セフィア クリンチ エビシリーズ フラッシュブーストは2023年新発売のエビそっくりなエギ!
アオリイカやコウイカなどをショアからのキャスティングで狙う、エギングゲーム。 そこで使うエギは、イカが捕食している甲殻類、特にエビに似せています。 2023年シマノからリリースさ…
FISHING JAPAN 編集部アオリイカやコウイカをエギングゲームで釣っていると、真っ黒な墨を吐かれることがあります。
このイカスミ、危険を察知して威嚇などを目的に辺り一面を黒くするものですが、実は料理に用いるととても美味しいのです。
特に、イカスミパスタは絶品!
食べるためにイカを釣り、釣り上げたら美味しく食べる方法をマスターしておくと、集中力高めでエギングゲームを楽しめるでしょう。
ここでは、イカの釣り方と調理法についてご紹介します。
目次
イカスミを食べるつもりでゲットするなら、どんなイカを狙えばいいのでしょうか。
そもそも墨を吐く生き物なら、他にも居ます。
そうです、タコです。
実際にタコを釣り上げて墨を吐かせると、ずいぶんサラサラ・シャバシャバしていることが分かります。
これは水中で拡散し、煙幕のように広がることを目的としているからで、襲ってくる魚などから我が身を見えにくくするためでしょう。
あまり粘りの無いタコ墨は、パスタなどに絡まりにくく、料理に向いているとは言い難いかもしれません。
ただ黒いだけの料理なら、ちょっと食欲が湧いてきませんから。
そこでイカスミに立ち戻ります。
アオリイカでもコウイカでも、エギに掛かったら墨を吐きます。
よくよく観察すると、煙幕のような広がり方はしません。
まるでひとつの生き物のように、ゆらゆらと水中を漂う感じになっています。
これは墨を生き物に見せて、攻撃してくる魚の視線を墨に向けさせる効果があります。
その間にピューッと逃げ去ればいいわけで、イカのほうがなかなかに駆け引き上手かもしれません。
そんなイカスミですが、アオリイカとコウイカでは吐き出す量が異なります。
コウイカのほうが、圧倒的に量が多いのです。
となれば、素材として料理に用いるなら、コウイカのイカスミのほうが便利ということに。
エギングで狙うのは、コウイカに絞ってみましょう。
イカスミをゲットするために、コウイカをエギングゲームで狙ってみます。
コウイカが集まっているのは、ボトムが砂地になっているところ。
しかもベイトフィッシュやエビ・カニなどの甲殻類が、数多く生息している場所がおすすめです。
3.5号程度のエギを用意して、キャストするのは漁港内のミオ筋=船が行き来している動線を狙います。
砂に潜っているケースが多いですから、エギをシャクリ続ける必要はなく、着底させて止め置くことが有効です。
そこからゆっくりとラインを引っ張って、エギをボトムでズル引きします。
砂煙が立ち上がる程度のスピードで、時折リールハンドルを止めながら誘いをかけましょう。
コウイカは手が短いので、上手くエギをつかめないことがあります。
バイトを手元で感じても、いきなり強めのフッキングをおこなうのではなく、エギが引っ張られていくのを待ってください。
ロッドティップから垂れ下がっているラインを注視し、それがピーンと張り詰めてから、ロッドを立ててリールハンドルを回し、フッキング動作へ移りましょう。
ランディングが完了したら、イカスミを吐かれる前に、活け締めをおこなってください。
目と目の間にナイフを立てると、ボディ全体が真っ白に変色します。
そうなれば上手く締まった合図で、保管中にイカスミを吐かれるトラブルは防げます。
コウイカを持ち帰って、よく水洗いをしてから、いよいよ調理に入りましょう。
イカスミを上手く取り出して、イカスミパスタを作ります。
注意しなければならないのは、コウイカの体内にイカスミを溜めている墨袋があって、それを破らずに取り出すこと。
包丁を入れる場所や角度を知るには、調理動画をチェックするのがイチバンでしょう。
ゲソや胴体を丁寧にカットしながら、イカスミパスタに加えれば完成です。
イカスミを豊富に持っているコウイカをエギングゲームで釣るのに、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
ショアから狙うなら、接岸してくる秋の終わりぐらいからがベストです。
ロッドは、8ft以上の長さを持つスピニングロッドなら、とても操りやすいでしょう。
リールは、2500番以上のサイズのスピニングリールなら、ドラグを利かしながらランディングに持ち込めます。
ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス AIR AGS 88M-S・R 釣り竿
ダイワのエギング用スピニングロッドでエメラルダスAIRシリーズのうち、8.8ft、Mパワーブランクスのモデルを選択しました。
長さは2.64mで、これならばロングキャストも可能な十分な長さがあります。
この節の数は2つで、収納時の長さは136cmまで短縮可能です。
様々な釣り場に持っていくのに便利な収納サイズだと評価します。
重量は91gと軽量で、先径/元径のサイズも0.9/10.9mmと細身です。
対応するエギのサイズ範囲は、2.5号から4.0号までです。
大げさなエギを使用すると、コウイカがボトムで見つけ易くなる一方で、手が短い場合エギが掴みにくい、もしくは掴み損ねることが考えられます。
そのような事態を防ぐために、2.5号から3.5号の中間サイズのエギを選べば問題ないでしょう。
また、使用するPEラインの号数は、0.5号から1.0号まで対応しています。
このブランクのカーボン含有率は、ほぼ全体である98%となっています。
実際にこのロッドを手に取って使用してみると、軽くてシャープなブランクに仕上がっていると感じます。
イカに対するアタリもしっかり取り込め、ラインメンディングも容易でした。
グリップ部分が細身なので、力がかかってもしっかりと握れ、常に支えながら使用しやすいです。
市販価格は3万円台であり、高級品ならではの価格設定となっています。
ダイワ(DAIWA) スピニング 21 カルディア LT2500S
ダイワから発売中のスピニングリール・カルディアLTシリーズの中から、2500番モデルを選んでみました。
ギア比は5.2対1なので、ハンドル1回転につき73cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは190gです。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m、モノフィラメントラインなら6lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際にフィールドに持ち出して使ってみると、とてもコンパクトで操りやすい印象を持ちました。
ハンドルノブはつまみやすく、シャクリを入れても勝手にハンドルが回ってしまうことはありませんでした。
ラインスラックの巻き取りは素早く、手返しのいいキャストを続けることができます。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
2500番サイズのスピニングリールは、エギングゲーム以外にシーバスゲームやチニングゲーム・ロックフィッシュゲームなどに転用できます。
1台持っておくと重宝するので、おすすめのアイテムといえるでしょう。
コウイカの釣り方やイカスミパスタの作り方、おすすめのエギングゲーム用タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
イカを活け締めする際に、誤って墨袋を破ってしまわないようにしましょう。
墨が漏れてしまうと、イカスミを活用した料理が作れなくなりますし、ロッドやリール・クーラーボックスなどが黒く汚れてしまいます。
必ずビニール袋を用意して、イカを包み込んで保管しておきたいものです。
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