初夏はニゴイの季節!習性や釣り方+食べ方を知りたい!
河川の流れの中にコイらしき姿を見つけることがあります。 止水域を好む魚なのに珍しいな!と眺めていると、ずいぶん口が尖っている様子。 どうやらコイではなく、ニゴイのようです。 …
FISHING JAPAN 編集部穴釣りやロックフィッシュゲームをおこなうと、クロソイそっくりの魚が釣れることがあります。
その名は、タケノコメバル。
目の周りの造形が異なるので、見分けがつくこの魚の習性や釣り方・食べ方について、深掘りしてみましょう。
目次
タケノコメバルとは、スズキ目メバル科の海水魚のことで、カサゴやアイナメ・キジハタなどのロックフィッシュの一種です。
なのでテトラを組んだ波消しブロック帯や、岩礁帯で釣ることができます。
地方における別の呼び名は、ベッコウゾイ・ハチメ・ベッコーゾイ・ベッコウズイ・ガクメバル・ガアフクなど。
タケノコメバルの体色は、やや黄色がかった茶褐色になっています。
孵化して間もないころからの若魚は、より一層黄色が強く感じます。
目からエラブタにかけて、暗色斑が並んでいて、各ヒレには黒色斑があります。
これらの斑紋は、タケノコメバル個々によって差があり、成長に伴なって変わっていきます。
タケノコメバルの体長は、20cm前後のものがよく釣れますが、最大で45cm程度にまで成長します。
その表皮は、分厚くて硬く、ウロコも硬いです。
タケノコメバルの外観は、同じロックフィッシュのクロソイに似ています。
ただし、タケノコメバルの涙骨にはトゲがありませんし、目の周りに窪みはないので、見分けられるでしょう。
クロソイよりも口先が尖っていて、両目の間隔が広いのが、タケノコメバルです。
タケノコメバルの生息域は、北海道地方の南から九州地方まで、各地の浅瀬の岩礁域に分布しています。
捕食対象は、魚類・エビやカニといった甲殻類・ゴカイやイソメの多毛類などです。
エサ釣りはもちろん、ルアー釣りでも誘い食わせることができます。
よく釣れる時期は、水温の上がる初夏から秋にかけて。
定置網や刺し網の漁でも獲れますが、個体数が少ないので水揚げ量は多くはありません。
春先のタケノコが芽を出す時期に、美味しい旬を迎えることから、タケノコメバルと呼ばれるようになったという説があります。
実際に釣って各季節に食べてみたのですが、どの季節でも美味しいと感じました。
タケノコメバルの釣り方は、カサゴやアイナメ・クロソイを釣るのと同じ、ロックフィッシュゲームアプローチで釣ることができます。
防波堤周りなら、テトラの穴釣り。
岩礁帯周りなら、フリーリグなどのワームリグで、ホグ系ワームやシャッドテール系ワームを使ってみましょう。
エサ釣りの場合は、ブラクリ仕掛けにサバの皮付き切り身を装着して、穴釣りを実践してみてください。
どの釣り方でも、太いモノフィラメントラインをリールに巻いておくと、根ズレ対策になります。
糸ヨレトラブルを克服したければ、ベイトリールをロッドに装着する、ベイトタックルがおすすめ。
具体的には、20lb前後のモノフィラメントラインをベイトリール巻いておくと、根ズレでカンタンに破断してしまうことはなくなるでしょう。
釣り上げたタケノコメバルをさばいてみると、透明な白身でとても美味しそうに見えます。
表皮は硬めで、身は柔らかいので、刺身で食べたら絶品の味でした。
独特の甘みがあり、肝も美味しく食べられます。
肝醤油にして、刺身に付けて食べてみましょう。
タケノコメバルの食べ方として、身に火を通す煮付けもおすすめです。
身が硬く締まってしまいますが、塩焼きにしても美味しいでしょう。
タケノコメバルのアラからは、良い出汁が取れるので、鍋物や汁物にもしてみましょう。
しゃぶしゃぶにも向いていて、さっと湯にタケノコメバルの身をくぐらせると、旨味と甘みを味わうことができます。
タケノコメバルをロックフィッシュゲームスタイルで釣るのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、張りがあって感度の高いベイトロッドがマッチします。
MパワーからHパワー程度のブランクスを持った、7ft前後のものが扱いやすいかもしれません。
リールは、20lb前後のモノフィラメントラインをたっぷり巻けるベイトリールがいいでしょう。
スプールにPEラインを巻くつもりなら、1.5号から3号程度のものにショックリーダーラインを結んでください。
ショックリーダーラインは、30lb前後あれば根ズレ対策になります。
シマノ(SHIMANO) 19 ソルティーアドバンス ロックフィッシュ B76M
シマノからリリースされているロックフィッシュゲーム用ベイトロッド・ソルティーアドバンスシリーズのラインナップから、ロックフィッシュB76Mを選んでみました。
全長は2.29mと、長めブランクスでロングキャストに向いています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は118.2cmにまで縮まります。
ウエイトは132gで、ブランクスの先径は2.0mm。
適合するルアーウェイトは、8gから32gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら16lb前後まで、PEラインなら1.5号前後まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、85.1%になっています。
実際に手に取ってみると、とても張りと感度のあるブランクスに仕上がっていると感じました。
グリップはスリムで握りやすく、ロッドワークを繰り出しやすいでしょう。
タケノコメバルを掛けてロッドを曲げると、負荷に対してブランクス全体が弧を描いてくれます。
そのまま時間を経過させれば、水面まで浮かせるのがとてもカンタンでした。
実売価格は9千円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。
シーバスゲームやチニングゲームにも転用できそうですから、1本持っておくと便利でしょう。
シマノのロープロファイルデザイン型ベイトリール・バンタムシリーズのラインナップから、ノーマルギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき68cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、スプール寸法は直径/幅が、35/19mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ウエイトは215gで、ハンドルの長さは42mm。
ボールベアリングは、8個搭載されています。
実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで扱いやすい印象を持ちました。
ボディフレームがカチッとしていて、剛性感は高いです。
クラッチの切れ・つながりもスムーズなので、どんどんキャストを繰り返していくのに適しています。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
バンタムシリーズには、このノーマルギアモデルの他に、ハイギア・エクストラハイギア仕様が用意されています。
キャストしたワームリグを素早く回収したいなら、ギア比の高いタイプを選んでみるのもいいかもしれません。
ただ巻きリトリーブをスローに展開したいなら、ノーマルギアモデルがおすすめです。
タケノコメバルの特徴や習性・ロックフィッシュゲームアプローチによる釣り方・美味しい食べ方や、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ロックフィッシュゲームを実践していると、結構ひんぱんに食い付いてくる印象のある、タケノコメバル。
釣って楽しく、食べて美味しい魚なので、積極的に狙ってみるのも面白いでしょう。
ホグ系ワームのフリーリグを、ボトムの地形変化に引っ掛けて置いてみると、よく反応してきます。
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