回遊魚って泳ぐのを止めると死ぬってホント?寝るときはどうするの?
回遊魚という言葉をよく耳にしますが、いったいどんな特徴を持った魚なのでしょうか? ずっと泳いでいて寝る状態にならない!というのは、本当なのでしょうか? ここでは、回遊魚の特徴…
FISHING JAPAN 編集部アマダイには、アカアマダイ・シロアマダイ・キアマダイの3種類があって、船釣りのターゲットで人気があるのは、アカアマダイです。
ここでは、アマダイと呼ぶことにして、その特徴や習性・釣り方・食べ方について、詳しくご紹介しましょう。
高級魚として、多くの釣り人に狙われているアマダイとは、いったいどんな魚なのでしょうか?
目次
アマダイ(=ここではアカアマダイのこと)とは、スズキ目アマダイ科に属している海水魚のことです。
身体は。細長いフォルムになっていて、平たいのが特徴です。
頭の部分は、アマダイ特有の額の張り出しがあり、目を角にして角ばったカタチになっています。
アマダイの体色は、鮮やかなピンク色で、お腹側は白いです。
目の下側には、オレンジ色が乗っていて、目の後ろ側に三角形の銀白色斑があります。
側面の中央部分には、赤黄色の横縞が散らばっているのが見られます。
アマダイは、孵化すると1年で19cm程度に、2年で23cm、3年で26cm、4年で30cmに達します。
オスのほうが、大きく成長することが多く、最大で60cm前後になる個体も。
メスのほうは、40cm程度のサイズにとどまります。
アマダイの生息域は、本州中部地域よりも南側で、南シナ海辺りまでに分布しています。
水深20mぐらいから釣れ出し、150mから180mほどの深さの砂泥底に巣穴を掘って生活しています。
巣穴そのものは、単独の個体が活用していますが、アマダイがたくさん集まってきて、周辺一帯に固まって暮らす習性を持っています。
泳ぎ回るときは、行動する範囲か海底から2m程度と、狭い範囲に絞られているのも特徴的です。
アマダイが捕食しているのは、小さなエビ・カニといった甲殻類や、ゴカイ・イソメなどの多毛類になります。
高級食材であるアカアマダイは、かなり相場が高く、京都の料亭では、グジと呼ばれています。
京料理に添えられているグジは、たいへん美味しく、アマダイの人気を支えているひとつといえるかもしれません。
アマダイの産卵時期は、秋から冬にかけてなので、その時期に食べるととても美味しいです。
アマダイの釣り方は、エサ釣りの場合、天秤仕掛けに2本バリで対応することが多いです。
やはりボトムを取って、アマダイの生活圏までエサを運び入れます。
エサには、基本的にオキアミを用いますが、ホタルイカを使うケースもあります。
この辺りは、乗合船の船長さんに任せるのがいいでしょう。
その他の釣り方として、タイラバゲームやオフショアジギングゲームといった、ルアーを用いるアプローチも人気です。
確かにマダイ狙いでタイラバゲームをしていると、ボトムをタイラバで叩くので、アマダイの生活圏を直撃していることに。
特にドテラ流しをしているとき、ひんぱんにアマダイのアタリが発生することがあります。
釣れたらマダイと同じぐらい嬉しいので、アマダイに効くタイラバはないものか?と、カラーバリエーションやスカート・ネクタイのカタチなどにも、こだわってしまいます。
タイラバゲームと同じように、手返しよくボトムを叩けるのが、オフショアジギングゲームです。
重いメタルジグにもかかわらず、アマダイが齧り付いた状態で上がってくることがあります。
アマダイの食べ方についても、深掘りしてみましょう。
旬は、秋から冬を挟んで春ごろまで。
市場にアマダイがたくさん出回る時期は、夏の終わりから冬までですから、少し重なります。
2月になると、市場ではアマダイの姿は見かけなくなります。
アマダイは、柔らかい白身で、甘み・旨味が強く上品な味です。
ただしこの味は、あまり長時間保存できず、品質の劣化が早いことでも知られています。
アマダイの料理として、コブ締めにした状態の刺身が絶品です。
焼き物や蒸し物にも合いますし、大きいサイズのアマダイのほうが美味しいとされています。
京料理なら。西京漬けが最も有名でしょう。
アマダイの身は、やや水っぽくて崩れやすいので、水分を抜いて調理をすることがあります。
味噌漬けや干物に加工すると、甘味が引き立つでしょう。
アマダイをタイラバゲームで釣ってみましょう。
おすすめのロッドとリールについて、詳しくご紹介します。
まずは、ロッドから。
ボトムをじっくり取りたいりので、ドテラ流しアプローチを実践しやすい、細身のベイトロッドを選びましょう。
リールは、ICカウンター付きのベイトリールなら、さまざまに釣りシーンに合わせていけるはずです。
ダイワからリリースされているタイラバゲーム用ベイトロッド・紅牙AIRシリーズのラインナップから、N69HB-MTを選んでみました。
全長は2.06mもあるので、急に魚に引っ張られても、ロッドブランクスで船べりを叩いてしまうようなトラブルは、起きにくいでしょう。
2ピース仕様で、仕舞寸法は163cmに縮まります。
やや長めの仕舞寸法ですから、クルマへの積み込みや積み降ろしの際には、ドアにロッドティップ・ガイドなどを挟まないようにしましょう。
ウエイトは95gしかないので、とても軽く、感度は高めです。
ブランクスの先径/元径は、0.8/9.9mm。
適合するタイラバウエイトは、45gから200gまで。
適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、96.0%に設計されています。
実際に手に取って継いでみると、とても軽くて操りやすく、さまざまなロッドワークに対応できると感じました。
グリップは細身で握りやすく、ガイドは小径でラインが絡まりにくくなっています。
実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
しっかりとボトムまで落とし込んで、地形変化をなぞりながら、アマダイからのアタリを待ちましょう。
ダイワから発売されているICカウンター機能付きベイトリール・紅牙ICシリーズの中から、ローギアードモデルを選んでみました。
ギア比は4.8対1なので、ハンドル1巻きにつき54cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは220g。
ラインキャパは、PEラインなら1.0号を400m巻けます。
ここまでラインストックがスプールにあれば、ドテラ流しを延々続けられるでしょう。
ハンドルの長さは110mmで、ボールベアリングは6個搭載されています。
実際に手に取ってみると、ICカウンターの操作はカンタンで、機能も充実していると感じました。
ハンドルの巻き心地は滑らかそのもので、安定した巻き上げでバイトを誘発することも可能です。
ハンドルノブはつまみやすく、大物が掛かっても、魚とのやり取りをぞんぶんに楽しめるでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
このICカウンターは、なんと10cm単位で水深を教えてくれます。
丁寧なアプローチを実践したい人に、おすすめの1台といえるでしょう。
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