ノイジーってどんなルアーなの?特徴やおすすめルアーをピックアップ
バス釣り用のルアーには、たくさんの種類が存在します。
中でも使って楽しいのが、トップウォーターカテゴリーのノイジー。
いったいどんなルアーなのか、その特徴やおすすめアイテムをご紹介しましょう。
「ノイズって言葉から派生したのかな?」
その通り!動かすと、なかなか騒がしい個性派なのです。
ノイジーとは
ノイジーとは、バス釣りに使われるルアーのことで、トップウォーターのカテゴリーに含まれます。
ということは、水面に浮いて漂うタイプですね。
外観は、ボリューム感のある丸っこいものが多く、そのボディにさまざまなパーツが付いていますよ。
代表的なパーツは羽根、それからカップ。
ブレードやプロペラも、音や水飛沫を発する有効なパーツといえるでしょう。
たくさんのアトラクターが集まって、ノイジーを作り上げているわけです。
それらパーツには、どのような効果があるのか、ひとつずつチェックしてみましょう。
まずは、羽根から。
金属で出来ているものや、軽い樹脂で出来ているものなどがあります。
ルアーの左右両脇から伸びていて、開閉する仕組みも持っていますよ。
なのでキャストの際、空気抵抗をかわすように羽根を折り畳み、着水と同時に左右へ広がる仕組みです。
最初にこれを考え着いたのは、アメリカ人。
じっくりと自然観察をして、水面に足を滑らせて落ちた昆虫などを見つけたのでしょうか。
バタバタと水面でもがく昆虫が、一瞬でバスに食べられたのを目の当たりにしたら、それを何とかルアーに取り込めないものか試行錯誤を繰り返したはずです。
そうやって完成した羽根付きルアー=ノイジーというコンセプトは、今もなおアングラーとバスを魅了し続けているのです。
ノイジーに取り付けられたカップに注目!
ノイジーに使われているパーツ、もうひとつは、カップです。
こちらも金属製のものや、樹脂製のものなどさまざま。
ルアーのフロント部分に取り付けられていて、リトリーブの進行方向から水が当たるような形になっていますよ。
そのままカップで水を受け続けると前進できませんから、ボティごと左右に傾けて、水を逃がす動きが発生します。
これが連続して起こるので、メリハリのあるキビキビしたアクションを生み出すのです。
当然アクションするたびに水飛沫が上がりますし、ポコポコと空気を含んだ連続音も響き渡ることに。
それらに気づいたバスが、そのまま放っておくはずがないでしょう。
このカップ付きノイジーの歴史は古く、なんと第二次世界大戦以前から作られていました。
戦時中は金属物資が減ってしまったので、代わりに樹脂製のカップが取り付けられたというエピソードも残っています。
ノイジーを用いた釣り方をチェック!
ノイジーを駆使したバスの釣り方は、とてもシンプルです。
ラインにルアーを結んでキャスト、着水したらただ巻きをするだけ。
これでバスがカンタンに釣れてしまいます。
特にロッドワークを加える必要はありませんから、ひたすらキャストを繰り返してください。
ただし、ノイジーをキャストする場所が重要です。
岸際オンリーにならないように、沖合いのボトムに存在する地形変化の真上を、丁寧になぞって欲しいのです。
ボトムの地形変化は、ラインにオモリのみを結んでキャストし、ズル引きをするとカンタンに把握できるでしょう。
その他シンキング仕様のバイブレーションルアーでも、リフト&フォールを繰り返しながら、地形変化を探れます。
そしてノイジーを投入するのですが、リトリーブスピードを変えずに一定することが、無防備感を表現していることにつながり、バイトを誘発できます。
おすすめのノイジールアーをピックアップ!
それではバス釣りに効果的な、おすすめのノイジーを取り上げてみましょう。
まずは、羽根付きタイプから。
大きなサイズのものから、極小サイズのものまで、釣具店には並んでいますよ。
カラーバリエーションも多いので、ひとつ選ぶのがたいへんですよね。
アメリカ発のトップウォータールアー・ジッターバグが、カップタイプのノイジーを代表ことは、多くのアングラーが知っているでしょう。
とても扱いやすくてよく釣れるとの評価があり、さまざまなサイズ・カラーから選べるようになっています。
ベイトタックルでキャストできるので、太いラインが使えますよ。
ラインが太ければ、カバーのそばへキャストしてバイトされても、ラインが擦れることを不安に感じなくて済みます。
対象魚がバスであってもナマズであっても、岩やコンクリートのそばで釣りを展開するケースは多々ありますから、太いラインと相性のいいジッターバグは、それだけでアングラーの高い支持を受けるに値するわけです。
カップが水と空気を含んだときの、カポカポという音は独特で、とても愛らしく聞こえることも。
かなり広範囲に響き渡る音ですし、等間隔に刻みながら発生しますから、バスにとって威嚇攻撃をしたくなる対象かもしれません。
餌っぽく見える要素も含んでいるので、ルアーとしての完成度はかなり高いといえます。
実際にキャストしてみると、着水音は静かに抑えやすく、静止するとやや前傾姿勢で浮いたままに。
その姿も無防備そのものですから、バスが襲いたくなる理由をじゅうぶん含んでいるでしょう。
実売価格は千円台と、とてもリーズナブルな価格帯になっています。
もしタックルボックスにこのノイジーが入っていないようなら、1つは必ず持っておきたい逸品です。
クレイジークローラーは、羽根モノと呼ばれるトップウォータールアーです。
水を攪拌させながら泳ぐので、結構大き目の音を発生させますから、ノイジーの仲間に入れていいでしょう。
サイズ・カラーともにバリエーションが多く、そのどれもが高い釣果実績を残していますよ。
キャストの際に金属製のウイングパーツ=羽根を畳み、空気抵抗を逃がしながら飛距離を伸ばせるように作られています。
水面に着水した後は、羽根が左右に大きく開いて水をしっかりと受け止めつつ、後方へ逃がします。
その際にボディを、まるでクロールを泳ぐがごとく交互にひねるので、クローラーと名付けられているのです。
実際に使ってみると、コンパクトなボディサイズの割りには、水を攪拌する範囲が広くて強く、それに気づいたフィッシュイーターたちが一気に接近してきますよ。
そのままクロールを続けるもよし、立ち止まって水面で待ち構えるもよし。
豪快なバイトからの魚とのやり取りには、興奮を覚えずにはいられません。
パッケージから出して使おうとすると、ときどき羽根の開きがスムーズに動かないものがあります。
羽根パーツの付け根の樹脂を、軽く削って調整しながら、泳ぎっぷりを確認してみてください。
自ら手を加えるほどに、愛着の湧くノイジーとなっていくでしょう。
実売価格は千円台と、とても安い価格帯に収まっています。
オールドモデルは価格が跳ね上がっているケースがあるので、現行モデルから使うことをおすすめします。
ビッグバドは、一見クランクベイトに見えてしまうノイジーです。
大きなリップがフロント部分に付いていますが、これは水中に潜るためのものではなく、最後尾にぶら下がっているコロラドブレードを左右に振らすためのもの。
このブレードが水を攪拌しつつ、ボディ後部との干渉音を鳴り響かせるので、ノイジーの仲間といえるのです。
キャスタビリティは高いので、こちらもベイトタックル+太いラインで操ることが可能です。
ヘッドを下げつつも、お尻部分は水面の上にあることで、強い引き波を起こしてバスやナマズを呼び込んでくれるでしょう。
フックがもう少し大きいサイズなら、フッキング率はアップするはずなのですが、これ以上大きくすると前後のフック同士が絡んでしまいます。
ギリギリの選択をしたフックサイズといえそうですね。
実際にフィールドでキャストしてみると、音が凄く大きいことに気づきます。
カシャカシャと金属音も含みながら響き渡るので、かなり水深のある深い層からも魚を呼び寄せることができますよ。
特に周囲が岩盤なら、音の反響が凄まじいので、呼び寄せ効果は倍増します。
リザーバーのインレット付近で、このビッグバドがよく用いられて好釣果につながるのは、反響音のおかげかもしれませんね。
実売価格は千円台と、とても低価格に設定されています。
白や黒などのベーシックなカラーから選べるようになっているのも、とても嬉しいですね。
ノイジーを使いこなしてビッグバスを釣り上げよう!
ノイジーの特徴や各パーツの詳細、おすすめのルアーを取り上げましたが、いかがでしたか?
自分好みのノイジールアーを選んで、トップウォーターの釣りを楽しみましょう!
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