エギングXは2022年リリースのエギングゲーム用エントリーロッド!
アオリイカやコウイカ・マルイカなどを、ショアからのキャスティングゲームで狙うのが、エギングです。 多くのアングラーがエギをキャストしていますが、これからエギングを始めようと考え…
FISHING JAPAN 編集部ショアからのエギングゲームで春イカと呼ばれているのは、産卵を控えたアオリイカをほぼ指しています。
当然体格が大きいので、孵化してからしばらくしか経っていない秋イカとは、行動パターンが異なります。
ここでは、春イカと秋イカの釣り方について注目してみましょう。
目次
春に釣れるアオリイカなので、春イカと呼びます。
水温さえ高ければ、冬の終わりに達していない時期でも産卵を始めようとするアオリイカ。
それが春イカともなれば、接岸して藻場に白い卵の帯を産み付けていくのは、当然の習性といえるでしょう。
大潮周りで産卵をおこなうケースがほとんどなので、それより少し前から釣り場に入ってエギをキャストし始めると、待機中の春イカを仕留めることができます。
狙うのは、地形変化。
深場から上がってきて岸際まで寄るので、ブレイクラインに定着することになります。
そこに藻が群生していれば、産卵を始めようとするでしょう。
具体的には、3月の終わりぐらいから6月にかけてでしょうか。
ブレイクラインにエギを届けなければなりませんから、3.5号以上のロングキャストの利くボディタイプを用意します。
釣り場は、岬周りや防波堤の先端付近がおすすめ。
理由は、確実にブレイクラインをタッチできるからです。
ただし、他のアングラーも同じ考え方で行動するので、釣り場がバッティングすることもひんぱんに発生します。
そんなときはGoogle MapやEarthをチェックして、深場に隣接している岸をランガンしてみましょう。
サーフに見えているような場所でも、磯場と隣接していたら、意外とブレイクラインが手前にあるもの。
そこに点在するシモリが絡んでいれば、エギを届けてフォールさせるだけで、春イカが抱き付いてくるかもしれません。
春イカへのアプローチは、エギをしっかり見せることが大切。
シャクリを入れ過ぎて、左右にダートさせまくっても、あまり釣果は伸びない気がします。
それよりもしっかりエギをフォールさせながら、アタリが出るのを待つ釣り方のほうが効果的。
フォール中は、PEラインを指に軽く引っ掛けるようにしておくと、春イカが触れてきた瞬間が分かりやすいでしょう。
ショックリーダーラインは、シモリや藻場としょっちゅう接触することになるので、やや太目のほうが破断を防ぐことにつながります。
春イカを釣るときのタックルは、3.5号以上のエギを操れるスペックがあれば対応できるでしょう。
2kgや3kgクラスがバンバン釣れる場所なら、長めで硬めのロッドに切り換えます。
とにかくジェット噴射で走り出すと、その間耐え続けるのがタイヘン。
ロッドを立てて、その曲がりと反発で春イカを水面まで浮かせることのできるものがおすすめです。
ランディングにはギャフを使うようにして、素早く確実に取り込めるよう練習してください。
防波堤で釣り上げたら、吐き出す墨で周囲を黒く汚してしまうことがあります。
そのまま放置するのではなく、水汲みバケツで海水を汲み上げて、墨を洗い流すようにしてください。
サーフからシモリを狙うアプローチなら、掛かった春イカを砂浜へズリ上げるだけでOK。
バラシの危険性を低くしたいなら、サーフエギングを実践するのがいいでしょう。
春イカよりも小さいサイズなのが、秋イカです。
いわゆる新子と呼ばれているイカで、手のひらサイズ程度ですから、春イカと同じエギやタックルでは効率よく釣れません。
エギは、2.0号前後ほどのコンパクトなものを使いましょう。
ロッドはそれに合わせて、MLパワー前後の柔らかいものがおすすめ。
リールに巻くPEラインは極細でよく、ショックリーダーラインも細いものに切り換えてください。
狙うポイントは、漁港の内側やワンド状になっている波の静かなところ。
縦方向にカバーやストラクチャーが設置されていたら、その周囲を丹念にフォールで誘ってみましょう。
それではおすすめのエギングゲーム用ロッドを取り上げてみましょう。
まずは、春イカにマッチしたものから。
8ft以上の長さで、Mパワー以上の張りがあれば、大型エギを操りやすくなります。
秋イカ用には、もっと短くて柔らかいブランクスのロッドで対応してください。
シマノからリリースされている、セフィアXRシリーズのMパワーブランクスロッドです。
これぐらいの長さでパワーが備わっていたら、春イカを引きに耐えられるでしょう。
全長は2.59mで、継数は2本。
仕舞寸法は133cmにまで縮まりますから、さまざまなシチュエーションの釣り場へ持ち込むのが便利でしょう。
自重は100gと軽めで、先径は1.3mmと細めです。
適合するエギサイズは、2号から4号まで。
適合するPEラインは、0.5号から1号までとなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.2%です。
実際に手に取ってみると、かなり軽く感じるバランスに仕上がっている印象です。
ロッドワークを繰り出しやすく、ラインも絡まりにくく作られています。
これならフォール中のアタリも取りやすいですし、そこからのフッキングにスムーズに移れるでしょう。
グリップ周りが細身なので、しっかり握って支えることもやりやすくなっています。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
手元感度が素晴らしいので、ちょっとした変化が伝わってきたら次の動作へ移れます。
春イカが掛かったらロッドを立てて、強烈な走りに耐えてください。
立てるだけで優位が保てるはずなので、走りに負けてロッドを寝かさないようにしましょう。
AbuGarcia (アブガルシア) ソルティーステージプロトタイプ エギング SaltyStageProtoType Egisys XEGS-802UL-ST
アブガルシアブランドから発売中の、柔らかいブランクスに仕上げられているエギングロッドです。
秋イカの数釣りを楽しみたいときに、選んでみてください。
全長は2.43mで、継数は2本。
自重は95gと軽めで、ブランクスのパワーはULのスローテーパーです。
適合するエギサイズは、1.5号から3号まで。
適合するPEラインは、0.4号から0.8号までです。
ショックリーダーラインは、最大で10lb前後でしょうか。
ブランクスのカーボン素材含有率は、100%になります。
実際に手に取ってみると、とても柔らかくしなやかなブランクスに仕上がっている印象です。
小型軽量なエギをキャストしたり、操ったりするのに向いていて、秋イカをフッキングしやすいでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
漁港周りなどの波の落ち着いたエリアで、フォール主体のエギングを展開してください。
係留ロープなどにエギのカンナを引っ掛けないよう、注意してキャストしましょう。
石垣を組んだり、テトラが隣接している場所なら、エギがウツボに巻かれてしまうことがあります。
歯がとても鋭いので、時間をかけてエギを取り外すようにしましょう。
春イカ・秋イカの特徴や釣り方、おすすめのエギングロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
アオリイカの成長は驚くほど早いですから、秋イカを狙っているつもりで冬に入ると、結構大きなサイズが掛かってきたりします。
いつでも春イカの釣り方にシフトできるように、専用ロッドをクルマへ積んでおきしょう。
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