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剣先イカ特集!特徴や生態・釣り方+美味しい食べ方を知りたい

FISHING JAPAN 編集部

船釣りのターゲットとして人気の高い、剣先イカについてどれくらい知っていますか?

スルメイカやヤリイカとの違いは、2本の触腕や外観にありますが、慣れていないと見分けがつきにくいです。

ここでは、剣先イカの特徴や生態・釣り方・食べ方について、深掘りしてみましょう。

剣先イカとは

剣先イカとは、ツツイカ目ジンドウイカ科に属しているイカのことです。

外観フォルムは、細長い円錐形をしているのが特徴で、見た目はヤリイカとそっくりです。

剣先イカのほうが、少し太くなっていて、触腕も太くて大きく見えます。

剣先イカが孵化すると、体色は赤色系ですが、育つにつれて透き通るような乳白色に変わっていきます。

剣先イカを釣り上げて活け締めしたら、その乳白色に赤みがかかっていきます。

体の中央には、細長くて透けている軟骨が走っています。

剣先イカは、孵化してから死ぬまでの間に、性転換しないのも特徴です。

オスのほうが大きく、全長で35cmから40cmほどに、メスは25cmから30cm程度になります。

オスの腕に注目すると、2本のうち1本が交接腕になっているので、オスとメスの識別はしやすいかもしれません。

交接腕(こうせつわん)とは、イカ類の繁殖行動で使う腕のことです。

イカの交尾は、交尾とは呼ばずに、交接と名付けられていて、オスが交接腕を使い精莢=精子の詰まったカプセルの受け渡しをおこないます。

この腕が、メスの体表面に精莢を付着させることで、交尾が完了するわけです。

剣先イカの成長スピードは早めで、孵化してから半年を過ぎると、20cmを超えるサイズにまで大きくなります。

ショアからのエギングゲームで掛かることもありますが、一般的には船で沖合いに出て釣るスタイルが浸透しています。

イカ釣り専用の乗合船を予約して、大漁狙いでアプローチしてみましょう。

剣先イカの生息域ってどの辺り?釣り方もチェック!

剣先イカの生息域は、関東地方の相模湾や北陸地方の富山湾より南側で、九州地方に至るまで分布しています。

その呼び名は、地方により違っていて、アカイカ・マルイカと呼ぶのが関東地方、メヒカリと呼ぶのが、三浦半島。

ただし、ヒメカリは、若齢の個体を指しています。

若狭から山陰地方にかけては、アカイカ・シロイカ・マイカと呼ばれ、九州地方ではゴトイウイカ・ブドウイカと呼ばれています。

船釣りでアプローチする場合、よく釣れるのは初夏から晩秋にかけてです。

冬になると、水深80mから100m程度の深場に落ちる習性があり、水温の上がる春になると、浅いレンジに戻って来る感じでしょうか。

剣先イカは、イワシなどの小魚の群れを追いますし、エビ・カニといった甲殻類を積極的に捕食します。

身体の先端が、剣のように尖ったカタチをしていることから、剣先イカと呼ばれるようになったとのこと。

成長は早く、寿命は他のイカと同じ、1年程度です。

剣先イカは、高級食材として知られていて、スーパーなどで並ぶことは稀で、料亭などで料理に出されるケースが多いでしょう。

釣れたらクーラーボックスでしっかり冷やして持ち帰り、美味しく食べたいものです。

刺身や寿司ネタで味わえる剣先イカの食べ方!

剣先イカの食べ方もチェックしてみましょう。

高級食材として、ヤリイカと並ぶ扱いのイカです。

肉厚で旨みが強め、濃厚な甘みも兼ね備えています。

刺身や握り寿司のネタにすると、独特な旨味を堪能できるでしょう。

醤油を用いるよりも、レモンを絞って少量の塩をつけて食べる刺身が絶品です。

剣先イカの身を乾燥させると、甘みが際立ってくるので、スルメに加工されるケースもあります。

アミノ酸の含有量が、アオリイカに次いで多いのが知られていますから、これが旨味・甘味を引き立てているのでしょう。

熱してもあまり硬くはならず、柔らかいままなので、パスタの具や揚げ物などに使われます。

剣先イカのワタは、塩辛に使われて、数日寝かせて食べると美味しいでしょう。

旬は、夏場ですが、地方に寄ってズレる可能性があります。

実際に船釣りで釣った剣先イカを、各季節で食べた経験がありますが、どの時期でもとても美味しく感じました。

剣先イカを持ち帰るのにおすすめのクーラーボックスを選んでみた!

釣れた剣先イカを無事にに持ち帰って、美味しく食べてみましょう。

そのためには、よく冷えるクーラーボックスが必要ですから、おすすめのアイテムをピックアップしてみました。

イカを並べるトレーを中に入れておけば、持ち帰ってからの捌き作業もやりやすいでしょう。

シマノ(SHIMANO) クーラーボックス フィクセル リミテッド 17L NF-217X ピュアホワイト

シマノ(SHIMANO) クーラーボックス フィクセル リミテッド 17L NF-217X ピュアホワイト

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シマノからリリースされているクーラーボックス・フィクセル リミテッドシリーズのラインナップから、NF-217Xを選んでみました。

容量は17Lとコンパクトですから、20Lを超えるモデルを選べば、収納できる剣先イカの量も増えます。

ウエイトは4.2kgと、とても軽めに作られています。

外寸は、465×286×328mmで、内寸は、331×197×245mm。

ボディ素材には、PPとステンレスが使われています。

最大保冷時間=I-CE値は、57h。

断熱材には、発泡ウレタン+3面一体型真空パネルが設置されています。

機能と付属パーツをチェックすると、取り外し可能フタ・ハンドル・ショルダーベルト・水栓・滑り止めゴム・トレーが装備されています。

実際にフィールドで使ってみましたが、とても軽くて持ち運びしやすい印象を持ちました。

釣れた剣先イカを目一杯詰めても、クルマまで運びやすいのが嬉しいです。

帰宅して上フタを開けてもみたら、しっかりと冷えた状態で保存できていました。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

シマノのフィクセル リミテッドシリーズには、多くのサイズ設定があるので、釣れる剣先イカの量に合わせて乗合船にベストサイズを持ち込むようにしましょう。

ダイワ(DAIWA) クーラーボックス ライトトランクα S2400 レッド 釣り 24リットル 発泡スチロール

ダイワ(DAIWA) クーラーボックス ライトトランクα S2400 レッド 釣り 24リットル 発泡スチロール

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ダイワから発売されているクーラーボックス・ライトトランクαシリーズの中から、S2400を選んでみました。

とても低価格に設定されているので購入しやすく、近場でおこなう剣先イカ釣りにマッチするでしょう。

容量は24Lで、ウエイトは4.0kgと軽め。

内寸は、220×465×225mmで、外寸は、315×605×305mm。

断熱材には、発泡スチロールが使われています。

保冷力は、KEEP66で、その他パーツや機能は、ロングハンドル・水栓・ふんばるマン・スノコ一体になります。

実際に使ってみると、とても軽くて収納量が大きく、さまざまな釣り場に持ち込める手軽さが素晴らしいと感じました。

上フタも開閉も楽におこなえますし、持ち運びするのも便利です。

使用後の洗浄メンテナンスも、各パーツが取り外せて洗いやすく、長く使い続けるのに適しています。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。

クルマにも積み込みやすく、開閉作業もやりやすいので、剣先イカ以外の釣り対象魚にも積極的に使ってみましょう。

剣先イカをたくさん釣り上げて持ち帰り美味しく食べよう!

剣先イカの特徴や習性・釣り方・食べ方や、おすすめのクーラーボックスをご紹介しましたが、いかがでしたか?

イカ釣りの乗合船では、船長さんの指示通りに行動してください。

仕掛けの投入タイミングはもちろん、支持されたタナへ上手く仕掛けを通していきましょう。

定められたルールやマナーを守ることで、楽しく剣先イカを釣ることができるはずです。

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