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カワムツをルアーで釣りたい!実は食べられる川魚【初心者向け】

FISHING JAPAN 編集部

河川や水路でその姿を見かけることの多い、カワムツ。

ルアーを用いれば、意外とカンタンに釣り上げることができます。

どんなアプローチをおこなえばいいのか、カワムツの釣り方について、詳しくご紹介しましょう。

カワムツとは

カワムツとは、コイ目コイ科の淡水魚のことです。

細身で体長15cmから20cmほどにまで成長し、河川や水路などさまざまな場所に生息しています。

能登半島から天竜川水系にかけて、そのエリアから西側の本州・四国・九州エリアで釣ることができます。

流れの緩やかな環境を好み、藻や昆虫・小魚・エビやカニといった甲殻類を食べています。

寿命は3年から4年とされていて、持ち帰って水槽で飼育する人も多いです。

実は食べて美味しい魚なので、釣り上げたら食べるぶんだけ持ち帰ることもおすすめします。

川魚特有の臭みがあるので、ヌメリや内臓・血合い部分をしっかり取り除いて、塩もみしておくと食べやすいでしょう。

唐揚げや天ぷら・塩焼きなどに調理すると、とても美味しいです。

さて、このカワムツの釣り方ですが、水質のキレイな場所を探すようにしてください。

河川の下流域では、どうしても生活排水などが絡むので、上流域へ足を向けましょう。

河川によっては、遊漁料を支払わなければならないケースがあるので、よく調べてから釣りを始めてください。

最寄りの漁協や釣具店・オトリ鮎販売店などで、遊漁券を購入することができます。

釣具店へ立ち寄った際に、鮎釣りや渓流魚釣りの場所も聞いておくと、そういう場所を外して釣り場を選べるでしょう。

おすすめのシチュエーションは、河川が蛇行していて、高低差があまりないところ。

水の流れが緩やかな場所なら、岸際に立って釣りやすく、定着しているカワムツも多いでしょう。

水深は、あまり深くないほうが、釣れる瞬間を見ることができます。

深場と浅場が交わっている、ブレイクラインが続いているのが見える場所なら、カワムツがたくさん潜んでいるかもしれません。

河川の流れの中に足を踏み入れたほうが、ロッドを振り回すスペースを確保できます。

ですから、ウェーディングを実践できる服装を用意することをおすすめします。

胸ぐらいまで水を防げるウェーダーを着込んで、実際はヒザ下ぐらいまでの水没にとどめてください。

川底は滑りやすく、特にゴロタ石が敷き詰められているようにシチュエーションでは、滑って転倒しないように気をつけましょう。

砂底なら、一歩一歩を踏みしめて、摺り足で前進します。

カワムツ釣りで使ってみたいルアーはどれ?

カワムツ釣りで用いるルアーは、金属製のスプーンが適しています。

シルバー系をベースにして、ゴールドやレッド・チャート・ピンク系のカラーを用意しておくと、効果的に釣りを続けられます。

ウエイトは、2g前後のものが扱いやすいでしょう。

キャストするのは、日照が直接当たっていない日陰エリア。

そこを始点にして、日照の当たっているエリアへ引き出してくる感じにすれば、カワムツからも視認しやすい存在となります。

スプーンルアーには、ボディサイズにマッチしたフックが付いていますが、カワムツの口はとても小さいので、フッキングできないことがあります。

そこでフックを交換して、フックアップの向上を図ります。

細軸のシングルフック、できるだけ小さなサイズのものから3種類ほど用意しておけば、釣り場のカワムツに合わせることができるでしょう。

カワムツが食い付いてきたら、リールハンドルを回して巻きアワセをおこないます。

ロッドを煽りながらのフッキングは、すっぽ抜けの原因になりやすいので控えてください。

カワムツ釣りのタックルをチェックしよう!

カワムツ釣りで用いるタックルは、2gのスプーンというウエイトを考えると、スピニングタックルがベターです。

6ft前後の長さにしておけば、狭い水路でも柔軟に対応できるでしょう。

リールは、3lb前後のモノフィラメントラインを100m以上巻けるスピニングリールなら、上手くマッチします。

番手でいえば、1000番から2000番のモデルを選んでみてください。

傍らには必ずランディング用のネットを携行するようにして、掛かったカワムツを素早く確実にすくい上げるようにしましょう。

小さなサイズが釣れたら、そのままリリースしてあげてください。

カワムツの釣り方を分かりやすく解説している動画はこちら

カワムツ釣りに使ってみたくなるおすすめタックルを選んでみた!

それではカワムツ釣りに使ってみたくなる、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、ネイティブトラウト用に作られた、ショートレングスなスピニングロッドが適しています。

ULパワー程度の軟らかいブランクスなら、カワムツのバイトを弾いてしまう展開にはなりにくいでしょう。

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ダイワから発売中の、渓流トラウト用スピニングロッドです。

ULパワーブランクスなので、軽量スプーンルアーを胴に乗せてキャストすることが可能です。

全長は1.68mで、2ピース仕様。

仕舞寸法が87cmにまで縮まりますから、狭い水路などにも持ち込みやすいでしょう。

ウエイトは87gと軽めで、先径/元径は1.1/7.4mmです。

適合するルアーウエイトは、1.5gから7gまで。

適合するモノフィラメントラインは、2lbから6lbまでとなっています。

ブランクスのカーボン素材含有率は、87%です。

実際に手に取って振ってみると、とてもシャープでありながら、曲がり込みもスムーズな印象を持ちました。

サイドハンドキャストによる低い弾道でアプローチしやすく、着水音を抑えられるのが強みです。

カワムツが掛かってからも、身切れをおこしてしまうようなパワフルさはなく、しなやかに曲がって魚を暴れさせないようにコントロールできます。

飛距離も伸びるので、慣れてきたら広範囲を探ることもカンタンにおこなえそうです。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

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ダイワのフリームスLTシリーズの中から、1000番モデルを選んでみました。

ギア比は5.2対1なので、ハンドル1巻きにつき64cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは180gと軽めです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを70m巻けますし、PEラインなら0.4号を130m巻くことが可能です。

ハンドルの長さは40mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取って使ってみると、とてもコンパクトで剛性感があり、カワムツが掛かっても巻き続けて寄せることができるでしょう。

ローターの回転も滑らかで、糸フケを瞬時に回収してくれます。

ドラグレスポンスも良好ですが、カワムツなら締め込んだ状態で対応できるはずです。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。

PEラインをスプールに巻く場合は、ショックリーダーラインをフロロカーボンラインにして、水に沈みやすい状態でアプローチしましょう。

そのほうがスプーンが安定して泳いでくれますし、水面から飛び出してしまうトラブルも抑えられます。

カワムツ釣りを習得して数釣りを楽しもう!

カワムツの特徴や釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

比較的安全な場所でカワムツを狙えるので、子供を連れて釣りにいくのに丁度いいかもしれません。

日照による熱中症の危険が伴ないますから、帽子は必ず被るようにして、水分の補給も忘れないようにしましょう。

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