

マハタを釣ってその味を堪能しよう!

マハタは普段見かける機会の少ない魚ですが、実は釣って楽しく食べて美味しい高級魚です。

スーパーや鮮魚店ではなかなか手に入らないからこそ、釣り上げたときの喜びもひとしおでしょう。

その味わいを一度知れば、あなたもマハタの虜になってしまうはずです。

自分で釣ったマハタはより一層美味しく感じられるので、ぜひ釣りに挑戦してみてくださいね!

その他の高級魚についてはこちらの記事をチェック!

この記事に関するよくある質問

マハタとは?

マハタとは、スズキ目ハタ科に属する海水魚です。地方名を多く持つことでも知られており、例えば西日本の一部地域ではアラやマス、高知県ではクエと呼ばれ親しまれています。体長は平均50~60cm程度ですが、大きいものでは1mを超えるほどにまで成長します。幼魚の頃は褐色の体表に入った横縞が目立ちますが、これは大きくなるに従って次第に薄れ、やがて黒一色に変化します。

マハタはどんな味?

マハタは料亭で出されるほどその味わいに定評があり、高級魚として重宝されています。透明感のある白身はプリプリとした歯ごたえがあり、新鮮なものほど身が引き締まっているので硬めの食感です。上品な甘みの中にも旨味があり、クセがなく食べやすいので様々な調理法で楽しめます。

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