ハゼ釣りの時期っていつまでなの?釣れる場所や釣り方特集
河川の汽水域で、少し浅場になっているところを丁寧に探れば、夏場のハゼはひんぱんに反応してくれました。 秋を過ぎ、今は冬。 この時期でも、ハゼは釣れるのでしょうか? ここでは…
FISHING JAPAN 編集部
春に産卵を終えるハゼは、汽水域の河口付近で釣れるようになります。
とても身近な環境で釣りが楽しめるので、多くのアングラーからのターゲットになっています。
ここではハゼ釣りに用いる仕掛けやタックル・釣り方について、詳しくご紹介しましょう。
目次
ハゼ釣りを始めるには、まずハゼの習性を知っておかなければなりません。
ハゼは、海水と淡水が混ざり合う汽水域を好む傾向があります。
最も大きな規模の汽水域といえば、河川の河口域が挙げられるでしょう。
足を運んでみると、河口域はなかなかに広大です。
ここのどこにハゼが潜んでいるのか、じっくりと絞り込んでいきましょう。
ハゼは泥や砂状の底質を好むので、そういうボトムが丸見えの場所を探します。
当然水深の深いところでは、目視することができません。
そこで注目したいのが、河川そのものではなく、そこに流れ込んでいる支流や水路です。
水門施設があるので、意外と見つけやすいですし、排水管を伝っていくと水路に変わるところも。
河川よりも小規模な水辺になり、浅い水深なのでボトムの状態も判別しやすいでしょう。
泥や砂が溜まっているのを確認できたら、コンクリート護岸の上などからハゼ釣り用の仕掛けを垂らしてみましょう。
ハゼ釣りに用いる仕掛けは、エサ釣りならミャク釣り仕掛けがおすすめです。
ミャク釣り仕掛けは、ウキを使わずにオモリの重みだけで仕掛けをぶら下げるタイプのもの。
アプローチ方法は、とてもシンプルで、延べ竿の穂先に道糸を結んで、その先端にオモリ・ハリス止め・ハリス・ハリの順番で仕掛けを組んでいきます。
オモリには、アユ釣り用のワンタッチシンカーなどを使うと、道糸を傷めずに済むでしょう。
ハリは、袖バリの2号やキス釣り用ハリの4号程度を用意します。
エサは、ゴカイ・イソメなどの虫エサが効果的ですが、ハリから外れやすく、触るのが苦手なアングラーも多いでしょう。
そこでおすすめなのが、貝です。
スーパーなどで販売されている、冷凍のホタテなどがいいでしょう。
やや硬くてコシのある部分を指先程度の大きさにカットし、ハリ先に装着してください。
これで準備はOK、あとはハゼを釣るだけです。
ハゼの釣り方は、延べ竿にミャク釣り仕掛けをつないで、冷凍ホタテをエサにアプローチします。
河川の支流や水路に出向き、そこが潮の上げ下げの影響を受けているか確認しましょう。
おすすめの時間帯は、満潮から下げ始めたころ。
ハゼの動きが活発になり、捕食を繰り返してくれます。
ミャク釣り仕掛けには、ウキが付いていないので、ボトムまで落とし込んだら道糸がたるみます。
このたるみが、ちょうど無くなる程度にまで、延べ竿の穂先を持ち上げてください。
その状態が、ボトムにエサの付いたハリが接しているのをキープしていることになります。
それ以上持ち上げると、道糸は張ったままで、エサがボトムから離れてしまいます。
ゆっくりと穂先を下げていき、たるんだ瞬間に止めます。
その繰り返しが、ミャク釣り仕掛けを有効に使っていることになり、ハゼのアタリをとらえやすくします。
足元で張り・たるみの練習をして、慣れてきたら、やや沖合いにミャク釣り仕掛けを送り込んで、広範囲を探ってみましょう。
ハゼは、ルアーでも釣ることができます。
同じく河口域へ出向いて、ミャク釣り仕掛けでハゼが釣れた場所へ行ってみましょう。
足元やその近くは、延べ竿で探ることができますが、もっと広範囲となると、道糸が短く仕掛けが届きません。
そこで活用するのが、アジングゲーム用スピニングタックルです。
細くてしなやかに曲がるスピニングロッドと、ライトラインを大量に巻いたスピニングリールがあれば、ロングキャストを敢行して広範囲を探ることができます。
ミャク釣り仕掛けをキャストすることも可能ですが、根掛かりトラブルが心配です。
そこで代わりにラインに結ぶのが、トラウトゲームなどで用いる、小粒のクランクベイトです。
リップがボトムをノックするので、カンタンに根掛かりしてしまうことはなく、効率よく広範囲を探れるでしょう。
ハゼをルアーで釣るのに適している、おすすめのアジングタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、やや長めブランクスで、しなやかに曲がるスピニングロッドがマッチします。
リールは、2000番サイズのスピニングリールなら、ライトラインを大量に巻いて、ロングキャストを実践できるでしょう。
シマノからリリースされているライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッド・ソアレBBシリーズのラインナップから、S76L-Sを選んでみました。
全長は2.29mと、アジングゲームに使うロッドとしては、長めに設計されています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は117.2cmにまで縮まります。
ウエイトは75gで、ブランクスの先径は0.8mmです。
適合するルアーウェイトは、0.6gから12gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから4lbまでで、PEラインなら0.1号から0.6号まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、76.0%になっています。
実際に手に取って使ってみると、とても長くて軽いので、手元感度は高く、ロングキャストするのに向いていると感じました。
結構重いルアーも背負えるので、ハゼ釣りに適した小粒クランクベイトなら、さまざまな種類を操れるのではないでしょうか。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
この釣り方を実践していると、小型のシーバスやチヌ・キビレなども食い付いてくることがあります。
もし掛かったら、強引に引き寄せようとせず、時間をかけてランディングをおこなってください。
ランディングネットは、持参しておくほうが無難でしょう。
シマノから発売されている汎用型スピニングリール・ストラディックシリーズの中から、C2000番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.1対1なので、ハンドル1巻きにつき69cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kg。
ウエイトは185gで、スプール寸法は直径/ストロークが、43/13.5mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを125m、PEラインなら0.6号を150m巻けます。
ハンドルアームの長さは40mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて、ハンドルの巻き心地は滑らかそのもの。
ローター回転の追従性もスムーズですから、糸フケが発生しても素早く回収できます。
ドラグのレスポンスも良好なので、ライトラインでもじゅうぶん対応できるでしょう。
実売価格は1万円台と、低価格に設定されていいるのが嬉しいです。
ハゼ釣りなら、0.4号程度のPEラインでじゅうぶん対処できるでしょう。
先端にショックリーダーラインを結ぶのを、忘れないようにしましょう。
ハゼの特徴や釣り方・仕掛けや、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
夏には、卵から孵化した小さなハゼが釣れるようになります。
効率よく釣っていくためにも、釣り場選びは丁寧におこないましょう。
延べ竿を振っているアングラーを見かけたら、距離をとって自分もハゼ釣りをスタートさせてください。
ハゼ釣りの時期っていつまでなの?釣れる場所や釣り方特集
河川の汽水域で、少し浅場になっているところを丁寧に探れば、夏場のハゼはひんぱんに反応してくれました。 秋を過ぎ、今は冬。 この時期でも、ハゼは釣れるのでしょうか? ここでは…
FISHING JAPAN 編集部ハゼ釣りシーズン到来!ルアーで狙う数釣りからスタートしよう
海と河川を行き来する習性のあるハゼは、夏を迎えるとどんな動きをするのでしょうか。 エサ釣りの対象魚として人気を博してきたハゼですが、最近はトラウトゲームで使うようなスプーンやク…
FISHING JAPAN 編集部ハゼングに挑戦しよう!ルアーで狙うハゼの釣り方や仕掛けを大公開!
皆さんは、ルアーでハゼ釣りをしたことはありますか? ハゼはサイズが大きくなると、ワームやスプーン・クランクベイトなどのルアーを追いかけてくれます。 ハゼのルアー釣りを、ハゼン…
FISHING JAPAN 編集部WEEKLYランキング