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夏の海にはクラゲがたくさん!釣り糸に絡まった触手に気をつけて!クラゲの危険性や対策をご紹介!
釣りをしていて、クラゲに邪魔された経験はありませんか?
ラインやハリスに絡まって思ったようにターゲットが釣れなくてモヤモヤ・・・
今回は、そんなクラゲについての対策や危険性をご紹介します!
クラゲを釣ったことありますか?
クラゲが大量に発生した海。
そんな時は、すごく釣りがやりにくいですよね・・・
釣り人はクラゲってあんまり好きじゃない人が多いのではないでしょうか?
クラゲがなぜ大量に発生するか?
これは、様々な研究されているようですが、はっきりとわかっていません。
どうやら、プランクトンが増えたり、潮が淀んだりするとクラゲが集まってきて大量発生しているように見えるらしいのです。
クラゲがラインに当たると、「アタリがきた!」と勘違いしてしまいます。
「重いな!大物かな!」とワクワクしてリールを巻いたら・・・
なんだかクラゲがキライになってしまいそうです。
そんなクラゲですが、実は魚の成長に一役買っている、大事な海の一員なんです!
魚はクラゲを食べて大きくなる
クラゲは、海の魚の大事な食料になっています。
しかし、長らくの間、クラゲは栄養価が低く、餌にならないと考えられてきました。
クラゲは体の95%が水といわれているので、確かに栄養なんてなさそうですよね・・・
しかし、カワハギやウマズラハギは、クラゲが大好きで、クラゲを食べて大きくなっています。
カワハギ漁をする漁師の方は、クラゲを撒き餌として使ってカワハギを集めることもあるそうです!
クラゲを使った釣り餌があれば、カワハギ爆釣も狙えるのかもしれませんね!
また、人気釣魚のサバ科の魚やカサゴ科の魚も、クラゲをよく食べているんですよ!
海の魚の約50種がクラゲを好んで食べているという調査結果もあるようです。(諸説あり)
ちなみにウミガメもクラゲが大好物です!
クラゲが嫌いになってしまった釣り人方も、大好きな魚の食料だと考えれば、少しは怒りが収まるでしょうか・・・
毒のあるクラゲに要注意
そんな生態系に必要不可欠なクラゲですが、毒を持ったクラゲが存在します。
クラゲの毒は、クラゲが死んでも、触手がちぎれていても危険です。
釣り場でよく見かける毒のあるクラゲの代表はアカクラゲです。
触手には小さな毒針を持っていて、刺されると赤く腫れたり、火傷に似た痛みが走ります。
刺されたからと言って、すぐに死に至るような強い毒ではありませんが、刺されると非常に痛いです。
応急処置としては、海水で刺された部分を洗い流すことです。
真水で洗うと、毒が体内により多く侵入してしまうので、必ず海水で洗ってくださいね。
また、針は非常に細かいため、ゴシゴシ患部をこするのは、針が奥深くまで刺さっていってしまう恐れがあるのでオススメしません。
アレルギー体質の方などは、アナフィラキシーショックを発症することもあるので、刺された方・症状のひどい方は医療機関へ受診をオススメいたします。
ラインに触手が絡まったときは?
ラインや仕掛けに、ゼリー状のヌルヌルしたものが絡まっていた経験はないですか?
それは、もしかするとクラゲの触手かもしれません。
そのヌルヌルがアカクラゲの触手だった場合は、素手で触ると刺されて痛い思いをしてしまう可能性があります。
ラインからクラゲの触手を取るときはグローブをするか、ティッシュなどを使って素手で触らないようにしてくださいね。
クラゲの毒針は非常に細かいので、グローブやティッシュを貫通することはほぼありません。
注意しながらラインや仕掛けから外して、楽しく釣りを続けましょう!
クラゲは、写真や水族館の水槽などで見ると、とても神秘的でキレイですね。
今回は、そんなクラゲについてご紹介しました!
釣りをしていると、少し嫌いになってしまうクラゲも、生態系では大事な役割を果たしていたんですね!
クラゲも生きているので、無駄に海からすくいあげて放置するなんて可哀想なことはやめてくださいね!