バスってどんな魚なの?生態や釣り方を知ってバス釣りを楽しもう
バスは、大正時代に人の手によって日本に移入された魚です。 芦ノ湖だけに放流されたはずが、現代では日本各地の湖・池・河川などで、バスの姿を見ることができますよ。 どんな生態を持…
FISHING JAPAN 編集部森に囲まれている池へ足を運ぶと、いかにもバスが潜んでいそうなポイントを発見することがあります。
でもそこには、沈木などのヘビーカバーが複雑に居座っていることが・・。
ここでは、ヘビーカバーを上手く攻略して、バスを釣り上げる方法についてご紹介しましょう。
目次
ヘビーカバーとは、釣り場における障害物のことです。
確かにルアーが引っ掛かりやすいので、邪魔かもしれませんが、これが存在するおかげでバスは身を潜めることができます。
ヘビーカバーに隠れているバスは、いったい何が目的なのでしょう?
バスの体側には、複雑な黒の模様が刻まれています。
まさにヘビーカバーが作り出している、複雑さそのもの。
ということは、バスがヘビーカバーと重なると、他の生き物からは見えにくくなるわけです。
小魚やカエル・エビなどが、もし不用意にヘビーカバーに近づいたら・・。
待ってました!とばかりにバスが飛び出してきて、一瞬で捕食してしまうでしょう。
捕食する一歩手前の状態で、待ち構えているバス。
そこまでテンションMAXで出来上がっているのなら、代わりにルアーを放り込んでも一瞬で食い付いてくるはずです。
ヘビーカバー攻略の糸口は、いつもルアーをキャストするのをためらっている自分の気持ちを、前向きなものに切り換えることにあるのです。
ルアーをキャストしなければ、何も始まりませんから。
ヘビーカバーには、さまざまな種類があります。
複雑だけれど、ルアーが意外と引っ掛かりにくいものとして、竹のヘビーカバーに注目してみましょう。
池のそばに背の高い竹林が隣接していたら、上の写真のような状況になっているかもしれません。
よく観察すると、竹が水平に浮いているところと、斜めに水中に刺さっているところがあります。
狙うべきヘビーカバーは、水平に浮いている竹のほうです。
何故この釣り方にしたかというと、ラインを引っ掛けて、そのままの位置をキープしやすいからです。
斜めの竹にラインを引っ掛けても、ルアーの重みで滑ってしまい、最終的には竹から離れてしまうでしょう。
ルアーを竹にぶら下げた状態で、ボトムを取ったり、中層で揺らしたり。
そういう釣り方を繰り返していると、竹そのものが長くて空洞ですから、広範囲のバスに伝わるわけです。
ヘビーカバーという自分有利な場所に、隠れているつもりになっているバスほど、耳もしくは側線に対する刺激に敏感です。
竹の拡散振動を利用して、集まってきたバスを次々に釣り上げてみましょう。
他の木の種類でも同じように実践してみましたが、竹の釣れっぷりにはかないませんでした。
ヘビーカバー攻略のためのおすすめルアーを取り上げてみましょう。
竹と擦れるラインは、太いほうが傷付きにくいです。
ということは、ベイトタックル。
となると、ベイトタックルでも余裕でキャストできるルアーがベストになります。
ボトムまで沈めたり、中層で揺らしたりするなら、①高比重ワームのノーシンカーリグ②ガード付きラバージグ+ワームがおすすめです。
ヘビーカバーの濃さに合わせて、上手く使い分けてみてください。
基本的には、①の高比重ワームが扱いやすいです。
オフセットフックとワームというシンプルな構成なので、ヘビーカバーに強く引っ掛かってしまうトラブルを防げるからです。
ただし、バイトがひんぱんにあるのに乗らないときは、ラバージグ+ワームにシフトするほうが、釣果は伸びるでしょう。
ラバーのボリュームが大きく広がったり、小さく収束したりすると、バスが思わず食い付いてくれるからです。
ガード付きのラバージグは、強めにフッキングする必要がありますから、ラインテンションを張り詰めてからフッキング動作へ移るようにしてください。
ラインがたるんだままだと、フッキングの衝撃で破断してしまう危険性が高まります。
ヘビーカバーで使ってみたくなる、おすすめのベイトロッド&ベイトリールをご紹介しましょう。
ロッドは、Mパワー以上のブランクスを持ったベイトロッドがマッチします。
ガチガチに硬いブランクスだと、正確なキャストが難しくなるので、避けたほうがいいかもしれません。
リールは、16lbから20lb前後のモノフィラメントラインを大量に巻けるベイトリールが合います。
シマノ(SHIMANO) バス ベイトロッド 22 エクスプライド 166M-2 2ピース 2023追加モデル
シマノから発売中のバス釣り用ベイトロッド・エクスプライドシリーズのラインナップから、166M-2を選んでみました。
全長は1.98mと、長過ぎず短過ぎないブランクスに設計されています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は102cmにまで縮まりますから、クルマに積み込む際や取り出す際にとても便利でしょう。
ウエイトは97gと軽めなので、長時間釣りを続けても疲れにくいかもしれません。
ブランクスの先径は、1.8mmです。
適合するルアーウェイトは、7gから21gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lb前後までで、PEラインなら最大3号までです。
グリップの長さは235mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、98.4%になっています。
実際に手に取ってフィールドで使ってみると、とてもしなやかで張りのあるブランクスに仕上がっています。
硬過ぎるという印象はなく、8g前後のルアーなら意図したピンポイントへ送り込みやすいでしょう。
グリップは細身で握りやすく、グリップエンドが長過ぎて身体に接触する!という展開はありませんでした。
心地よくロッドワークを繰り返せる、おすすめの1本といえるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
ガイドフレームがやや小さいですから、木の枝などに接触させて破損しないように心がけましょう。
シマノからリリースされているロープロファイルデザイン型ベイトリール・クラドDCシリーズのラインナップから、201XGを選んでみました。
ギア比は8.5対1なので、ハンドル1巻きにつき93cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは230gです。
スプール寸法は、直径/幅が35/28mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら20lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは45mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際に手に取ってみると、姿勢の低いフォルムですから、手のひらにすっぽり収まってくれました。
シマノオリジナルのDCブレーキを採用しているので、バックラッシュトラブルはほとんど発生しませんでした。
実売価格は2万円台と、とても購入しやすい価格帯に収まっています。
もしDCブレーキを使ったことがないなら、このベイトリールで体験してみてください。
太いモノフィラメントラインとの相性もよく、連続してキャストを繰り出せるでしょう。
ヘビーカバーの特徴や釣り方、おすすめのルアー+ロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
複雑なヘビーカバーほど、引っ掛かってしまう危険性は高まります。
でもそれを恐れていては、自分自身のレコードフィッシュに出会うことは難しいでしょう。
積極的にヘビーカバーへルアーを投入して、丁寧に探ってみるところから始めてください。
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