ナブラ発生!さあ、チャンスと思ってもキャストの前にちょっと待った!ナブラの釣り方を知らないとせっかくの魚を散らします!
海面からたくさんの小魚がピョンピョン飛び出す現象がナブラです。 この行為は、海中の小魚の群れがシイラ、カンパチなどの大型青魚に襲われているために起こります。 当然、海中にはお…
FISHING JAPAN 編集部海を眺めていると、いきなり水面が乱れて沸き立つことがあります。
小魚の群れが水面から飛び出していますから、大型の青物やフィッシュイーターから逃げているのでしょう。
これはボイルではなくナブラ、うまく攻めれば大型魚をゲットできるかもしれませんよ。
目次
ナブラの意味とは、青物やシーバスなどのフィッシュイーターに、水面近くに追い込まれた小魚が飛び出している様子を指しています。
ちなみにボイルとは、フィッシュイーターが水面近くの小魚を捕食している様子を表していますよ。
微妙な違いに感じますが、全く異なる意味・状況を指していますので間違えないようにしてください。
もし、あなたが釣りをしていてナブラに遭遇したら、大型の青物やシーバスなどのフィッシュイーターをゲットするチャンスです。
注意すべき点は、ナブラそのものをルアーで叩かないことです。
「えっ、そこにルアーを届けなきゃ、ナブラを釣ったことにならないんじゃないの?」
そんなふうに判断しても仕方ないのですが、実はナブラをルアーで直撃してしまうと、その着水音や波に魚たちが驚いてしまい、食われている側も食い付いている側も深く沈んでしまうことがあります。
せっかく沸き立ったナブラを、アングラー側からの仕掛けによって鎮静化させてしまうなんて、すごくもったいないですよね。
そこで次のようにアプローチしてみてください。
じっくり観察していると、ナブラはゆっくり移動していますから、移動先目がけてルアーをキャストするのです。
そしてできるだけ表層で誘うようにしてください。
おすすめは、トップウォータープラグやフローティングタイプのミノーでしょうか。
フィッシュイーターの目線が上を向いていますから、ルアーを沈めないことを心がけましょう。
ナブラに付く魚を獲るのにおすすめのルアーをご紹介します。
飛距離の出るフローティングタイプのトップウォータープラグを用意してください。
スリムで重心移動システムを搭載したペンシルベイトでトライすれば、納得の着水点でナブラを攻略できるでしょう。
シマノ(SHIMANO) ルアー コルトスナイパー ロックスプラッシュ 140F AR-C OT-140Q 001 キョウリンイワシ
シマノのコルトスナイパーシリーズは、着水してから操作しやすいルアーが多いのが特徴です。
このロックスプラッシュ140F AR-Cも、目を見張るような飛距離を稼いでくれますし、そんな離れた沖合いでもロッドワークにしっかり追従しアクションを繰り出してくれますよ。
ただ飛ぶだけのルアーが蔓延していますから、遠くで仕事をこなしてくれるコルトスナイパーシリーズをぜひ試してみましょう。
フローティングのスプラッシャーやポッパータイプも、ナブラを攻略するのに適しています。
ルアー着水後に効果的なスプラッシュを撒き散らすことで、ルアーの位置をフィッシュイーターに知らせることができますよ。
遠投性能に長けていますので、ロングキャストを繰り返しながら誘うようにしましょう。
ダイワ(DAIWA) モアザン バーストアッパー 140mm F ラトリンゴールドレインボー ルアー
スプラッシャーという表現を、とても懐かしく感じる人がいるかもしれません。
ショアから青物キャスティングゲームの黎明期には、さまざまなルアーが開発され、フィールドで試されました。
ルアーの頭部、口に当たる部分をナナメにカットして、鼻先を突き出しアゴを引っ込めるデザインが釣具店に並んだとき、これってどう使うの?と真剣に悩んだものです。
ショアから沖合いにかけては常に水が動いていますから、それを的確につかんではスルリと受け流せる形状がコレなんだ!と気づくまで、ずいぶんと時間がかかりました。
現在では多くのメーカーから、この形状のルアーがリリースされていますから、使用方法もきちんと伝えられています。
ネットで検索するだけで調べることができますから、もうスプラッシャーで悩む人はいないでしょう。
あとはきっちり使いこなすだけ、そればかりはネットで済ますことはできませんよ。
ライトショアジギングで使うメタルジグも、ナブラに届くルアーとして活用できます。
ただし、表層で誘うには早巻きするしかないので、バイトチャンスが減ってしまう恐れがあります。
数回メタルジグでアプローチしてみて、バイトに至らないときはすぐに遠投できるフローティングルアーに切り替えるようにしましょう。
JACKALL(ジャッカル) メタルジグ ビッグバッカー JIG 30g ブルピン/グロードット
このビッグバッカージグには、30グラム前後の軽いウエイトのものがラインナップされています。
当然フォールするのがゆっくりですから、飛距離は稼ぎつつも誘いはかけやすいでしょう。
ナブラを飛び越えた側に着水させて、すぐにロッドを立てて早巻きをしてください。
水面近くを通すことができたら、バイトに結び付くかもしれませんよ。
あまり沈め過ぎると、青物やシーバスの視野から外れてしまうケースがあります。
きっちり引っ張って表層目がけて浮かせながら、手返しよくキャストを繰り返せば、釣れる確率は高まるでしょう。
もし、バイトがあるのにバレるようなら、フロントアイにアシストフックをもうひとつ追加してください。
その際ハリスに当たる部分の長さは、2本とも異なるようにしてフックをズラします。
すっぽ抜けが減って、ゲットできる魚の数が増えるはずです。
ナブラ発生!さあ、チャンスと思ってもキャストの前にちょっと待った!ナブラの釣り方を知らないとせっかくの魚を散らします!
海面からたくさんの小魚がピョンピョン飛び出す現象がナブラです。 この行為は、海中の小魚の群れがシイラ、カンパチなどの大型青魚に襲われているために起こります。 当然、海中にはお…
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