リールのアップ写真

アルファスからシルバークリーク エアTWストリームカスタムへ!実釣インプレ特集

FISHING JAPAN 編集部

ダイワからリリースされていた渓流ベイトフィネス用リール・アルファスエア ストリームカスタムのヘビーユーザーでした。

アキュラシー精度の高いベイトリールで、ヘビーウエイトミノーなどを柔軟に活用できた印象があります。

その進化型として現在発売中なのが、シルバークリーク エアTWストリームカスタム。

いったいどんなところが切り換わっているのか、その使用感も含めて詳しくご紹介しましょう。

シルバークリーク エアTWストリームカスタムとは

シルバークリーク エアTWストリームカスタムとは、ダイワの渓流ベイトフィネスリール・アルファスエア ストリームカスタムの進化型リールのことです。

ギア比は1種類で、アルファスエア ストリームカスタムよりもハイギア化されているのが特徴です。

具体的には8.5対1にまで引き上げられているので、ハンドル1回転につき74cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

ちなみにアルファスエア ストリームカスタムのギア比は7.2対1で、ハンドル1回転につき69cmの巻き取り量でした。

新しいシルバークリーク エアTWストリームカスタムのウエイトは、170g。

軽くてパーミングしやすいロープロファイルデザインなので、長い時間釣りを続けても、さほど疲れないでしょう。

最大ドラグ力は3.5kgで、スプール径は28mmとかなりコンパクト。

スプール幅は、21mmになっています。

ラインキャパは、PEラインなら0.6号を40m、モノフィラメントラインなら6lbを40mまで巻けます。

ハンドルの長さは80mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。

左・右どちらのハンドルも選べますから、自分の釣りスタイルに合わせて購入できるのが嬉しいです。

もしあなたが右利きの場合、ルアーをキャストして着水即リトリーブを開始したいなら、左ハンドル仕様のほうが素早く対応できるかもしれません。

理由は、利き腕でロッドを握れるからです。

ただし、これは慣れの問題でもあり、右ハンドル仕様を右利きの人がテンポよく使っているのを、何度も目の当たりにしています。

自分が使いやすいと感じているハンドルを選ぶようにしてください。

TWSを搭載しているシルバークリーク エアTWストリームカスタム!

シルバークリーク エアTWストリームカスタムには、ダイワオリジナルのTWSが搭載されています。

レベルワインドの角度が、キャスティングの際にスムーズに切り換わる機構のことで、ライン放出の摩擦抵抗を抑える役割を担っています。

スルスルとライトラインが出ていくので、軽いルアーを先端に結んでいても、バックラッシュトラブルが起こりにくいです。

0.4号前後のPEラインを用いることの多い渓流ベイトフィネスアプローチでは、とても有効な機構といえるでしょう。

ハイパードライブデザインも採用されていますから、カチッとした剛性感が備わっていて、TWSのスムーズな稼働を支えています。

当然軽快な巻き心地も生み、フッキング後の支えや魚の引き寄せも安定している印象を受けます。

インダクトローターを固定しているシルバークリーク エアTWストリームカスタム!

シルバークリーク エアTWストリームカスタムで注目したいのは、インダクトローターを固定したブレーキチューンです。

本来インダクトローターは、キャストによる回転でスプールから顔を出して、ブレーキをかけるようになっています。

このベイトリールではその動きを固定し、近距離や中距離でしっかりブレーキがかかるようにしているのです。

使う前は、飛距離が伸びないんじゃないかな?という予想していたのですが、実際は何ら問題なく連続キャストをイメージ通りに繰り出せます。

ただし、マグダイヤルによるブレーキの微調整は、釣り場でひと目盛りずつ丁寧におこなうようにしましょう。

シルバークリーク エアTWストリームカスタムを装着するのにおすすめのロッドを選んでみた!

シルバークリーク エアTWストリームカスタムを装着して渓流トラウトゲームを楽しむのに適している、おすすめのロッドをご紹介しましょう。

渓流・源流域では、あまり長いブランクスのロッドはマッチしません。

ロッドを振り回すスペースが確保できないのが理由で、できるだけショートレングスでしなやかな柔らかさを持ったものを手に取るようにしたいものです。

ダイワ(DAIWA) ネイティブトラウトロッド シルバークリーク ストリームトゥイッチャー 48ULB 釣り竿

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ダイワのシルバークリーク ストリームトゥイッチャーシリーズの中から、ショートレングスのベイトロッドを選んでみました。

全長は1.42mで2ピース仕様ですから、仕舞寸法は74cmにまで縮まります。

これなら渓流・源流域へ踏み込んでも、邪魔にならずに先へ進めるでしょう。

先径/元径は、1.4/6.4mmと細め。

適合するルアーウエイトは、1.5gから7gまでなので、流行りのヘビーウエイトミノー全般を使えそうです。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、95%になっています。

実際に手に取って振ってみると、とてもシャープでありながら、負荷に対しては素直に曲がり込む特性を持っています。

バックスイングできっちりしならせることができますから、意図したピンポイントへルアーを届けやすいでしょう。

実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。

渓流ベイトフィネスに慣れたいなら、この1本から始めてみるのがいいかもしれません。

PEラインの0.4号クラスとのマッチングも良好で、ガイドに絡み付いても振りほどきやすく、手返しのいいアプローチを繰り返せるでしょう。

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ブランクスにグラス素材を多く含んだベイトロッドです。

独特の曲がり・しなやかさを発生させるので、渓流トラウトのショートバイトをフッキングに持ち込みやすいでしょう。

カーボン素材に慣れている人は、最初そのしなやかさに驚くことになりますが、使っているうちにメリットに気づくはず。

上手くフィールドで使い分けながら、さまざまなシチュエーションを克服してみましょう。

全長は1.55mもあるので、渓流はもちろん、里川のような河川域にも対応できます。

継数は2本で、仕舞寸法は80cmにまで縮まります・

ウエイトは74gと、クラス素材メインにしては軽めの設定。

先径/元径は、1.9/8.4mmとやや太めになっています。

適合するルアーウエイトは、2gから10gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまで、PEラインなら0.3号から0.8号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、33%になります。

実際に手に取ってみると、オールラウンドに使えそうな長さに設計されています。

グリップ周りは細身で握りやすく、グラス素材独特のダルさ・重みは感じませんでした。

ついぱむようなバイトが頻発するようなら、グラス素材の柔らかさに頼りたくなるかもしれません。

シルバークリーク エアTWストリームカスタムを駆使して渓流トラウトゲームを楽しもう!

シルバークリーク エアTWストリームカスタムの特徴や実釣インプレ、マッチしそうなおすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

メーカー希望販売価格は、49,500円です。

アキュラシー精度の高いキャストは、ベイトリールが得意とするところです。

糸ヨレトラブルも抑えられるので、キャスト数の増えるアプローチではとても頼りになるはずです。

深場では鉄板系バイブレーションルアーを使って、ボトムからのリフト&フォールで誘いをかけてみましょう。

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