クロダイの釣り方特集!初心者におすすめのルアー+タックル
堤防や河川の護岸エリアからルアーで釣ることができる、クロダイ。 そのゲーム性の高さ・面白さから、チニングゲームとして注目されています。 ここでは、初心者の人におすすめしたいク…
FISHING JAPAN 編集部汽水域で周囲を見渡すと、あちこちに黒い背中の大型魚が泳いでいるのを発見できます。
ルアー釣りの対象魚として脚光を浴びている、チヌ=クロダイ・キビレです。
そこで夏直前の6月に使ってみたくなる、おすすめのチニングルアーをご紹介しましょう。
目次
チニングルアーには、数多くの種類がありますが、6月に効果的なものはどれでしょうか。
6月は、雨の降る日が多い時期。
河川に流れ込む水路などから、濁った雨水がどんどん入ってきます。
実はチヌという魚、この濁った水が大好き。
栄養分を豊富に含んでいるので、小魚やエビ・カニなどの水生生物たちが、そこに集まってくるからです。
つまり、チヌの捕食対象を豊富に寄せてくれるのが、6月の濁った水ということに。
当然釣り場も、河川への流れ込み周辺に絞ることができます。
そういうシチュエーションで使ってみたいチニングルアーを、3つ取り上げてみましょう。
●6月に使ってみたいおすすめチニングルアー①ダイワ・シルバーウルフ チニングバグ55F
ダイワからチニングゲーム専用のトップウォータールアーとしてリリースされているのが、このポッパーです。
全長55mmと小粒コンパクトなのは、チヌの口が意外と小さいからでしょう。
一瞬のバイトで口に入りやすいサイズに設計しておけば、希少な機会を無駄にしなくて済みます。
シルバーウルフ チニングバグ55Fは、口のカップがさほど深くはなく、強めにトゥイッチしても重い音が響くことはほとんどありません。
水飛沫が周囲に広がるように飛び散って、移動距離は短め。
その存在にチヌが気づいたら、しっかりと視野に収まってくれるようになっています。
シルバーウルフ チニングバグ55Fのボディ構造にも注目してください。
最後尾の部分が、なんと金属製のプレートで出来ています。
プレートには3ヵ所に穴が開いていて、フックやシリコンスカートを装着可能に。
シリコンスカートはルアーアクションの制動につながりますし、エビ・カニなどの脚にも見えます。
小魚のヒレの役割を果たすかもしれないので、チヌのバイトを誘発する要因になり得るでしょう。
もうひとつプレートに効能があるとすれば、コンクリート護岸へ向けてキャストする際、誤って接触させてもボディが割れないパンパーの役割も担っていることです。
大胆で積極的な連続キャストを敢行したいなら、シルバーウルフ チニングバグ55Fをラインに結んでみましょう。
●6月に使ってみたいおすすめチニングルアー②シルバーウルフ ラフトリック90F
2023年にリリースされたばかりのペンシルベイト・シルバーウルフ ラフトリック90Fです。
ほぼ垂直に立つ浮き姿勢で、ロッドワークに対して移動距離を抑えたアクションを繰り出せます。
お腹側のフックが、後方に寄っているのが特徴的で、チヌのバイトを確実にとらえる工夫が施されているといえるでしょう。
キャストフィールは申し分なく、かなり飛距離の伸びるウエイトバランスに仕上がっています。
これなら汽水域に広範囲に散っているチヌを、効率よく誘うことができるでしょう。
特に雨で濁った水には、チヌが入り込んでいることがあり、そこまでキャストして丁寧に誘うをかけてみるのは有効です。
全長90mmで、ウエイト14g程度ですから、スピニングタックルはもちろん、ベイトタックルでもじゅうぶん操れます。
フックは、トレブルフックの6番サイズが標準装備されていて、チヌのアゴを的確にとらえてくれるはずです。
ダイワ(DAIWA) チニング用ペンシル ラフトリック90F イエローボーン
●6月に使ってみたいおすすめチニングルアー③ジャクソン・チヌころクロー
ジャクソンから発売中のチニングゲーム専用ワームです。
外観は、エビのような甲殻類そのものなので、チヌも迷いなく食い付いてくれます。
ジグヘッドとの相性がよく、ボトムまで落とし込んでからのズル引きで誘ってみましょう。
流行りのフリーリグにセットするには、1.7inchというサイズは、やや小さいかもしれません。
小粒なジグヘッドリグによるアプローチを徹底すれば、かなりタフコンディションでも口を使ってくれるケースが多いです。
6月は雨の多い時期なので、堰・排水口周りを丹念に攻めれば、意外とカンタンにチヌの姿を拝めるでしょう。
ジャクソン(Jackson) ワーム ちぬころクロー 1.7インチ ボイルシュリンプ BSH ルアー
チニングルアーをキャストするのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、軽いルアーやワームリグでもキャスト可能なスピニングロッドがマッチします。
リールは、3000番サイズ前後のスピニングリールなら、大型チヌが掛かっても対処しやすいでしょう。
ダイワからリリースされているチニングゲーム用スピニングロッド・チニングXシリーズの中から、76Lを選んでみました。
全長は2.29mもあるので、軽く振り抜くだけで軽量ルアーでもロングキャスト可能です。
継数は2本で、仕舞寸法は119cmにまで縮まります。
ウエイトは122gで、先径/元径は1.2/9.9mmと細め。
適合するルアーウエイトは、2gから12gまでです。
適合するラインは、PEラインなら0.2号から0.8号まで、モノフィラメントラインなら2lbから8lbまで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、88%に設計されています。
グラス素材の比率がやや高めですから、しなやかで柔らかい調子に仕上がっていると考えてください。
実際に手に取ってみると、持ち重り感はほとんど無く、振り切りやすいブランクスになっています。
グリップ周りは細身なので、チヌの強い引きにもしっかり握って耐えられるでしょう。
実売価格は8千円台と、とても低価格な設定に収まっています。
これならスピニングリールやライン・ルアーなど、他のタックルと一緒に購入することも検討しやすいかもしれません。
ダイワから発売されている汎用型スピニングリール・クレストLTシリーズの中から、2500S-XHを選んでみました。
ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき87cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは235gです。
ハンドルの長さは55mmで、ラインキャパはPEラインなら0.6号を200m、モノフィラメントラインなら4lbを150m巻けます。
ボールベアリングは、4個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ハンドル回転は滑らかでスムーズな印象を持ちました。
この巻き心地なら、ズル引きやステディリトリーブ・スローリトリーブなどを実践しやすいでしょう。
ローター回転も軽快で、糸フケの回収も的確におこなえそうです。
実売価格は、なんと4千円台にまで抑えられています。
ここまで安ければ、家族分のスピニングリールを揃える際に、第一候補に挙げられるでしょう。
チニングゲームでは、ラインローラーに強い負荷が掛かるので、釣行後はしっかりとメンテナンスを施すようにしてください。
6月におすすめのチニングルアーの特徴や使い方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
濁った水は、時間をかけて広範囲に広がっていきます。
濃い場所・薄い場所が必ず存在し、透明度の高い水との境目も判別できます。
チヌがどういうシチュエーションに定着するのか、じっくりと観察しながらルアーを投入してください。
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