バスってどんな魚なの?生態や釣り方を知ってバス釣りを楽しもう
バスは、大正時代に人の手によって日本に移入された魚です。 芦ノ湖だけに放流されたはずが、現代では日本各地の湖・池・河川などで、バスの姿を見ることができますよ。 どんな生態を持…
FISHING JAPAN 編集部滋賀県に広がる琵琶湖では、長い間バス釣りが親しまれてきました。
現在は、県による琵琶湖のレジャー利用適正化に関する条例によって、釣り上げたバスのリリースは禁止されています。
定められたルールの中で、琵琶湖におけるバス釣りの楽しみ方をご紹介しましょう。
目次
1980年代から琵琶湖に足しげく通いながら、バス釣りを楽しんでいます。
ボートで湖面に浮かんだり、各河川の河口域でオカッパリを実践したりと、さまざまなアプローチの方法を選ぶことができます。
琵琶湖大橋から近江大橋までのエリアを、南湖と呼んでいますが、ボディウォーターが流れる中央部分も含め、至るところに藻が生え広がっています。
びっしりと水面を覆っている場所や、水中に沈んでいるところも。
よく観察すると、スポット的に藻が伸びていないポイントを見つけることが。
これは他の場所と底の地質が異なっている、もしくは何か人工物が沈んでいると考えられ、バスが潜んでいるケースが多いです。
またそのポイントだけが、えぐられたように水深が深くなっていることも。
琵琶湖の南湖では、浚渫船が底を掘り起こす工事をおこなっていた時期があったので、下物沖や木浜沖には浚渫穴が点在しています。
それらは全て、バスが定着するポイントとして有効で、穴に沈船が引っ掛かっていたり、ボディウォーターが当たっていたりすると、ビッグバスの期待が高まるでしょう。
バス釣り専用のバスボートには、ライブスコープを搭載しているものが増えていて、こういった個々のポイントにバスが潜んでいるか、釣る前に画像に映し出すことができます。
ただし、アングラーの大多数は、そんな最新機器を持ち込んでバス釣りをおこなっているわけではないので、自分の目でしっかりと観察しながら、藻の変化をチェックしていくようにしましょう。
琵琶湖の沖合いで、藻や穴・地形変化を探るのにおすすめのルアーは、ラバージグです。
トレーラーにパドルテールやカーリーテール系のワームを装着して、生命感を膨らませるとバイト数が増えるでしょう。
ホグ系のワームなら、藻に引っ掛かってもロッドワークでカンタンに外せますし、そのままもっと深い層までスムーズに落とし込むことが可能です。
ラバージグか着底したら、すぐに移動させずにラインテンションを張って緩めて、定位置で誘いを繰り返してみてください。
フォールの最中にラバージグを見つけたバスが、追い付いてバイトしてくるかもしれません。
琵琶湖において藻が濃いポイントなら、ラバージグのガードなどが引っ掛かりやすくなるので、ルアーを高比重ワームのノーシンカーリグに切り換えましょう。
その際におすすめなのが、スピナーベイトなどに装着されているシリコンスカートを2本、高比重ワームの一端に突き刺して通しておくのです。
フックのラインアイ側に寄せて、長めで幅広タイプのシリコンスカートにすると、まるでワッキーリグのストレートワームが水中で踊るような効果が付加されます。
オフセットフックとの連携で、藻が濃くてもすり抜けが良く、沈みも素早く、誘いの要素も万全。
ただし、バスの口の中に高比重ワームのノーシンカーリグがすっぽり含まれてからのフッキングになるので、ラインの動きや変化を見逃さないようにしなければなりません。
吐き出されてしまうケースがありますが、それを見ていた別のバスが食い付いてくることも。
底近くまで到達した高比重ワームは、すぐにピックアップせずに、その場でリフトしては再度フォールさせることを繰り返すようにしてください。
琵琶湖といえば、ビッグベイトやスイムベイトが効果的という印象があります。
YouTubeなどの動画配信サイトの影響が大きいからでしょうが、実は他にもおすすめのルアーが存在します。
それは、ビッグサイズの3フッカーミノーやジャークベイト。
しっかりと飛距離を伸ばせますし、水面や中層で留め置いて、静止状態で誘いを掛けることが可能です。
それでバイトが無ければ、ただ巻きリトリーブで広範囲をチェックしてもかまいませんし、風や水の流れに乗せて、ドリフト釣法でバスに見つけてもらうのもアリでしょう。
意外と使われていないミノー&ジャークベイトですが、シーバスゲーム用に作られたものも転用できるのが嬉しいです。
ラインアイやフックアイが貫通ワイヤーでつながっている、補強の行き届いたミノーを選ぶようにしましょう。
琵琶湖でオカッパリスタイルを楽しむのに使ってみたい、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロングキャストを実践するには、ロングレングスのブランクスを持ったベイトロッドか有効です。
ラインは太いほうが、ビッグバスに対応しやすいので、ラインキャパ多めのベイトリールを装着してください。
シマノ(SHIMANO) ルアー竿 バス釣り 22 エクスプライド 1610M
2022年にリリースされたばかりのエクスプライドシリーズ、2m超えのベイトロッドです。
全長は2.08mもありますから、軽く振り込むだけで飛距離は伸ばしやすいでしょう。
Mパワーブランクスなので、10gを切るルアーでも胴に乗せて運ぶことができます。
継数は2本ですがグリップジョイント方式を採用しているので、仕舞寸法は176.3cmと長め。
クルマから降ろす際には、ロッドティップを挟まないようにしてください。
自重が100gとかなり軽くなっていて、カーボンモノコックグリップの恩恵が表れています。
先径は1.8mmとやや太目、適合するルアーウェイトは7gから21gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで、PEラインなら最大3号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は99.5%です。
実際に手に取って振ってみましたが、これまでのエクスプライドシリーズよりも明らかに軽くてシャープ。
これなら1日中振り回し続けても、さほど疲れを感じてしまう展開にはなりにくいでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
上質なコルクグリップの触感を、ぜひ味わってみてください。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 19 スコーピオン MGL 150XG 右 バス釣り ロックフィッシュ
エクストラハイギアのベイトリール、スコーピオンMGLです。
ギア比は8.5対1ですから、ハンドル1巻きにつき91cmものラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.5kgで、自重は215gと軽めの設定。
スプール寸法は、直径が34mmで幅25mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは45mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に使ってみると、パーミングしやすいロープロファイルデザインで、フッキングの際にもチカラを込めやすい印象です。
フルキャストして飛距離を稼ぐのにも向いていますし、ロッドワークでトゥイッチやジャークを繰り出すのもしやすいでしょう。
実売価格は2万円前後と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
向かい風の状態でキャストする際には、メカニカルブレーキをやや強めに締めて、それを徐々に緩めながら飛距離を伸ばしていくようにしましょう。
琵琶湖におけるバス釣りの楽しみ方や効果的なルアー、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
琵琶湖に限らず、地元自治体によって定められたルールを順守しながら、バス釣りを楽しみましょう。
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