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中禅寺湖でトラウトゲームを楽しみたい!ルールや釣れる魚をチェック

FISHING JAPAN 編集部

栃木県の日光市にある中禅寺湖は、レイクトラウトやブラウントラウトが釣れるポイントとして、多くのアングラーが訪れる釣り場になっています。

現地の漁協や関連団体が、しっかりと湖を管理しているので、楽しく釣りをおこなうことができます。

ここでは、中禅寺湖の特徴や定められたルール、釣れるトラウトやタックルについてご紹介します。

中禅寺湖とは

中禅寺湖とは、栃木県日光市にある日光国立公園内の湖のことです。

日本で初めて、トラウトゲームフィッシングが実施されたことで知られていて、明治時代以降にイワナやヒメマスなどのトラウト類が放流されました。

加えてブルックトラウトが放流され、フライフィッシングが楽しめるようになったのです。

現在では、レイクトラウトやブラウントラウト・ニジマスなども釣れます。

自然繁殖が進んでいて、釣れる魚のコンディションがとても良好なことでも知られています。

ただ残念なことに、2011年の東日本大震災の影響が出ていて、中禅寺湖に棲む魚が放射性セシウムに汚染されていると判明しました。

釣った魚は持ち帰ることが禁止となり、全てリリースすることで釣りの許可が下りる事態となりました。

2022年には、釣ったヒメマス・ニジマス・ホンマス・ワカサギのみ持ち帰りOKとなりました。

中禅寺湖の岸が淵と松ヶ崎を結んだラインから西側が、現在釣り禁止区域に定められています。

ルールを守りながら、トラウトゲームを楽しむようにしましょう。

中禅寺湖の2022年の遊魚期間は、岸釣り・船釣りに関して、4月1日(金)から9月19日(月)まで。

ワカサギ釣りに関しては、9月20日(火)より10月31日(月)までとなります。

遊魚できる時間帯は、解禁日のみ午前5時から午後6時まで。

4月2日から5月14日までは、午前4時から午後6時まで。

5月15日から7月31日までは、午前4時から午後7時まで。

8月1日から9月19日までは、午前4時から午後6時までとなっています。

ワカサギ釣りは、9月20日から10月31日の間で、午前8時から午後4時まで。

中禅寺湖の遊漁料は、日釣券で2,200円(附加料金660円)です。

詳しくは、中禅寺漁業協同組合の公式サイトをご覧ください。

中禅寺湖で釣れるトラウトにはどんな種類がいるの?

●ホンマス

ホンマスは、中禅寺湖に生息している固有種として知られています。

ビワマスとサクラマスの交配種という説が主流で、フライフィッシング愛好家が積極的にターゲットにしています。

毎年6月になると接岸してくる習性を持っているので、アングラーが集まるようになります。

美しい銀色の魚体は、体高があって独特の雰囲気を持っています。

ワカサギを捕食対象にしているので、その産卵期に岸に寄ってくるのですが、船からのトローリングで釣るケースが多いでしょう。

●ブラウントラウト

ブラウントラウトの居付き場所は、ブレイクラインと岩場が重なっているようなところです。

比較的浅いポイントで釣れることが多く、ワカサギなどの小魚や落ちてくる昆虫などを食べています。

高い水温に強いので、夏に入ってもシャローエリアで釣れることが多いでしょう。

毎年6から7月にかけて、セミパターンで食わせることができます。

中禅寺湖にはエゾハルゼミが生息していますから、それが水面に落ちたところをブラウントラウトが襲います。

そのタイミングでセミのカタチをしたルアーをキャストすると、猛然と水面を割ってバイトしてくるのです。

人気の高いレイクトラウトは中禅寺湖の固有種!

●レイクトラウト

レイクトラウトは、中禅寺湖の固有種として有名です。

とても獰猛で警戒心が強く、ワカサギなどの小魚を捕食対象にしています。

ブラウントラウトと同じように、倒木などのカバーに付く習性を持っています。

体格はかなり大きく育つので、体長1mを超えるものも泳いでいることがあります。

レイクトラウトを釣るには、ブレイクラインを丁寧に叩くことが求められます。

水温が下がり始めると深場に落ちるので、シチュエーションにマッチした細やかなアプローチを実践するようにしましょう。

このとき活躍してくれるのが、カップの無いフラットなスプーンです。

キャストして沈めてからロッドワークを加えると、左右にスライドアクションを発生させます。

このアクションが、ブレイクラインに潜んでいるレイクトラウトを、とても上手く誘い出すのです。

中禅寺湖のショアからトラウトを狙うのにおすすめのタックルを選んでみた!

中禅寺湖のショアからキャスティングでトラウトを狙うのに、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ネイティブトラウトゲーム専用のスピニングロッドもあるのですが、扱いやすさでシマノのスコーピオンシリーズを選んでみました。

ブランクスの張りが素晴らしく、トラウトからの負荷が掛かったらしなやかに曲がってくれます。

シマノ(SHIMANO) バスロッド スコーピオン スピニングモデル 2020 2832RS-2 152g バス

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シマノのスコーピオンシリーズ・長めのスピニングロッドです。

全長は2.51mで、継数は2本。

仕舞寸法は130.0cmにまで縮まりますから、航空機に乗せて運ぶことも可能です。

中禅寺湖まで遠征釣行をするのに、ちょうどいいロッドとなるでしょう。

自重は152gで、先径は1.9mmです。

適合するルアーウエイトは、7gから30gで、適合するラインは、モノフィラメントラインなら10lbから24lbとなります。

ブランクスはレギュラースローテーパーで、カーボン素材含有率は99.6%です。

実際に手に取ってみると、とてもシャープでトルクフルなブランクスに仕上がっている印象です。

コルクグリップは握りやすく、口径サイズの大きなガイドは、ラインがスムーズにすり抜けてくれます。

実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。

トラウトゲーム以外にも幅広く使えるので、1本持っておくと重宝するでしょう。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック C3000HG バーサタイル

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック C3000HG バーサタイル

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シマノのストラディックシリーズの中から、C3000番のハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は6.0対1なので、ハンドル1回転につき89cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力/最大ドラグ力は、3.5/9.0kgです。

自重は225gで、スプール寸法は直径が47mmで、ストロークが17mm。

ラインキャパは、PEラインなら1.5号を270m、モノフィラメントラインなら3号を150m巻けます。

ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。

実際に手に取って使ってみると、とても軽やかにハンドルが回り、それに追従してローター回転が安定していきます。

定速でリトリーブを繰り返すのに丁度いい使い心地で、中禅寺湖でスプーンなどを操るのに向いているでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

4000番のXGモデルにすると、ラインキャパが増えて巻き取り量もスピードアップしますから、手返しが良くなります。

自分の釣りスタイルに合わせて、使い分けてください。

中禅寺湖のルールを理解してトラウトゲームを満喫しよう!

中禅寺湖の特徴やルール・釣れるトラウトの種類、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

湖の西側が立ち入り禁止エリアに指定されているので、確実に理解した状態で釣りを始めるようにしましょう。

地元の釣りに詳しい漁協に問い合わせをするのも、中禅寺湖を知るのに良い方法かもしれません。

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