太刀魚の釣り方&食べ方特集！刺身や塩焼きで美味しく食べよう

船からはテンヤやジキングで、ショアからはルアーのキャスティングゲームで狙えるのが、食べて美味しい太刀魚です。

刺身や塩焼きにすれば絶品の味で、多くのアングラーが太刀魚情報を入手し、海に向かいます。

そんな太刀魚の特徴や釣り方・食べ方について、詳しくご紹介しましょう。

太刀魚とは、スズキ目タチウオ科の海水魚のことで、旬は夏から秋にかけてですが、通年釣ることができます。

深場に居るときは船からのアプローチで、浅瀬に入ってくるタイミングでショアからのキャスティングで大物を狙いましょう。

体長は1mを超えるものもいるので、釣りの対象魚として人気が高いのも当然。

しかも食べて美味しいので、夏場には多くのアングラーが防波堤などの護岸エリアに集まります。

太刀魚は、立ち泳ぎしながら頭上を通るエサを襲う習性があり、釣り方もそれに合わせたアプローチになります。

太刀魚釣りで最初におこなうのは、エサとなる小魚の存在を見つけること。

イワシやアジの群れが接岸していたら、そのそばに太刀魚が迫っている可能性は高いです。

ただし、日中の時間帯は、強い陽射しを避けるかのように、太刀魚は表層からボトム付近へ落ちてしまいます。

とても釣りづらい状態なので、表層まで浮き上がってくる夕方まで待ちましょう。

太陽が西に傾いたタイミングで、イワシやアジが接岸していた防波堤から、沖合いに向かってルアーをキャストします。

太刀魚は基本的に夜行性なので、太陽が沈むころには活発に捕食をスタート。

ルアーは、表層をゆっくりと横方向に泳がせるイメージで、誘いをかけましょう。

グロー系カラーを纏っているワームを装着したジグヘッドリグなら、任意の層をトレースしやすいでしょう。

キャスト数が増すと、場にプレッシャーがかかるので、太刀魚が若干沈み出します。

ひんぱんに発生していたバイトが減ってきたかな？と感じたら、ジグヘッドのウエイトを重いタイプに切り換えて、先ほどよりも深い層を泳がせてみてください。

それでもバイトが伸びないようなら、鉄板系のバイブレーションルアーに結び換えます。

飛距離が伸びるので、より広範囲を泳がせることができますし、より深場をフラッシング効果を伴ないながら誘えるでしょう。

太刀魚は、他の魚と比べると食い付くのが得意なほうではありません。

バイトがあるのに乗らない場合でも、そのポイントを諦めずに、何度もルアーをキャストしてバイトを待つようにしましょう。

太刀魚の誘い方として、ワインド釣法が知られています。

前述のジグヘッド＋ワームを用いて、ロッドを縦方向に上下にシャクリながら、ダートアクションさせてバイトを誘発させます。

ダートアクションは太刀魚を集めるのに有効ですが、バイトが頻発するようになれば、ただ巻きリトリーブにシフトするのもいいでしょう。

フッキング効率が良くなるので、ぜひ試してください。

その際に、ルアーを鉄板系バイブレーションルアーやシンキングミノー・シンペンなどにローテーションしていくのも効果的です。

釣れた太刀魚は、活け締めしてクーラーボックスに保管しましょう。

その際に太刀魚をビニール袋に入れてから、クーラーボックスに収めてください。

氷が溶け出し、真水が太刀魚に直接触れると、身そのものに水が染み込む事態に。

鮮度が落ちて美味しさも半減するので、ビニール袋を持参するのを忘れないようにしましょう。

帰宅したらよく水洗いしてから、包丁で頭を落として内臓を取り除き、背骨沿いにある血合いを洗い流してください。

背びれの根元部分に、長めでキツめの骨が並んでいますから、斜めから包丁を走らせて取り外しましょう。

太刀魚の簡潔なさばき方や刺身の仕上げ方を、丁寧に分かりやすく解説している動画を見つけましたので参考にしてください。

ここから塩焼きにすることもできますから、さまざまな食べ方を試してみましょう。

太刀魚をショアからのキャステイングゲームで釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、ロングキャストしやすくてあまり硬くないブランクスの、スピニングロッドがマッチします。

リールは、2500番以上のサイズのスピニングリールにPEラインを巻いてアプローチしてください。

ダイワからリリースされている、シーバスゲーム用のスピニングロッドです。

ソルトのキャスティングゲーム全般に使える調子なので、太刀魚用に選んでみました。

全長は2.59mと、扱いやすい長さに設計されています。

継数は2本で、仕舞寸法は134cmにまで縮まります。

ウエイトは124gで、先径/元径は1.7/11.9mmです。

適合するルアーウエイトは、7gから35gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで、PEラインなら0.6号から1.5号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、95%になっています。

実際に手に取って継いでみると、じゅうぶんな張りとしなやかさを併せ持っている印象を受けました。

ジグヘッド＋ワームのウエイトで軽めのものでも、このブランクスならロングキャストを敢行できるでしょう。

ガイドバランスは曲がりに対して良好で、グリップ周りは細身で握りやすいシェイプにデザインされています。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

さまざまなキャスティングゲームで活躍してくれそうなので、1本持っておくと重宝するでしょう。

ダイワのフリームスLTシリーズの中から、2500番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

ギア比が6.2対1なので、ハンドル1回転につき87cmのラインを回収することができるようになっています。

最大ドラグ力は10.0kgと余裕があり、ウエイトは200gです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら8lbを100m、PEラインなら1.0号を190m巻けます。

ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取ってみると、コンパクトで扱いやすい印象です。

ラインのストック量が多めなので、ロングキャストアプローチするのに向いています。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。

さまざまなソルトウォーターゲームに転用できるので、メイン機としてはもちろん、予備用としてもクルマに常備しておきたい1台といえるでしょう。

太刀魚に関しては、ルアーをキャストするだけでなく、テンヤ仕掛けを操るのにも使えます。

PEラインの先に太めのショックリーダーラインを結ぶか、ワイヤーリーダーを組んで歯による破断を防ぐか、対策を怠らないようにしたいものです。

太刀魚の特徴や釣り方・食べ方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

春に掛かってくる太刀魚は大型が多いので、リールに巻くラインは太めに切り換えたほうがいいかもしれません。

細いほうが、風や潮の流れの影響を受けにくいのですが、太刀魚釣りでは強度優先のほうが好釣果に恵まれるでしょう。

1mを超えるサイズが掛かることもあり、ランディングネットなどの用意もしておくことをおすすめします。