渓流釣りってどうすればいいの?初心者必見の装備やタックルを徹底チェック!
河川を上流に向かっていくと、目の前に広がる景色が一変します。 鳥のさえずりや涼しげな風の流れる様子が伝わってきて、自然のド真ん中に踏み入ったことを実感できます。 そんな環境で…
FISHING JAPAN 編集部
渓流釣りにハマる人が増えていて、イワナやヤマメ、そしてアマゴがターゲットになっています。
なかなか釣り上げるのが難しいという印象を持ちがちですが、実際はそんなことはありません。
山に足を踏み入れてから何をすればいいのか、きっちり頭に叩き込んで出発しましょう。
ここでは、渓流におけるアマゴの釣り方について、分かりやすくご紹介します。
目次
アマゴとは、サケ目サケ科に属している魚のことで、海へ降りるタイプとそのまま川に残るタイプに分かれています。
降海型はサツキマスと呼ばれ、こちらも釣り対象魚として人気が高いです。
アマゴは、主に西日本エリアに生息しています。
よく似ているヤマメは東日本エリアなので、生息地がはっきり異なるところが特徴といえるでしょう。
アマゴの体側には、青いパーマークの他に、赤い斑点が並んでいます。
この赤い斑点、東日本のヤマメには見られないので、その点も大きな違いとなります。
アマゴの産卵時期は、10月から11月にかけて。
当然その時期は禁漁期間なので、釣り上げることはできません。
明けて次の年の3月から9月末までが、釣りを解禁される期間だと心得てください。
渓流を管理している各河川の漁協が、釣り解禁期間をそれぞれ設定しているので、直接問い合わせてみましょう。
その際、漁協スタッフさんから、渓流釣りをするのに必要なことを教えてもらうようにします。
遊漁料を支払って釣りをすることになるので、その費用や支払い方法を尋ねてください。
また釣りをしてかまわない地域も、しっかり聞いておくようにしましょう。
指定河川の本流だけではなく、そこに流れ込んでいる支流に関しても、詳しく知っておくほうがプラスになります。
昨今の事例でいえば、アマゴは大量に養殖されるようになりました。
それを仕入れて河川に放流することもおこなわれています。
何千匹というアマゴが放たれるので、放流日はとてもよく釣れます。
事前に放流日を確認しておくと、好釣果に恵まれるでしょう。
魚を手にする機会が増えれば増えるほど、アマゴの釣り方が分かってきます。
とても繊細で、エサ釣り仕掛けでも食わせるのが難しいとされているアマゴでも、慣れればポンポンと釣れるようになります。
アマゴをルアーで釣ってみましょう。
エサ釣りよりも広範囲を手軽に探ることができますから、楽しさは倍増するかもしれません。
基本的にはスピニングタックルで、ミノーなどのハードルアーを用意してキャストを繰り返します。
狙うポイントは、ズバリ!深場・トロ場です。
水深のあるところを渓流で探すのですが、流れも緩いほうがベターなのです。
おすすめは、砂防ダム。
人工の構築物で、ダムと呼ぶほど大きくはないのですが、渓流をコンクリート壁で堰き止めて、中央部から水が流れ落ちる仕組みになっています。
土砂の勢いを止める役割を担っている施設で、その上は一定以上の水深があり、アマゴをストックしてくれている確率が高いのです。
下流側から上流側へ向けてキャストすることになるので、足場のしっかりした岸辺を探してください。
時折この砂防ダムそのものに立って釣りをしている人に遭遇しますが、滑りやすくとても危険です。
砂防ダムより下側が広くて釣りやすければ、そちらの深場も探ってみるといいでしょう。
シンキングミノーをキャストしてボトムまで落とし込み、跳ね上げてはリトリーブを繰り返してください。
アマゴの特性として、かなり追いかけてきて足元で食い付くケースがあります。
最後まで気を抜かないように、リトリーブを続けるようにしましょう。
アマゴを渓流で釣る際には、現場のルールやマナーを守るようにしてください。
自分よりも先行しているアングラーを見つけたら、その人を決して追い抜いて上流へ行ってはいけません。
先行者が仕掛けやルアーを投入しているエリアのそばに、自分のルアーをアプローチするのもダメです。
クルマは、じゅうぶん広いスペースのある場所に停めるようにしましょう。
地元の農家さんに会えたら、適切な駐車場所を教えてもらいましょう。
持ち込んだゴミは捨てずに、必ず持ち帰るようにしたいものです。
遊漁料を支払って釣りができる河川が大半なので、事前に地元漁協に確認して、遊漁券を購入しておきましょう。
アマゴをルアーで釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
短めのブランクスを持ったスピニングロッドに、2000番前後のスピニングリールを装着して、細めのPEラインでアプローチするのがベターです。
ショックリーダーラインには、根ズレ対策のために2号前後のモノフィラメントラインを使うようにしてください。
シマノからリリースされている、ネイティブトラウトを渓流で狙うためのスピニングロッドです。
全長は1.63mで、継数は2本。
仕舞寸法は84.3cmですから、狭い岸際を上流へ向けて歩き続けるのに適しているでしょう。
自重は71gと軽めで、先径は1.5mmです。
適合するルアーウェイトは、1gから7gまで。
適合するラインは、PEラインなら0.2号から0.6号まで、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまでとなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、93.2%です。
実際に手に取ってみると、とてもしなやかで曲がり込みがスムーズな印象です。
これならかなり軽めのルアーでも、サイドハンドキャストでスルスルと飛距離を伸ばせるでしょう。
ガイドにラインが絡まりにくいのも、大きなメリットといえます。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
できるだけ低い弾道でルアーをキャストして、着水音を下げるようにアプローチしてください。
フッキングは鋭くおこない、ロッドを立ててリールハンドルを素早く回すことで、ラインテンションをキープしましょう。
人気の軽量スピニングリール・ヴァンフォードシリーズの中から、C2000番モデルを選んでみました。
ギア比は5.1対1になっていて、ハンドル1巻きにつき69cmのラインを巻き取れるように作られています。
実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kgです。
自重はなんと150gしかなく、かなり軽く仕上げられています。
ハンドルの長さは40mmで、スプール寸法は直径が43mm、ストロークが13.5mmです。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を150m、モノフィラメントラインなら3lbを125m巻けます。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、その軽さに驚かされます。
ハンドルは軽快に回転してくれますし、ローター回転の追従も良好です。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
軽さは手首や腕・ヒジの疲れを和らげてくれるので、長時間の釣行でも集中力が途切れにくくなります。
ぜひフィールドで使ってみて、その効能を体感してください。
アマゴの特徴や釣り方、おすすめのタックルについて取り上げましたが、いかがでしたか?
ランディングの際に美しい魚体を眺められるのが、この釣りの醍醐味といえます。
小さなサイズが釣れたら、その場でリリースしてあげてください。
次回の釣行時には、サイズアップしてあなたのルアーに飛び付いてくれるかもしれません。
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