釣り場の遠景写真

真夏のカバーゲーム特集!バス・雷魚・ナマズをどんなふうに釣ればいいの?

FISHING JAPAN 編集部

藻や水草が水面をほとんど覆っている状態でも、釣りは成立します。

そんな淡水エリアのカバーゲームを実践するのに、真夏はベストシーズンといえるでしょう。

ここでは、カバーゲームの釣り方やおすすめルアー&タックルを、分かりやすくご紹介します。

カバーゲームができる場所を探そう!

カバーゲームとは、水面を覆う藻や水草の下に潜んでいる魚をターゲットにする釣りのことです。

主に淡水エリアでおこなわれていて、対象魚は、バス・雷魚・ナマズがメインになります。

昔は池に出向けば、ホテイアオイやヒシモに覆われた水面が混在していたのですが、最近ではめっきり見かけなくなりました。

それでも水面を覆っている藻や水草を見つけなければ、カバーゲームを始めることができません。

そういうカバーの下には、とてつもなく大きなサイズの魚が潜んでいることが多いのです。

自分のテリトリーを確保する習性を持つ魚なら、捕食パターンが確立される場所ですから、より一層大きく育つのかもしれません。

それでは具体的に、カバーゲームのできる場所をピックアップしてみましょう。

視点を池から河川へ向けてください。

しかも流れの強い本流ではなく、緩やかな支流へ足を運びましょう。

支流には、もっと小規模な水路がいくつも流れ込んでいます。

この水路を、積極的にチェックしましょう。

水路の幅は、小さければ2mを下回るようなところが存在します。

水深も30cmほどなので、まさかこんな場所に魚はいないだろうと思いがち。

でもよくよく見てみると、水面には藻や水草が生い茂っていて、水面が見えなくなっているところも。

まさにカバーゲームにマッチしたシチュエーションといえるのではないでしょうか。

辺りを見回しても、誰も釣りをしている人はいません。

もし水路で魚が釣れたなら、ほぼ独占状態で釣りを楽しめることになります。

それでは早速、水路でカバーゲームを始めてみましょう。

用意するルアーは、中空構造のフロッグから。

フックがお腹側から上向きに付いていて、ボディの膨らみでハリ先をガードしているので、カンタンに根掛かりしてしまう展開にはなりません。

水路自体が狭いので、ロングキャストする必要はなく、ピッチングなどのショートキャストでアプローチしましょう。

藻や水草の上に中空フロッグを落とし、少しずつ動かしながら、水面が見えている場所へ到達させてください。

水草と水草の間にある水面に、中空フロッグを浸すことができれば、それでOKです。

しばらくそのままにして、時折ラインを引っ張ってルアーと周囲の水草を揺らせば、魚のほうから接近してくるでしょう。

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カバーゲームにマッチするエラストマー素材ルアー!

カバーゲームには、浮力の高いエラストマー素材のルアーが活躍してくれます。

ティムコからリリースされている野良ネズミシリーズなら、さまざまなサイズ・ウエイトのタイプから選ぶことができます。

オフセットフックを装着するだけで、そのままキャストしてカバーゲームを始められる手軽さが人気の秘密でしょう。

野良ネズミ マグナムなら、ウエイトが10gもあるので、オフセットフックを付けてベイトタックルでキャストが可能です。

カバーの隙間に落ちたら、しばらく静止。

長く伸びたシッポが、絶妙に誘いをかけて魚を惹き付けてくれるはずです。

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高比重ワームもカバーゲームで大活躍!

カバーゲームには、高比重ワームのノーシンカーリグもマッチします。

いわゆるバックスライドセッティングでアプローチできる高比重ワームなら、ほとんどのカバーを攻略できるのではないでしょうか。

キャストして藻や水草の上に落とし、動かして隙間の水面に着水させます。

そこからラインを送って、隙間の中に落とし込んでいくのです。

高比重素材だから水面に浮かぶことはありませんが、カバーを縫ってその下側をスライドフォールできれば、魚をバイトに持ち込めるのではないでしょうか。

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カバーゲームを実践するのにおすすめのタックルを選んでみた!

水路でのカバーゲームをおこなうのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、MHパワー以上のブランクスを持った、ベイトロッドが合います。

リールは、16lb以上のモノフィラメントラインを豊富に巻けるベイトリールがいいでしょう。

シマノ(SHIMANO) バスロッド ポイズンアドレナ ベイト 166H クイックレスポンス 岬周り 垂直岩盤 テクニカルレングス ジグ

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シマノからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・ポイズンアドレナシリーズの中から、166Hを選んでみました。

全長は1.98mなので、長くもなく短くもなく、とても扱いやすいレングスに設計されています。

レギュラーファストアクションで、1ピース仕様。

ウエイトは、105gととても軽くなっています。

これなら一日中振り続けても、さほど疲れを感じてしまう展開にはなりにくいでしょう。

ブランクスの先径は1.9mmで、適合するルアーウエイトは12gから42gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから25lbまでです。

PEラインなら、最大5号まで巻けます。

ブランクスのカーボン素材含有率は、100%に設計されています。

実際に手に取って振ってみましたが、とても軽くて張りのあるブランクスに仕上がっている印象を持ちました。

グリップは握りやすく、感度はとても高いです。

ガイドは、全て小径のものが使われていて、キャストの際にラインが絡まりにくくなっています。

実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。

Hパワーブランクスなので、リフトする際のパワーがハンパなく強く、カバーゲーム用として柔軟に対応できるおすすめの1本といえそうです。

硬過ぎて魚のバイトを弾いてしまうような、扱いにくい面は何も感じられませんでした。

ダイワ(DAIWA) ベイトリール 19 タトゥーラ TW 100XH(2019モデル)

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人気の高いダイワのロープロファイルデザイン系ベイトリール・タトゥーラTWシリーズの中から、100番サイズのエクストラハイギア仕様のものを選んでみました。

ギア比は8.1対1ですから、ハンドル1回転につき86cmのラインを回収することができるようになっています。

ウエイトは195gなので、とても軽くて、手首やヒジ・肩などに負担がかかってしまうような感じにはなりにくいでしょう。

最大ドラグ力は5kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら16lbを100m巻くことができます。

ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。

実際にこのベイトリールをフィールドで使ってみると、バックラッシュトラブルはほとんど無く、飛距離をしっかり伸ばしてくれます。

巻き心地も滑らかなので、リトリーブするのはもちろん、カバーから引き離す巻き取りもおこなえます。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

中空フロッグルアー・エラストマー素材ルアー・高比重ワームそれぞれに対して、キャストしやすいベイトリールに作られています。

16lbから20lb程度のモノフィラメントラインをスプールに巻いておけば、アプローチしやすいセッティングといえるのではないでしょうか。

カバーゲームをマスターしてビッグフィッシュを釣り上げよう!

カバーゲームの特徴や釣り方、おすすめのルアーやタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

池から水路へと目を転じてみれば、まだまだカバーゲームを楽しめる場所はたくさんあります。

ただし、水路は灌漑用なので、田畑に水を引っ張るのが本来の目的。

釣りのために足を踏み入れて、水路の土手などを崩したり壊したりしないように、じゅうぶん注意してください。

釣りを始める前は、必ず農家さんにひと声かけてから、ルアーをキャストするようにしたいものです。

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