LQレンズエギ透明布巻3.5号サイズに2024年新カラーバリエーション登場!
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FISHING JAPAN 編集部紋甲烏賊と書いて、モンゴウイカと読みます。
千葉県から南の海で生息している、エギングアングラーにとって身近なイカで、ひんぱんに釣れることがあります。
ここでは、このモンゴウイカの特徴や生態・釣り方・食べ方について、詳しくご紹介しましょう。
目次
モンゴウイカとは、コウイカ目コウイカ科に属している軟体動物のことです。
エギングゲームのターゲットとして有名なのは、アオリイカですが、モンゴウイカはカタチも模様も異なります。
コウイカ科の中では大型の部類に入るモンゴウイカは、外套長が40cm以上になるものがいます。
そのウエイトは、なんと5kgを超えますから、掛かったら釣り上げるのがたいへんです。
実際にエギングゲームをしていて、よく掛かるサイズは、外套長が20cmから30cm程度のものでしょうか。
長い触腕が、2本突き出していて、その周りに触手が8本生えています。
その触腕には、1本につき200個以上の吸盤が付いていますから、捕食活動の際には有利に働くでしょう。
モンゴウイカの胴体内部にある甲羅には、先端に鋭いトゲのような突起があります。
体色は、甲羅のある背中のほうが、茶褐色。
ところどころに小さな青緑色の横縞と、コーヒー豆というか目のようなカタチをした斑紋が散らばっています。
この斑紋があることから、紋甲烏賊=モンゴウイカと呼ばれるようになったのかもしれません。
外套の周囲には、エンペラが付いていて、泳ぐときにひらひらとアクションします。
体色のお腹側は、他のイカと同じように白っぽく、特に目立った模様はありません。
モンゴウイカが成長すると、オスは外套の背面に多くの横縞と眼状紋を持つようになります。
メスは、ぼんやりとした茶褐色に覆われます。
メスが、スミイカと間違われるのは、こういう茶褐色の体色によるのが理由でしょう。
どちらもエギングゲームでよく掛かり、どちらが釣れたのか悩むことがあります。
モンゴウイカの生息地は、千葉県の房総半島より南の地域、特に太平洋側に分布していると考えられています。
水深60mから100m程度の砂泥底に生息しているので、船釣りで掛かってくるケースが多いです。
ただ、捕食や産卵などに合わせて接岸することがあり、ショアからエギを投入すれば釣れてしまいます。
モンゴウイカは、エビやカニなどの甲殻類や、小さな魚・軟体動物などを捕食しています。
カミナリイカと呼ばれているイカは、モンゴウイカを指していると考えてください。
産卵の時期は、春から夏の初めにかけてで、海藻や沈下物に房状の卵を産み付けます。
卵は、約2ヵ月ほどで孵化して、浅い水深の湾内で成長を繰り返します。
沖合いの深場へ移動するのは、大きく育ってからです。
モンゴウイカの寿命は、他のイカと同じく、1年と短いものになります。
釣り方は、沖合いでもショアでも、エギングがマッチするでしょう。
3.5号程度のエギを用意して、ボトムまで落とし切ってから誘いをかけます。
砂や泥に潜っている状態で、エギを襲ってきます。
アタリは、あまり明確ではなく、まるでビニール袋を引っ掛けてしまったかのような重みを感じたら、フッキング動作へ移行しましょう。
モンゴウイカは重いので、ロッドはかなり曲がることになりますが、根掛かりでなければ対象は動くので、モンゴウイカが掛かったな!と判断してください。
腕がアオリイカよりも短いケースが多く、エギのカンナがすっぽ抜けてしまうことがあります。
一度フッキング動作をしたら、二度アワセはしないようにして、ラインテンションを抜かずにリールハンドルを回し続けてください。
水面近くまで引き上げてきたら、強烈な勢いで墨を吐くことがあります。
その際にもラインテンションを緩めず、一気にランディングしましょう。
地上に置かれたモンゴウイカは、墨を吐きながら回転することがあります。
不用意に近づかず、回転する予兆を感じたら、必ず距離を取るようにしましょう。
モンゴウイカの旬は、水温の下がる冬場とされています。
ただ、他の季節に釣ったモンゴウイカも、食べてみるととても美味しく感じます。
その身は、とても分厚くて歯ごたえがあり、甘みが強いものです。
鮮度の高いものなら、刺身や寿司ネタにして食べることをおすすめします。
墨は、パスタに活用するのがいいでしょう。
身は、から揚げや天ぷら・炒め物・煮物のレシピに合わせて活用すると、とても美味しいです。
モンゴウイカの鮮度が落ちると、体表の紋がぼやけて見えます。
市場で購入する場合、この紋の見え方に注意して選ぶといいでしょう。
モンゴウイカをショアからエギをキャストして釣ってみましょう。
おすすめのエギングゲーム用スピニングタックルをピックアップしてみました。
ロッドは、8ft以上の長さを持つ、張りのあるスピニングロッドがマッチします。
リールは、2500番サイズ以上のスピニングリールなら、さまざまなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。
シマノからリリースされているエギングゲーム用スピニングロッド・セフィアSSシリーズのラインナップから、S80MLを選んでみました。
全長は2.44mなので、とても取り回ししやすく、飛距離も稼ぎやすいブランクスになっています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は125.5cmにまで縮まります。
ウエイトは96gと軽めで、ブランクスの先径は1.8mm。
適合するエギサイズは、1.8号から3.8号まで。
適合するラインは、PEラインなら0.4号から1.0号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.6%に設計されています。
実際に手に取って継いでみると、とても軽くてシャープな張りのあるブランクスに仕上がっていると感じました。
グリップは細身で握りやすく、モンゴウイカの走りをしっかり止めて支えられるでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
シマノから発売中のエギングゲーム専用スピニングリール・セフィアBBシリーズの中から、C3000番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.3対1ですから、ハンドル1巻きにつき78cmのラインを回収することができるようになっています。
実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kg。
ウエイトは225gと軽めで、スプール寸法は直径/ストロークが、47/17mmです。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ハンドルアームの長さは50mmで、ボールベアリングは5個搭載されています。
実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで扱いやすく、ハンドルの巻き心地も滑らかそのもの。
安定した巻き取りを実践できるので、モンゴウイカが掛かってもやり取りを楽しめるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっているのが嬉しいです。
モンゴウイカの特徴や習性・釣り方・食べ方や、おすすめのエギングゲーム用タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
見た目の模様が、なかなかにワイルドなイカですが、食べて美味しいのは大きな魅力といえるでしょう。
積極的に狙ってみて、さまざまなレシピを試してみてください。
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